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【農業現場】外国人スタッフとして日本で働くリアル、の映像話

こんにちは、
地域と農のブランディングデザイナー江藤です。

前回からの続きです。

この記事では
日本の農業現場で働く外国人のリアル
お届けする下の動画を観ながら、話せる範囲で
”映像制作マインド”についてを副音声的に少し
おしゃべりできたらと思います。

※この記事は多分”役に立つ”記事ではなく、むしろちょっとポエミーになるかもしれませんが軽い気持ちでお付き合いいただけたら嬉しいです。


動画はこちら


以下URLから、
日本の農業現場で働く外国人のリアルを
ご覧いただけます。

「【English】 Working Site in Japanese Agriculture /日本の農業で働く現場を知るビデオ」|一般社団法人全国農業会議所様アカウント

-この記事を読む前に…前提の紹介

◆現地でのインド人向けセミナー説明会
 およびYouTube公開用のための映像です
◆英語ナレーションですが画だけ観ても◎
◆インタビューは日本語。インタビューではセミナー会場用に、字幕が特別大きく表示されています。
◆その他
・動画タイム:14分31秒
・撮影データ:1340ファイル
 動画使用データ:約170ファイル
・動画制作ディレクションから弊社で一括担当
・各種投稿にあたり許可をいただいています
 (ありがとうございます)



scene1:仕事に向き合う「姿勢」を捉える

働く人の所作や表情は
姿勢や思想が表れる


私はこれまで16年間、農業界でも国内外含めたくさんの生産者さんにお話を伺ったり現場や商品を体験させていただいてきました。
この間ずっと得た知見や知識をきちんと捉えたい
想いでこれまで制作に向き合ってきました。
そしてそれは、今回も例外ではありませんでした。

[クリック]この場面を動画で観る
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人は普段から「無意識」の状態が95%前後で生きているので身体に染み付いた作業は無意識状態でできてしまうそうです。

だから無意識と無意識の間に現れる”意識が立った瞬間の姿”は、視聴者さんの「無意識」に訴求できることを、個人的にとても信じています。

その一瞬一瞬を大切に切り取りました。

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scene2:「誇り」に感じてもらうために

”未知の外国に出稼ぎに行く”のは、ご本人もご家族も、そして受け入れる側も、相当な覚悟が必要ではないでしょうか。

でもYouTubeを通してご家族や親しい人たちが自分の働いている姿を見られれば、その成長に安心と喜びを感じてくれるかもしれません。
また、日本のお手本となり、より頼りにされるのではないでしょうか。

そんな、そこで生まれる双方の良質なクチコミが当事業への貢献へと繋がるよう、光やアングルなどを工夫し、その姿を捉えました。

後光が差した下からのアングル
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前ボケと全景
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姿勢を感じる背中
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管理も自分ら
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scene3:キャリアを「技術」で育てる

このフォークリフトでの積み下ろしは、
何度も練習を重ねたと思われる作業です。

特に下の動画がわかりやすいのですが、あの際々(きわきわ)に積み重ねるのは高い操縦技術が必要な作業ではないでしょうか。

農業はうっかり見逃してしまいそうな高い技術が実はたくさん詰め込まれています。それを多くの方々に知っていただきたくて入れた、実は重要度の高いカットです。

下ろす作業
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積む作業
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scene4:信頼構築への「姿勢」

動画内のインタビューで「日本人と遜色のない働きをしていただいている」と語られているように、お互いに言葉や文化の違いを受け入れながら働く姿勢が動画の中で随所に現れています。

やはり外国で働くことは、不安で、心配です。
でもお互いに歩み寄り折り合いをつけながら、
共に進んでいく日常の「一瞬」を切り取ることで、
安心していただけたらと思っています。

わかりやすいジェスチャー
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役割分担
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共同作業
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一瞬のニヤリ
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休憩時間
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「自分で考えてやるからいいですよね」
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「一番頑張っていただいた方だと思ってます」
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めちゃくちゃ楽しそう
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scene5:「飽き」のこない工夫

ちょっと視聴疲れしやすそうなタイミングに、「食欲で目を覚ましてもらおうカット」を挿入してみました。おいしそう

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scene6:「良い表情集」をつくるように

「人は説得では動かず”納得”で動く」と
よく言われます。

”納得して行動してもらう”ためには左脳より右脳に働きかける必要があるのですが、それを実現するひとつの策として”いかに「良い表情」を集めるか”を裏テーマに置いて編集をしました。

被写体となる人物の表情は、取材班との関係性が顕著に出るものです。
視聴者は被写体の表情を敏感に察知します。そのため私たちは取材先の皆様に対し、興味を持ち誠実に向き合う姿勢が大切だと考えています。

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休憩中のみなさん
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併設直売所は地域の心の拠り所に
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休憩室で
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この動画について。

この動画は、農業界での深い歴史と専門知識/知見を持った全国農業会議所様の担当部署の皆様はじめ、特定技能制度の先生方や関連企業様などの下、制作されています。
「特定技能制度」は、数年後に大きな改正も控えた、日本の人材不足解消対策のひとつです。皆様はそれを国内外の農業分野の現場で支え、事業拡大の足がかりを自らの足で精力的に国内外で推進されていらっしゃいます。

この事業に関わり、私自身農業界に16年ほど携わってきてもなお新しい発見が多く、たくさん学ばせていただきました。そんな中皆様の細かなご対応に私自身助けられつつ今回スムーズに制作させていただきました。ありがとうございました。

特定技能制度にご興味ある方は、ぜひこの記事の最下部の「参考リンクURL」欄をご参照ください。

またこの動画は2024年8月末のインドでの現地セミナーにて日本で働くことをインド人に訴求するために使用されました。今後も別国にて現地セミナーが開催されるかもしれないので、外国人採用にご興味のある国内農業関係者様は以下サイトを随時チェックしてくださいませ。

▼「農業分野特定技能 支援サイト」(農水省)


また今回、映像チームとしてのディレクションから制作にあたり、いつものコトリコ映像チームを組み遂行しました。今回も撮影からモーショングラフィックス、品質担保まわりはジーン近藤さんにお願いしています。

そしてとても個人的な話ではありますが、今回、偶然にも自分の意外なキャリアが活かせた制作となりました。

そもそも農業への理解がなかったらきっとこの事業は理解しづらく、また今回経営者さんとして/スタッフさんとしての言葉のどこに重みがあるかなども把握できなかったと思います。
そのほか、かつての製造現場仕事の経験や、独立した後からのアジア圏と南米の他言語を扱う仕事経験、最近の英語学習、国家資格キャリアコンサルタントとして得た知識などは大いに役立ちました。

あとは、この動画が多くの方々の心に届くよう
祈るだけです!


▼動画URLを再掲します。ぜひご覧ください!


参考リンクURL

▼このnoteの前編的記事はこちらから!
【農業現場】外国人スタッフが日本で働くリアル

▼特定技能事業に関するリンク集

特定技能 ガイドブック(PDF)|出入国在留管理庁
在留資格「特定技能」について (農業分野)|農水省
農業分野特定技能支援サイト|農水省
日本語能力試験 JLPT|国際交流基金/日本国際教育支援協会
JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テスト|国際交流基金
外国人材受入総合支援事業|全国農業会議所
農業技能実習評価試験のご案内|全国農業会議所

動画再生リストURL
外国人材の受入れ制度(技能実習・特定技能)|全国農業会議所

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
地域と農のブランディングデザイナー、コトリコ江藤でした。


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