2024/06/29(下-p.201)#50

メガネを新調して一週間ほどが経つ。手元が見えづらくなって(老眼のはじまり)、視力の落としたメガネを室内用として一本作ったのだが、これがすこぶる快適で読書も捗るというものである。さいきん一冊の本に集中できなかったり、noteが億劫になっていたりしたのも、眼が疲れてしまっていたからで、新しいメガネを手に入れたいま、また以前のようにモリモリ読んでモリモリ書いていけたらいい。

『魔の山(下)』を読みすすめる。上巻はチビチビ読んでいたが、目の調子も良くグワっと読みつづけたら心地よくなって良い調子ですすむ。読書!という状態に久しぶりに浸る。ショーシャ夫人もヨーアヒムも、やってきたティーナッペル叔父も去ってしまった。残っているのは面倒くさいセテブムリーニ氏と、さらに厄介な新キャラ、ナフタくらいで、もうこれ救いようがなくて、ここから脱け出すのは容易ではあるまい。病と堕落、怠惰。快適すぎる。

朝、起きてきた妻から昨日のレクリエーション(飲み会)の話などを聞き、僕からは子のようすなどを伝える。家事に仕事に子育てと日々忙しくしていると、妻と落ち着いて話す機会に乏しくつい忘れがちで後回しになる。こういう意見交換や他愛のない会話というものも、ときには必要だなと改めておもう。ハンス・カストルプではないが、会話し意見を闘わせるのは何よりも愉しい。議論の誘惑。妻とはべつに闘っていないけれど。いやときどきは闘うけれど。

子を伴って図書館のおはなし会へ行く。月末だからてっきり第四土曜日かとおもっていたら勘違いで第五土曜日であった。てっきり小さい子向けの会だとおもっていたのが一週ちがいで、一般の子向け(4~6歳くらい?)であった。2歳児にはまだちょっとムズカシかったようで、飽きてグズりだし途中で離脱する。みなに申し訳なかったなと反省する。子は前日前々日の大きな園での集団行動で疲れているのか、大して歩かずそのくせよく眠る。慣れないことは、子どもでもやっぱり疲れるよね。

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