「山パ農園パッケージ 白箔押し」
コスモテックの青木です。
今回は、コトホギデザイン 池上直樹さんよりご依頼頂き、既製のパッケージへの箔押し加工をお手伝いさせて頂きました。シンプルな仕様ながらも、実は今までなかったかもしれないディテールに目が釘付けになります。
池上さんからお問い合わせを頂いた際、 「 既存の( 仕上がった状態の )パッケージへ箔押ししたい 」 と伺い、実物サンプルを拝見させて頂くきました。クラフトパッケージの中ほどに透明フィルム部分があり、池上さんのご要望は 「 クラフト部とフィルム部にまたがって箔を押したい 」 ということでした。
日本タイポグラフィ年鑑 2021 入選
通常、既製のパッケージにはシルク印刷を用いることが一般的なのですが、今回はあえての箔押し加工! 箔押しによる加圧の痕跡を感じる加工にこだわりました。
よく見るとクラフトとフィルムの境目にわずかに段差があり、果たしてこの段差が箔押し加工にどのような影響があるのかと、まずは検証するところからスタートしました。
実は当初、今回のデザインはもっとミニサイズの箔押しプランだったのです。テストプレスを行った結果、思いのほか箔の定着がよく、また、パッケージの仕上がりフチまで箔押し加工できることが分かりました。
それを受けて、池上さんがデザインを大きく大胆に箔押しする方向に変え、出来上がったものが今回の仕様なのです。
クラフトとフィルムをまたいで箔押しする。
既存のパッケージのフチぎりぎりまで攻めた箔押し表現。
加工の仕様は箔1色で至って大変シンプルなものですが、実は箔の接着剤選びや押しのテクニックがぎゅっと詰まっているこだわりのお仕事になりました。
「 一回の箔押しテストの結果で、まさかグラフィックが大胆に変わってしまうことになろうとは! 」 と大変びっくりさせられましたが、結果的に非常にインパクトのある仕上がりになりました。
沖縄の大自然の中でのびのびと育った 「 山パ農園 」 こだわりの乾燥青果は、下記よりお取り寄せすることが出来ます。ぜひご賞味ください!
【 連絡先 】
ようこそ!行列のできる『箔押し印刷工房』へ
➡ http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/
有限会社コスモテック 青木政憲
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