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秋分の日

今日9月22日は二十四節気の「秋分の日」。
雑節の彼岸の中日になります。

秋分の日といえば、
昼夜の時間の長さが同じと覚えていますが、
実際は昼のほうが少しだけ(約8分)長いのです。
正確に同じになるのは3日後の26日です。
ちょうど秋のお彼岸明けの翌日にあたりますね。

秋のお彼岸を過ぎると次第に夜の時間が長くなる
ことから、陰の半年が始まると考える人もいます。
陰の半年とは次の春分の日まで半年間です。
秋が深まり、長い冬を経て春になるまでという
わけですが、これはただの陰の時間とは違います。

次の陽の時間を生み出すとても大事な時間なのです。
新しい芽吹きや生命の育みのために必要なもので、
決して負の気が覆う期間なのではありません。
次の陽の期間に向けて、自分の内にエネルギーを
蓄える期間に入ったのだと教えてくれます。

秋分の日は秋を分けるのではなく、秋に分ける日だ
と解するといいと思います。
春分の日も同じで、春に分ける日としてとらえます。
ついこの間、冬の星座オリオン座が西に傾いたと
思ったら、今はもう日の出前の空に昇ってきます。

もう半年近く経ったんだと感じます。
彼岸日和になった昨日今日、自然の中に身を置き、
陰陽を分かち合う時期に来たことを実感します。
雨も降らず、強い日差しばかり注いだ8月が
遠い日のように思えてしまうところが不思議ですね。


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