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海で生まれた風が 季節を語るのに言葉はいらない 山で生まれた雲に触れるだけでいい なつかしい日差しの中で ふるさとの便りがやってくる いつもぼくを忘れない 遠く離れていても ふるさととぼくはつながっている 風が思いを届けてくれる 頭の上を 雲が高速で流れて行く 早く伝えたいのだろう ふるさとの夏がやってきた 二つの時間が重なる 二つの時間が共鳴する そしてぼくは安堵する