イワガラミ(岩絡み)
「花を撮影して名前を覚える」個人プロジェクト。39日目は「イワガラミ」。山道をドライブしている最中に、石垣の上からツルを伸ばして咲いていた。草というより低い樹木である。
一見してアジサイの仲間だとわかるが、普通のアジサイではなく、小さな花々の周囲を大きな花びら(ガク)が囲む「ガクアジサイ」に酷似する。ただし、装飾品であるガクは、何枚もあるガクアジサイとは異なり1枚だけ。すっきりしていてガクが際立つが、逆にスカスカにも見える。近づいてガクをよく見ると、葉が変形していることがよくわかる。花が極小なので、せめて葉の一部を色を変え目立たせて、虫を誘っているのだろう。それにしても、花はオシベとメシベしかない。ガクが目立つので必要なくなったと判断したのだろうか。
イワガラミは名のとおり、大きな岩や木にツルを絡ませながら伸びる植物。樹木に絡んで上に伸びるのが多いが、私が見た花は、大きな木が周りになかったせいか、横や下にツルを伸ばしていた。
<イワガラミの分類>
被子植物>双子葉類>ミズキ目>アジサイ科>イワガラミ属
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