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クサフジ

「花を撮影して名前を覚える」個人プロジェクト。29日目は「クサフジ」。
山の畑に行く途中で、フジに似た紫色の花が思い切り群生しているのを撮影。フジと同じマメ目マメ科の植物で、ツルが色々な雑草と絡み合いながら伸びているのが、いかにも豆らしい。ただし、垂れ下がるフジとは違い、花の枝は上向きに直立し、そこから下を向いて花が開く。この花が咲き終わると、小さな豆を含んだサヤが生まれ、種の豆が飛び散るはずだ。

ただし、クサフジは雑草でもあり、豆の粒が小さく食用には向かない。同じソラマメ属には、「カラスノエンドウ」や「スズメノエンドウ」があるが、いずれも雑草。エンドウ豆のエンドウは、マメ科でも「エンドウ属」で、少し縁遠い。同じくマメ科のインゲンは「インゲン属」、大豆は「ダイズ属」、小豆は「ササゲ属」と、それぞれ属が異なるのも興味深い。

<クサフジの分類>
被子植物>双子葉類>マメ目>マメ科>ソラマメ属

写真 2020-06-04 午後4 00 24



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