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【疑問】宇宙の果てには何があるのだろう?

こんにちは!宇宙大好きユキです。

最近はだんだんと夜の時間も長くなってきましたね。
気がつくとあっという間に夜の帳が下りていて、季節の移り変わりの早さを感じます。

さて、そんな夜空を眺めながら、みなさんも1度はこう考えたことがあるのではないでしょうか?

「宇宙の果てにはなにがあるんだろう?」と。

ワクワクする問いかけですが、考えを巡らせるとなんとなく不安になってくる問でもありますね。
わたしたちが生活しているこの3次元空間自体に、果てがあるのか?

それとも、無が待っているのか?
はたまた、宇宙は無限なのか……?

わたしが子どものころは、「宇宙の果てにはレンガが積み上げられた壁がある」と考えていましたが、大人になった今はそれが正解ではないことがわかります。

現代の科学ではどのように考えられているのでしょうか。
とても気になるので、今回は「宇宙の果て」をテーマに記事を書いていきます!


宇宙の大きさはどれくらい?膨張する宇宙

宇宙の果てとは、すなわち宇宙の端っこということになります。
宇宙の端っことはつまり、宇宙の大きさを考えるということでもあります。

いったい宇宙はどれくらい大きいのでしょうか。

ところで、こんな話を聞いたことはないでしょうか。
宇宙は膨張している、と。
そう、どうやら宇宙は膨らむ風船のように膨張し続けているそうなのです。

どうして膨張していることがわかったのかというと、より遠くにある星(銀河)ほど、より速く遠ざかっていることが観測できたからです。

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地球からの距離が遠いほどより速く遠ざかっていることから、単に移動しているだけではなくて「星のいる場所自体が遠ざかっている」、つまり宇宙が膨張していると考えられているのだとか。

しかも、現在宇宙の膨張速度は加速しているそうなのです。
(これを発見された方々は、2011年のノーベル物理学賞を受賞されています。)
詳しい説明は難しすぎるので省略しますが、とにかく今の宇宙の膨張速度はどんどん速くなっているみたいです。

そのため、宇宙の大きさは現在も変化し続けており、正確な大きさはわかりません。

遠ざかり続ける宇宙の果て、その向こうにはなにがあるのでしょうか?


観測できる宇宙の限界

先ほどは宇宙が膨張し続けているとお話しましたが、確認できている限りでどのくらいの大きさなのでしょうか。

現在のところ、光の速度は一定で最も速いという「特殊相対性理論」が広く信じられており、人類は光より速いものは扱えません。
(相対性理論についてはまた別の機会に!)
そして、光の速度にも限界はあるため、観測できる範囲にもまた限界があるのです。

結論から言うと、現在観測できる宇宙の限界は「464億光年」
1光年は光が1年間で進む距離です。
光は1秒で地球を7周半するので、分にして時間にして日にして年にすると……

1光年は約9兆5000億km!!

さらに464億倍ですから、それはもうとんでもない距離になります。想像もできません。

ところで、宇宙の年齢がおおよそ138億歳ということについては、こちらの記事で簡単に触れました。
あれ、少し矛盾がありますね。

光より速いものがないのなら、観測できる最も遠い場所は138億光年になるのでは?と思った方もいるかもしれません。
その矛盾を説明します。

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わたしたちが目で物を見るには目に光を入れないといけません。
しかし、先述の通り光の速さにも限界があります。
例えば、1光年先にあるAという星を見たとすると、それは1年前のAの状態を観測していることになります。
とても遠くにあるため、Aからの光が1年かかってようやく目に届くからですね。
Aが”現時点で”どんな状態にあるのか、実は知るすべがありません。

同じように、138億光年離れた場所にある星は、138億年前の光を見ているにすぎません。
そして、宇宙は膨張しているので、膨張速度から計算して464億光年の位置にある、というわけです。

科学者の中には、この464億光年という距離が宇宙の果てと考えている人もいるそうです。
464億光年もとんでもない距離ですが、それより遠いところにはなにがあるのか、人類はまだ知ることができていません。


宇宙の果て その答えは……

しかしながら、わたしたちが知りたいのはそういう意味の宇宙の果てではありません。
464億光年よりさらにもっともっと先にも、宇宙は続いているような気がしますよね。

宇宙の果てには何があるのか、いくら調べてみても残念ながら明確な答えは出てきませんでしたが、せっかくなのでいくつかの説をご紹介しておきます。

・果ては無い(無限)説
意外にも、この説が多く見受けられました。
宇宙は広がってはいるけど、端はないという説です。
矛盾しているようにも感じますが、わたしでは理解が及びませんでした。

・端と端が繋がっている説
これはおもしろい説ですね。
宇宙の右端は左端と繋がっていてループしているという説です。
宇宙から放り投げた石は、いつか反対側から地球に戻ってくるかも!?

・別の宇宙がある説
太陽系の外には銀河があり、銀河の外にはまた別の銀河があり、ということで宇宙の外には別の宇宙があるという説です。
これもおもしろいですね。この世にはたくさんの宇宙があるということになります。
パラレルワールドなんかは別宇宙の話だったりして?

・箱庭説
少し怖くなる説です。
この宇宙は上位の存在が創った箱庭にすぎないという説です。
わたしたちが何者かに創られ、放し飼いにされているということです。
この説が正しいとすると、ひょっとしたら本当に宇宙の果ては壁が並んでいるかもしれません!


わたしとしては、端と端が繋がっている説と別の宇宙説が半々くらいかなぁ、という気持ちです。
でも、子どものころ想像したように宇宙の果てに壁がある、というのが現実だとしたらそれはそれでおもしろそうです。
時にはこうして答えの出ないことに頭を使うのも楽しいですね。

みなさんは、宇宙の果てはどのようになっていると思いますか?
よろしければコスモ女子のイベントなどで、ぜひご意見をお聞かせください!

今後のコスモ女子の活躍をお見逃しなく!

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