
みんな知ってる?夜空に広がる星の名前の歴史や命名できるルールについて
みなさん、こんにちは!
コスモ女子のあやかです。
以前、コスモ女子のブログで紹介した通り、冬は天体観測に向いている季節です。
●コスモ女子note
「冬は星空観察がおすすめ!星空を眺めるのにおさえるべきこと」
実際に天体観測のために色々な星を調べていく中で、どうやって名前をつけているのだろうという疑問がふと浮かびました。
今回は、自分が調べた星の名前の起源や、名前の付け方について書いていきます。
天体観測と星の命名の歴史

まず天体観測は一万年以上前の時代から行われており、星に名前をつけるようになったのは五千年ほど前の古代メソポタミア文明のころからと言われています。
メソポタミアでは誰でも聞く有名な黄道十二星座(おひつじ座やおうし座など)がつくられ、この星座の位置を元に天体観測が行われるようになりました。
その後、天体の知識はギリシャへと渡り、ギリシャ人によって様々な神話や伝説、英雄などの名前がつけられていきました。有名どころだと、冬の季節で真っ先に聞く「オリオン座」や七夕の織姫と彦星を表す「アルタイル」、「ベガ」と呼ばれる星たちです。
一つの星座ごとに神話があるので、もし気になった星座があるなら調べてみるのも面白いと思います!
中世の時代では、望遠鏡の発明もあって、たくさんの星や星座がどんどん見つかりました。
「大航海時代(1500年ごろ)」と呼ばれる時代でもあり、西洋の人たちが低緯度の場所や、南半球にもいくこととなり、今まで見ることのできなかった星々を見つけることになりました。
例えば、「カメレオン座」や「きょしちょう座」と言った南半球でしか見られない動物の星座があったり、「コンパス座」や「じょうぎ座」などのギリシャ神話がない星座の仲間入りをしたのはこの時期だそうです。
現代における天体や星への命名方法について

ここまで、古代から近世における星や星座の命名方法について紹介してきましたが、現代においてはどのように命名されているのでしょうか。
技術革新などを経て、世界で統一した規格をつくる動きが起こった中で、「天体の命名方法も統一していこう」という流れが生まれ国際天文学連合(IAU)が発足しました。
これによって、共通のルールの下で星や星座、天体の名前がつけられるようになっていきました。
現在、命名できる天体は「彗星」と「小惑星」の2つのみとなっています。
まず、「彗星」の命名方法ですが、基本は発見者の名前がつけられています。有名なところでいうとハレー彗星や、彗星も実はそれぞれひとの名前からとっています。
珍しいところだと池谷・関彗星というものもあり、これは発見者が複数いたので二人の名前をそれぞれ入れてつくられた名前になっています。
次に「小惑星」の命名方法です。
小惑星は太陽の周りを回る惑星よりも小さな星で、名前をつける時にいくつかのルールがあります。
・名前が被らないこと
・発音がしやすいこと
・一語であること
・アルファベットで16文字以内であること
・公序良俗に反しないもの
など、小惑星に名前をつける時には注意が必要です。
ただルールさえ守れば意外と自由で、日本人がつけた星の名前だと「たこやき」や「トトロ」、「仮面ライダー」や「アンパンマン」など誰もが知っている名前の星が夜空にあります!
天体観測中にどんな星かな?と思って調べたら、これらのユニークな星が出てきたら少し笑っちゃいますね。
また、調べていくうちに初めてコメットハンターと呼ばれる方達の存在を知りました。天体に自分で名前をつけるため、報酬ではなく、新しい天体を発見することのみに力を注いでいるそうです!
民間の人でも宇宙の新しい発見に協力できることを知ることができ、私も何か少しでも宇宙に関係する活動がないかを今度は調べていきたいなと思いました。
まとめ
星にまつわる歴史を知ると、星空を見る楽しみが増えました。
まだまだ見つかっていない星はたくさんあるそうなので、これから色々な星が見つかっていくのかと思うと楽しみです。
今後もコスモ女子では、宇宙に関する知識を記事にしたり、イベントで紹介したりしていきます。
これからのコスモ女子の活躍をお見逃しなく!
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