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20代の為の本気の会社の選び方①

先日、みずほ銀行さんが週休3・4日制を導入※1するというニュースがありまして、その内容に賛否両論あるようですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

  ※1 引用元:Yahoo!ニュース(BUSINESS INSIDER JAPAN)
みずほ“週休3・4日制”導入に賛否の声。「働き方が変わる」「人件費の削減狙い?」https://news.yahoo.co.jp/articles/b056208d77ed81f18789c52845938a21eb76f


  記事では「週休3日だと給料の現状が8割、4日だと6割」らしいですね。だけど、副業はOK。
 そうすると、年収一千万円の人が、週休3日にしたら800万円、週休4日にしたら600万円。それで、副業で400万円で稼げるかといったらかなりきついですよね。

 今、社会へのAI進出などで、どんどん人員削減ができる状況になってきていて、その波がとうとうメガバンクの一角まできたという感じですね。
  銀行に勤めていて、週休3・4日になって喜ぶ人はあまりいないと思いますよ。「週休3日くらいで育児への時間をとりたい」などは(他の会社では)あると思いますが、銀行は定年が大体55歳くらいで、他の会社よりも早い。
  さらに、55歳手前のところで「出向」があって、年収が下がる場合もあります。「支店長へ出世する」などラインに乗れれば上手くいくけれど、うまく乗れない場合は、必死に頑張っても大体40代で「出向」という形で関連会社に行ったりします。  

  週休3・4日制を導入するというのは、これから「給料があげられない」「現在の社員数を支えられない」といっているのと一緒です。
 「銀行」というピラミッドのトップに君臨している、メガバンクの一角であるみずほ銀行さんがそういう状態になったら、その下の地方銀行などは、もっと給料は下がっていくと思います。  
 もし、給料を上げても今まで通りできるなら、「週休3日です」「給料はそのままです」「副業OK」でいいはずです。
 「週休3・4日制」だけ見ると一見甘い蜜のような感じがしますが、給料8割となると受験や大学の費用が捻出できなくなる可能性があります。かといって、副業で給料が減った分を増えた休日の1・2日で補えるかというと、大抵の人が赤字になると思います。

 「何百万円」という金額を、副業で補えないということですね…。今後の動向というのはどうなっていくのでしょうか? 

 もし、AI進出にそれほど影響されないとしても、銀行業務自体が全部簡略化可能なので、どのみち人員削減自体は出来てしまいます。
 だからといって、いきなり「一斉解雇」とすると暴動が起きますので、そうならないように、徐々にですが新しく採用する人は採用条件を緩くして、その代わりに年収の上限を上げない。既存の社員は、会社を辞めるには微妙な内容を提示して給与を上手に抑えます。住宅ローンがあったら、簡単に辞められないですからね。
 この流れはほぼ強制で、「当社は週休3日やっています」という募集をする会社が増えてくると思います。 

  今、銀行員の転職がものすごく多くなっています。仕事上、20〜30代のすごい優秀な銀行員と会う機会がありますが、話をしていると大体年収が400〜500万円で、メガバンク所属でも年収900万円だったりするんです。 大きなお金を動かしている銀行ですが、そこで働いている人は年収がそれほど高くないという事実が、高卒の私からすると結構衝撃的でした。  
 「大学にいって銀行員になる」というのは頭が良くてすごい人たちなのに「あれ?」って思いました。世の中のルールが変わったんです。

 20代の為の本気の会社の選び方②へ続く…

動画はこちら!
「穴澤勇人のMIQTV」
みずほ銀行週休3日から読み取る、20代の為の本気の会社の選び方 その1
https://www.youtube.com/watch?v=1r5hVwyW3Eo

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