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すみだの暮らしとかコミュニティの実践とか

WSD23期のまことです
あまり、人に読ませることを考えず、だらだらと今思っていることを書きます
メモ書きぐらいの感じなので、興味ないところはスルーしつつ読んでください(読まなくても良いですけど)

昨年、2022年の6月に、墨田区の押上に引越しました
スカイツリーから徒歩10分ぐらい、普通の住宅地のど真ん中の細い路地裏にある、普通の一軒家です
そこに彼女とふたりで暮らしながら、部屋を地域に開放する「住み開き」という活動を行っています
1年ぐらい名前を決められずにいましたが、先日、ようやく「よりみち自由室」という名前が決まりました

とは言え、「始めました」と言ったら人が集まってくるわけでもありません
特に、他人の家を訪れるということにハードルを感じる人は、少なくないでしょう
なので、現在はイベント的に時間を決めて開放しています
基本、毎週金曜日に、ごはん会とボードゲーム交流会を交互に行い、人を集めています

ごはん会は、ただみんなで食事をするだけの会です
初めのうちは、一人二人しか参加しない日もありましたが、元々、僕と彼女のふたりはいるので、誰も来なくても良いかな…という感じでやっていました
現在は、少ない日でも5~6人はやって来るようになっています
半分以上は常連さんで、毎回のように顔を出す人たちです
徒歩で来るぐらいのご近所さんが多いですが、中には自転車で20分ぐらい走って帰る人もいます

ボードゲーム交流会は、うちに500ぐらいあるボードゲームで遊ぶだけの会ですが、多少、交流が生まれる工夫はしています
最初のうちは、電車に乗って来るような人が多く、あまり地域の人はいませんでしたが、徐々にご近所のボードゲーマーにも認知されるようになり、最近は半分ぐらいがご近所さん、終電なくなるまで遊んでいく人も増えてきました
人数もごはん会より多く、常に10人ぐらい、多い時は20人近くになったりします

何でこんな事をやってるの?と言うと…正直、何でなのかな?
よく分からないのですけど…まあ、人が集まる場所をつくりたかったって事ですかねえ…
そもそも、この家自体、住み開きをするために探した物件です
東京メトロ圏内でちょうど良い規模感の家を探していたら、たまたまこの家が見つかった…という感じ

この家に決めたポイントは…やはり、スカイツリーかな…?
大塚とか中野坂上とか三ノ輪とかにも候補の物件があったのですけど、正直、何もないところなので…ちょっと遠いところから人を呼びづらいかな…と思い
その点、スカイツリーがあるっていうのは、割とポイントが高いと思い…まあ、今になってみれば、そんなにアドバンテージない気もしてますけど
思った以上に「押上」を「おしあげ」と読めない人が多い(おしがみと読む人が結構…)し、思ったほどメジャー感はなかったかも

でも結果的に、墨田区はすごく良い地域だったんですよね~
とにかく活動的な人が多い!
僕はコロナ前まで、港区、世田谷区、横浜(都筑区辺り)みたいな、地域活動が盛んな場所でワークショップとかしてきましたけど、墨田はこれらの地域を超えるレベルで活動が盛んです
以前から、墨田区…特に向島辺りに目を付けてはいたのですが、実際に暮らしてみて、改めて驚きました

で、僕が住み開きして、本当にやりたい事はなんだったか…というと、実は、子ども(小学校高学年~中学生ぐらい)の学習支援でした
なぜかというと、まあ色々と理由はあるのですけど…一番は、僕が神奈川の高校の校内居場所カフェの活動をしている中で、勉強の仕方を知らない子があまりに多いな…と感じていたからです
勉強をするモチベーションがある時(その教科の先生がカッコイイとか、その程度の理由ですが)でも、教科書をノートに丸写しするとか、やった感だけで勉強している子がいる…
効率的な勉強を身に付けている子と、そうでない子は、学校を卒業したらますます差が広がっていくな…そう思ったんですね
なので、自分に合う効果的な勉強方法を一人一人が身に付ける環境をつくれたら良いな…そう思っていました

でも…そういう意味では、住み開きは、若干不利があるというか…
「オジサンが勉強の仕方を教えてあげるから自宅においで」
というのは、傍目に、めちゃくちゃ怪しいですよねえ…

なので、まずは地域の人たちから
「あの家のオジサンは、大丈夫なオジサンだよ~」
という信頼をもらわないといけないな…と気付いたのが、引越してから2か月目でした

で、それに気付いた時、最初に連絡したのが、全国80ヵ所で行われている「100人カイギ」をつくった人、高嶋さんです
僕は港区の活動で高嶋さんとは面識があり、台東区100人カイギの立ち上げの時にもちょろっと関わっていたりしたので、墨田区で100人カイギが立ち上がりかけたけど色々あって空中分解した話とか知ってたんですね
で、高嶋さんに「墨田区って、その後どうなってます?」と

そんなこんなで、10月に最初の墨田区100人カイギが立ち上がりました
墨田区歴4ヶ月で、こんなことしちゃって良いのかな?と思いつつ、今月で15回目というところまで来ました
ぶっちゃけ、個人的にゲストに呼べそうな人は10人いるかな…ぐらいでスタートしましたが、一緒に立ち上げた運営メンバー(キュレーターと呼びます)のお陰で、だいぶ良いスタートが切れて、墨田区のネットワークが、どんどん広がっていきました

でも、100人カイギは期間限定の活動です
毎月5人のゲストに登壇してもらい、100人になったら解散する…つまり、予定通りなら20カ月で解散になります
墨田区の場合、あと5カ月、来年5月で解散です

僕としては、むしろ、そこからがスタートだと思っています
100人カイギの次のステップは…?
年末年始は、その辺りのことをゆっくり考えたいと思っています

コロナ前、色々な場所でリアルワークショップを行ってきましたが、コロナでほとんどの活動が休止になりました
その間、オンラインの活動に色々と手を出しましたが…今、メインで動いているのは2つ
1つは、自治会(町会、集落など)を革新したい人たちのコミュニティ、自治会UPDATEの運営です
2年半前に活動を始め、現在では1300人を超えるまでに成長しました
しかし…人数が増えたと言っても、アクティブなメンバーは限られていますし、実際のそれぞれの地域で活動を展開できているかというと微妙なところ
来年は、より具体的な活動につなげるために、新たな展開を考えています

もう1つの活動は、Code for NPOという、ITの技術でNPOを支援する活動です
元々はCode for Japanという団体の中で活動しており、コロナ中は30~40ぐらいのプロジェクトを回していましたが、コロナの収束とともにNPOからの相談も落ち着いてしまったので、より幅広い活動につなげるために、独立して団体をつくりました
ただ、こちらの方も、決して順調とは言えず…どのようにしてNPO・ITエンジニアとの継続的な関係をつくっていくか、課題は色々とあります

こういった様々な活動をしていると、色々な方から「素晴らしい活動です!」と言われることばかりなのですが…自分としては、なかなか成果に結び付かない、歯がゆい思いばかりしています

ワークショップにしても、同じです
今年もいくつか新しいワークショップをつくり、その場では一定の学びや気付きを与えられていると思いますが…
それが、その人の人生にどの程度の影響を与えられたかと考えると、本当に小さいなあ…と
ワークショップには、もっと大きな可能性があると思っているんですけどねえ

ワークショップの効果は、やはり限定的…というか一時的でしかないなという思いは以前からあり、ワークショップとコミュニティの効果的な結合…みたいな事がこの数年、僕のテーマになっています
自治会UPDATEという1000人超のコミュニティができた事で、そろそろやりたい事が実現できるかな…という思いがあったのですが…今年のチャレンジは、不発に終わってしまいました……

来年は、また新たなチャレンジを考えています
どうやって実現するか…考えることは色々とありますが、これまでに積み上げてきたものを再構築する1年にしていきます
具体的には…年末年始、ゆっくり考えます…(2回目)

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