神山

……いつも読ませていただいています。 / 神山@corvus741122 / 熊猫@…

神山

……いつも読ませていただいています。 / 神山@corvus741122 / 熊猫@bambooeater77

記事一覧

誰彼

みんな夕陽に見入っていた。 僕も家族連れもカップルも犬の散歩をしてるおじさんも水平線の向こうの夕陽を見ていた。 みんな夕陽に赤く染まり、みんな何も喋らなかった。 …

神山
2年前
3

誰がために 我は征く

今日は七夕。 織姫と彦星が天の川を渡って束の間の逢瀬。 例年は梅雨の最中にあり その様子を窺い知ることはできない。 雨が降ったら会えないということはない。 地球の薄…

神山
2年前
2

遠い昔の記憶
整理のついたものから箱に入れて海に流そう
誰にも拾われることなく深い海の底へ沈んでいってくれないか

神山
2年前

May the Force be with you

人間が腕力で時空を歪めることはできないが精神力ならそれは可能だ。 現代の物理学においても未だに精神力の取り扱いはないし定義もない。 精神論や根性論と混同されたくは…

神山
2年前
2

3人会

大学時代「彼女のいない男3人」で結成した3人会という集まりがあった。 会というほど大層なものではない。その年のクリスマスに予定がなかった男3人が集まっただけである。…

神山
2年前
2

もう疲れてしまった
何やってるんだろうな
自分が情けないしただ虚しい

神山
2年前

そんなこともある

診療所の待合室でテレビを見ていた私に一人のお年寄りが話しかけてきた。 「アンタはホントに人間に興味ないね」 いきなり失礼な物言いをする知らないお婆さんに面食らい…

神山
2年前
3

At-Talaq

早いものであれから1年が経過した。正確には1年と1ヶ月。離婚が成立してからしばらくは残っている荷物を取りに来た元妻と会話をすることもあったがそれも去年の3月には…

神山
2年前

Into The Wild(荒野へ)

ひざまずいては    自由になれない 空のグラスを    高々とかかげて どこへ行こうと    自分らしくいよう 自由でいるために 僕に構わないで    道は見つけ…

神山
2年前

何のために戦っているのか分からなくなってくる

神山
2年前

今日 考えたこと

日記は細々と続けている。 一日に数行程度の大したものではないけど。 それでも日々何をして何を思ったか記録していることは大きい。 日記を休んでいた間のことは多分いろ…

神山
3年前
3

伝えたくても伝えられない

心が痛くて辛い… 苦しい… 2軒右隣り に住んでるおじさんって どう見てもメフィラス星人だよな… 悲しい… 寂しい… 「君の幸せが、僕の幸せ」なのは 今も変わらな…

神山
3年前
3

私は何者なのか

私とはいったい何者なのか…… 現実世界はもとよりインターネットの世界では特にそれをよく考える。 存在しているようで存在していない。 存在していないようで存在してい…

神山
3年前

TwitterのBio欄

自己紹介できるものが特にないので、TwitterのBio欄には偉人の方々の辞世の句を掲載している。しかしただ掲載するだけでは面白みがないということで『前の句と後ろの句を同…

神山
3年前

梅雨

今年は例年より早く梅雨入りした。 しかし今週は梅雨の中休みなのか、それほど雨は降っていない。 ゲリラ豪雨みたいな雨は嫌いだけど 静かに降る雨は好きなので、傘を持っ…

神山
3年前
1

日記再開

6月に入って日記を再開した。 日記といっても毎日1ページ書くようなものではなくて、1日に数行程度「思ったこと・行ったところ・見たもの・食べたもの」を書くような日記と…

神山
3年前
誰彼

誰彼

みんな夕陽に見入っていた。
僕も家族連れもカップルも犬の散歩をしてるおじさんも水平線の向こうの夕陽を見ていた。
みんな夕陽に赤く染まり、みんな何も喋らなかった。

夕陽が沈んで徐々に周りが夜の闇に包まれ始めた。
みんなが異質な僕を見ている気がした。
「逃げなきゃいけない」そう思って岩場の方へ歩き出した。

岩場の陰にカップルがいた。
二人に睨まれて狼狽えた僕は何も分からなくなった。
岩場から離れて

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誰がために 我は征く

誰がために 我は征く

今日は七夕。
織姫と彦星が天の川を渡って束の間の逢瀬。
例年は梅雨の最中にあり その様子を窺い知ることはできない。

雨が降ったら会えないということはない。
地球の薄い大気を覆う雲の遥か上に二人が会う宇宙がある。

野暮なニンゲンたちにそれを見られたくないから雲で覆い雨を降らせる。しかし今年は異常気象でしっかり見られてしまう。ハズカシーナ、オイ。

見上げた宙から雨の代わりに二人の惚気話が降ってく

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遠い昔の記憶
整理のついたものから箱に入れて海に流そう
誰にも拾われることなく深い海の底へ沈んでいってくれないか

May the Force be with you

May the Force be with you

人間が腕力で時空を歪めることはできないが精神力ならそれは可能だ。
現代の物理学においても未だに精神力の取り扱いはないし定義もない。
精神論や根性論と混同されたくはないのでここでは精神力を「理力」と呼ぶことにしよう。

理力は映画「スターウォーズ」における形而上学的で普遍的な力を指し「フォース(The Force)」と呼ばれる。詳しくは割愛するが、地球上のあらゆる宗教観に共通して存在する概念的な力を

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3人会

3人会

大学時代「彼女のいない男3人」で結成した3人会という集まりがあった。
会というほど大層なものではない。その年のクリスマスに予定がなかった男3人が集まっただけである。チキンと酒とケーキを下宿に持ち寄って歌番組か何かを見ながら飲み食いして解散、実にあっさりとした会だった。

正月の初詣も3人で出かけ、バレンタインデーには適当に買ったチョコレートを贈り合った。3人は同じサークルのメンバーだったが友人はそ

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もう疲れてしまった
何やってるんだろうな
自分が情けないしただ虚しい

そんなこともある

そんなこともある

診療所の待合室でテレビを見ていた私に一人のお年寄りが話しかけてきた。
「アンタはホントに人間に興味ないね」

いきなり失礼な物言いをする知らないお婆さんに面食らいつつも
「そんなことないですよ」
と言うと、その婆さんはフフンと鼻を鳴らして帰っていった。

引き留めて理由を聞くほどでもないから放っておいたが、好きに言うだけ言って去っていったことに少しばかりムカついた。

人付き合いが悪そうに見えるこ

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At-Talaq

At-Talaq

早いものであれから1年が経過した。正確には1年と1ヶ月。離婚が成立してからしばらくは残っている荷物を取りに来た元妻と会話をすることもあったがそれも去年の3月には終わった。

もともと家事は分担してやっていたし週末は私も食事を作っていたから今のところ家事に困ることはない。自分のペースであれこれ進められるし気分で変わるような意見を言われることがないという点に関して言えば今の状況は悪くない。
ただしそれ

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Into The Wild(荒野へ)

Into The Wild(荒野へ)

ひざまずいては
   自由になれない

空のグラスを
   高々とかかげて

どこへ行こうと
   自分らしくいよう

自由でいるために

僕に構わないで
   道は見つけるから

迷いなく空はめぐる
   星のように

信じたルートで
   生きてみたい

ゆるぎなく

BS-TBS「ヒロシのぼっちキャンプ」のオープニングで流れている曲は「Eddie Vedder - Guaranteed (I

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何のために戦っているのか分からなくなってくる

今日 考えたこと

今日 考えたこと

日記は細々と続けている。
一日に数行程度の大したものではないけど。
それでも日々何をして何を思ったか記録していることは大きい。

日記を休んでいた間のことは多分いろいろと忘れている。忘れたいことも含めて今の思いに至る経緯だけは記録すべきだったかも知れない。感情だけでなく長い間それなりに考えてきた結果でもあるわけだから。

Twitterで吐き出していた諸々の感情は鍵付きの別アカウントで管理すること

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伝えたくても伝えられない

心が痛くて辛い…

苦しい…

2軒右隣り に住んでるおじさんって どう見てもメフィラス星人だよな…

悲しい…

寂しい…

「君の幸せが、僕の幸せ」なのは 今も変わらない
だから全然 苦しくもないし 悲しくもないよ

ただ 寂しいだけかな…

あと 君が大好きだった あのラーメン屋 潰れてしまったよ…

私は何者なのか

私は何者なのか

私とはいったい何者なのか……
現実世界はもとよりインターネットの世界では特にそれをよく考える。

存在しているようで存在していない。
存在していないようで存在している。

私の感覚に一番近い文言が 宮沢賢治 『春と修羅』序文に記されている。
子どもの頃に観た『銀河鉄道の夜』のアニメで知って以来、ずっと私の心の中にある。

宮沢賢治 『春と修羅』 序文より抜粋

わたくしといふ現象は
仮定された有機

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TwitterのBio欄

TwitterのBio欄

自己紹介できるものが特にないので、TwitterのBio欄には偉人の方々の辞世の句を掲載している。しかしただ掲載するだけでは面白みがないということで『前の句と後ろの句を同じ言葉でつなぐ』というルールを設定してみた。

2月 清水宗治『浮世をば 今こそ渡れ 武士(もののふ)の 名を高松の 苔に残して』

3月 細川幽斎(藤孝)『古も 今も変はらぬ 世の中に 心の種を 残す言の葉』

4月 黒田如水(

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梅雨

梅雨

今年は例年より早く梅雨入りした。
しかし今週は梅雨の中休みなのか、それほど雨は降っていない。

ゲリラ豪雨みたいな雨は嫌いだけど 静かに降る雨は好きなので、傘を持って外出したときは「雨降らんかな」と空を見上げることもある。
※『傘を持っているとき』というのがポイントだ

退屈に思われがちな梅雨には楽しみが意外と多い。
文字通り「梅」に関係して梅酒は毎年仕込んでいる。
新しいのはちょいちょい飲みなが

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日記再開

日記再開

6月に入って日記を再開した。
日記といっても毎日1ページ書くようなものではなくて、1日に数行程度「思ったこと・行ったところ・見たもの・食べたもの」を書くような日記というより記録みたいなものだけど。

書くのをやめていた 去年12月~今年5月 の空白期間は何か書いておいた方がいいのだろうか……
でっかく「2020年12月~2021年5月 虚無」とだけ書いておけばいいか。

それか「3日前まで黒歴史!

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