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ワーキングマザーへのキャリア支援から学んだこと

「明日のごはんって何?」
という純粋な娘のコミュニケーションに、どっと疲れ、泣きそうになってしまった。
そうして、
「そんな話したくない」とため息とともに返答してしまい、さらに疲れ、自己嫌悪。
(その後、娘には事情を話して謝りはしたけど……)

どこかで「やるべき」を手放さねば……。
「完璧」を手放さねば……。

いや、私は「完璧」など目指していない!
「最低限」を目指しているのだ!
けど、それすらままならない。

と、ワーキングマザーの嘆きをしてみました。

……毎週末こんなんではないです。
今日は、正午前後にテニス、14時くらいから買い物で帰ったのが17時、とどう考えても家事の時間などなかったのでしたー。

フルタイムで働いていると、夫の協力はもちろん、それ以外の協力もなくてはやっていられません。

そして、好きな仕事じゃなきゃ、こんな大変なことできません!

もう、5.6年前になるでしょうか。
コーチングのクライアントさんは、ワーキングマザーが多くいらっしゃいました。
そのお悩みは、仕事と家庭の両立(これによって引き起こられる夫婦関係も多くありました)

当時、「女性活躍」という言葉がそこらじゅうで聞かれていて、彼女たちはそれを期待されている人たちでした。

でも、どう考えても一人の力では限界でした。
乱暴なことを言うと、その人たちの幸せは仕事を辞めることしかないように思えました。

仕事も大変。
それは、時短ゆえか、会社の配慮か、仕事が変わったり、能力を活かせられない、手ごたえのなさだったり、頑張ろうにも育児休暇前のようにバリバリ働けないもどかしさというのも含めた大変さ。

家庭も大変。
子どもに泣かれる、急な病気…
夫の無理解、非協力……

コントロールできる範囲が少なすぎて、心身ともに限界状態……。

当時はまだ1対1の枠組みでしかその相談事例を捉えることができませんでしたが、今は、キャリアコンサルタントが一人の人の相談から、その人が生きる社会、背景、システム……にまで目を向け、社会課題を見つけ、それを改善する役目であるということを実感しています。

あの時、まだまだ未熟で適切なサポートはできなかったけれど、当時のクライアントさんたちが教えてくれたことはとても貴重。






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