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組織の中でまずキャッチすること

みんながイキイキと働くために大事なものって何だと思いますか?

それは、チームワークです!!

なんて主張したら、「え、それって当たり前すぎる」と言われそう。

が、このチームワークを創るのってとっても難しい……。

でも、私の中で、絶対にこれが必要! っていうのを持っているんです。

それは、サポートがもらえるという安心感。
安全の場
、とも言う。

キャリアコンサルタントとして、企業の雰囲気を感じ取るとき、この働く人にとってこの場所が「安心であり安全であるか」というのは、ぜひ感じ取って欲しい。

安心・安全である
というのは、雇用が安定しているとかそいう部分ではありません。

安心して挑戦できるし、成長してキャリアを積んでいける
大変な時は支えてもらえる

失敗は責められないし、脅されないし安全である。

今、私は、某高校でキャリア教育の推進するものとして常駐しています。

外部の立場で学校の中にいるわけですが、なかなか厳しい環境で先生方は働いています。

忙しさはもちろんのこと、この安心して働けていない。

学校の先生という特徴なのか、クラスを受け持つという特性上、一人一人の責任が重い。

そしてそれゆえ責任感が強い。

私は、総合的な探究の時間の1年生8クラス全部の授業に教員と2人体制で入っています。
学校内の言葉(?)でいうと、TTという形態だそうな。

2人体制で授業をするというのは、先生方の経験の中ではほとんどないそうで、どう二人三脚するのか戸惑われる方も多かったそうですが、8人の先生方それぞれのスタイルに合わせて私も授業への関わり方を変化させてきました。(相手を引き立たせるのは得意分野なんです、私)

その中で若い先生がおっしゃいました。

「はじめは、やる気満々だったのですが、途中からかおりさんがいるから。と甘えてしまった。」と。

その先生は、夏休み前あたりから教務の時間割係担当で超絶忙しい日々を過ごされていました。

なので、後期に入ってから生徒へ今日やることや今後のスケジュール、プリントの説明等々は私が引き受けていました。

それを、先生は「甘え」と捉えたのですね。

でも、それは甘えなのでしょうか。

もともと、2人体制なのだから「支えあった」でよいのになぁ……と思うのです。(先生を責めているわけではありませんヨ)

これは何も先生だけのことではなく、人って往々にして自分に厳しい。
責任感が強いのは素晴らしいことだけれど、
人の人生の中には、凸凹があって、忙しすぎる時もあるだろうし、メンタル的に弱っているときもあって、そんなときには余裕なく、助けが必要な時もあるでしょう。

そんな時には、ちょうどその時元気で、余裕のある人が助けたらいい。

その支えあいは、借り貸しを作ったとか、上下関係ができるとか、そんなケチな話じゃなくて、お互い様なのです。

責任感も強すぎると、お互いを監視したり、無関心な集団になっていく。これは、安心・安全とは言えない。

誰にだって、元気のない時ある時あるんだから。

元気のある時は、元気のない人を支えるのは当然のことだし、
元気のない時は、支えてもらってもいいのだ。

お互い様、と、手を差し伸べ、それを「元気になったら今度は私が誰かを」とその手を受け取れば良い…そういう心があれば、組織はもっともっと良くなると思うんだけどな~。




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