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こんな状況下で

酒を飲みながら書く。

Twitterで回ってきた。
「文化芸術支援金、560億円もライブハウス含まれず」という記事。
記事自体は1日か2日前の話だが、調べてみたら現在も審議は続いているそうな。

正直自分は馬鹿だからこういう系の話って詳しく分からないが、それでも理解できるのは、国の予算が舞台・ミニシアター・ライブハウスに支援することを想定していないということ。

もし本当に支援されなかったら、ライブハウスを運営している人たちはどうなるのだろうか。

ライブをすることで日々の生活をやりくりできているバンドたちはどうなるのだろうか。

ライブが生きがいで、3月からライブに行くことをずっとずっと心待ちにしているファンたちはどうなるのだろうか。

バンドの人たちは今もなお死活問題だ。
全財産200円しか無いって言ってたベーシストもいたし、最悪な状況になることを見越してバイトを探しているボーカルギタリストもいる。

俺はライブに行くことは生きがいだが、現実的な話、
ライブが無くても別に飢え死ぬわけではない。当たり前だけど。

ただ豆腐メンタルなもんだから、精神的に参ったりとか、何かに縋りたい気持ちになることが多々あって、そんなときは好きなバンドのライブに行って磨り減った心を満たせていた。ライブに行かなくても、買ったCDを何周も何周もリピートして聞いたり、YouTubeにアップされているライブ映像を観ることで助けられていた。

一時期本当に精神的にやられてて、自分から死のうとは思わずとも、誰かが俺のことを苦しめずに殺してくれるならそれも本望だ、とか思ってた時期もあったけど、そんな時も音楽に助けられた。その時に助けられたバンドとか、音楽が無かったら、今ここに自分の命は無かったかもしれない。大袈裟に言っているが、命を絶つ可能性はあった。

そんな自分にとってロックバンドは憧れの存在なのだ。音楽だけで一生食っていけるかも分からない常に崖っぷちな状況下で、お客さんのために自分たちの信念を貫き通して自分たちが作った音楽を奏でるロックバンドは。

一般人では言葉にできない不満とか、葛藤とか、願望とか、胸糞悪さを歌詞にして代弁してくれるロックバンドは。

自分にはそれができなかったから。何かひとつのことに命をかけることはできなかった。だからそんな憧れの存在が苦しみ続ける姿を見たくないのだ。

だから常に願っている。支援金云々の話よりずっと前に、音楽活動をしている人たちが自由になるように。

一刻も早く、ライブが再開できることを祈っています。
その時まで諦めずにいてください。憧れの人たち。

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