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「母親」の多様性

2年前、子供を産んだ。
1年前、当然のように復職前提で娘を保育園に入れた。
特に深い考えもなく、まあそんなもんかな、という感じで。
産後色々あって体力面に不安があったので、時短にした。娘との時間もたくさんとりたかったし。

で、復職した。
私は私なりにやってきたけれど、なんだか居心地が悪い。
なんで時短なの?と思われてしまっている気がしたのだ。
フルタイムで働くママもいるから。

昔は、「子供を預けて働きに行くなんて」という考えが主流だったようだけど。
今も地域によってはそうなのかもしれないけれど、私の周りでは真逆のカーストが出来上がっている。
トップにフルタイムバリキャリママを据えて。

インスタグラムでもどんどん出てくる新しい母親像、フルタイムバリキャリママ。
毎日お手伝いさんに家事をしてもらう。朝から夕方まで仕事をしたら、ちょっと子供に会いに戻って、夜はまた仕事に会食。旦那に子供を任せて取引先との飲み会、出張に行く人もいる。

職場からしたら有り難がられそうな存在。
この存在が、私にはとても羨ましく眩しく、そしてとても苦しい。
私には出来ない。
経済的にも、家のことは出来るだけ自分たちでしたい。
仕事もしたいけれど、仕事よりは子供との時間を優先してバランスをとりたい。
プライベートを何より大切にしたい。
そんな自分の考えを、否定されているような気持ちになってしまうのだ。

フルタイムバリキャリママも、フルタイムダラダラママも、時短管理職ママも、時短適当ママも、育児専念ママも、家事専念ママも、色んな「母親」がいて良いじゃないか。
どの母親も素敵だ。皆んな毎日を必死に生きてる。
「母親」の多様性が、もっと認められて欲しい。
職場でも、社会でも。









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