見出し画像

テーブルとイスの座りやすい高さ関係とは?

前回までは、3回にわたりクロス(壁紙)のお話をしてみました。アクセントクロスの回は画像をたくさん引用して時間をかけて書いたので、よろしければお読みいただけたら嬉しいです。

今回は、テーブルとイスの座りやすい高さ関係についてお話してみたいと思います。実は以前、こちらの記事でも書いたのですが、バランスボールの話に埋もれてしまったので、もう少し丁寧に書いてみたいと思います。

ダイニングテーブルとダイニングチェアの高さ関係

まず、食事をするダイニングテーブルとダイニングチェアの高さについて考えてみます。一般的なダイニングテーブルの高さは70cm前後、ダイニングチェアの座面の高さ(SH)は42~45cm程度です。

テーブルとイスの高さの差は「差尺」といわれ、この差尺は25~30cmが使いやすいといわれています。大人が食事をする場合、差尺が25cm以下だとテーブルが低く感じて、食べるときに背中が丸まりやすくなってしまいます。お行儀悪く見えるし、消化にも悪いですよね。逆に、30cm以上だとテーブルが高く感じて、肘が当たりやすくなってしまいます。大人の場合、ダイニングテーブルとチェアの差尺を28cm前後で調整するともっとも食事をしやすいと思います(身長や体格によって調整してください)。

「オープンキッチンのカウンターで食事をしたいんだけど、どれくらいの高さのイスを合わせたらいいですか?」というご質問もよくある質問なのですが、これも同様です。

対面キッチンのカウンターの高さは、フラットキッチンだとカウンター高さが85~90cm。立ち上がりのある笠木カウンターだと、カウンター高さ100~115cm位になります(作業台からの立ち上がりは15~25cm位が多いです)。キッチンの形状についてはこちらの記事で詳しくお話しています。

キッチンカウンターで食事をしたい場合、普通のダイニングチェアでは低すぎて使いにくいんですよね。たとえば、先ほどの85cmのフラットカウンターに合わせるならイスの高さは55~60cm、105cmの笠木カウンターなら75~80cmが使いやすい高さとなります。

PCデスクとPCチェアの高さ関係

次に、PC作業をするデスクとチェアの高さ関係について考えてみます。最近は、テレワークで自宅のダイニングテーブルでお仕事をするようになった方も多いのではないでしょうか。

PC作業をする場合、食事をする時よりもイスを高めに(差尺を小さめに)した方が作業がしやすいです。食事をする場合はテーブルとイスの差尺は28cm前後が良いですが、PC作業をする場合は、差尺が25cm前後が良いと思います。男性で背の高い方、体格の良い方は25cmだと窮屈に感じるようなら、28~30cm位で調整してみてください。

差尺25cm前後にした場合、キーボードは打ちやすいのですが、とくにノートパソコンではモニターの位置が低くてのぞき込む体勢になりやすいんですよね。なので、ノートパソコンスタンドを使ってモニターの位置を上げると快適になります。私も昨年ドラマの中で使われているのを見て、遅ればせながら「こんなのあるんだ~」と知り、買ってみました。

使ってみて「なんでもっと早く買わなかったんだろう」って思いました。猫背になりにくくて、本当にラクです。その前も、小さなPCスタンドを使っていたのですが、こちらはキーボードに角度がついて打ちやすいのと、冷却効果はあるのですが、モニターの位置はほとんど変わらないので・・・

ノートパソコンスタンド、もうご存じの方も多いとは思いますが、買って良かったものの一つです。

テーブルやデスクとイスの高さ、「なんとなく合っていない・・・」と感じながらもついそのまま使ってる、なんてこともあるかもしれませんが、チェアパッド1枚の2cm程度でも座り心地が結構変わります。おうち時間の長い今、見直してみてはいかがでしょうか。ご参考になれば幸いです。

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?