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パーソナルカラーについて思うこと。①日本人にイエローベースはそんなに多くない。

今日は、私の前職(カラーコンサルタント・イメージコンサルタント)にまつわる色のお話をしてみたいと思います。

「パーソナルカラー」や「イエローベース」「ブルーベース」という言葉、今ではかなり多くの方が聞いたことのあるワードになっているのではないでしょうか。
女性誌などでは、「イエベ」「ブルベ」なんて略されて、当たり前に使われていますよね(私個人的には、この略語にとても違和感を感じています)。

ご存じない方、「聞いたことはあるけど意味はよく知らない」という方にご説明してみますと・・・

パーソナルカラー:その人の持つ目・髪・肌の色や血色に調和する色=「似合う色」のこと。「似合う色」とは、身に着けたその人を引き立たせる色のことで、色が主役になるわけではない。「似合う色」は「赤です」「青です」というような分け方ではなく、「赤の中でもどういう赤が似合うか?(真っ赤なのか朱赤なのかエンジなのか)」という分類をする。「好きな色」と「似合う色」は異なることもある。

イエローベース:唇や頬の色にあらわれる血色の違いで、イエローベースとブルーベースに分かれる。持って生まれた血色は一生変わらない。イエローベースの人は、唇や頬がオレンジがかったピーチ系の色味を帯び、肌の質感はどちらかというと陶器のようなマットな質感、黒目の輪郭がぼんやりしている、日焼けをすると小麦色になりやすい、白髪になるとクリーム色になりやすいなどの特徴がある。
イエローベースの人に似合う黄み・オレンジみを含んだ暖かみのある色群を指し示す言葉としても使われる。

ブルーベース:ブルーベースの人は、唇や頬の色が紫がかったローズ系の色味を帯び、肌の質感はイエローベースに比べてクリアな透明感のある質感、黒目の輪郭がはっきりしている、日焼けをすると赤くなるだけ または黒くなる、白髪になると銀髪になりやすいなどの特徴がある。
ブルーベースの人に似合う青み・紫みを含んだ冷たさを感じるスッキリした色群を指し示す言葉としても使われる。

実際のパーソナルカラー診断では、イエローベースかブルーベースかのベース診断(血色診断)をするのに、それぞれのベースの代表的な色布を当てて、どちらが顔色よく見えるのか、その人を引き立たせるのか、今風に言ったらどちらが「映える」のかを見極めていくわけです。

その「映える」見え方にも違いがあります。
イエローベースの人に似合う色を当てると、頬がほんわりと紅潮したように見えるのですが、似合わない色(ブルーベースの色)を当てると顔色が青白く具合悪そうに見えたり、色だけが目立ってケバケバしく見えてしまいます。

一方、ブルーベースの人に似合う色を当てると、肌に透明感が出てキラキラ生き生きとして見えるのですが、似合わない色(イエローベースの色)を当てると顔に影ができて目の下のクマやほうれい線が目立ち老けて見えてしまうというのが、特徴的な反応の出方です。

そして、私がとても気になっていることなのですが。
コスメサイトの口コミなどを読んでいても「私はイエベなので・・・」と書いている人がなんだかとても多いこと。
日本人は黄色人種なので、「自分はイエローベースだろう」と思っている方が多いのかもしれませんが、実際のところ、日本人にはブルーベースの方が断然多いんです!!

私の感覚ですが、日本人の7~8割くらいはブルーベースだと思います。
職業柄、電車の中で人間観察をして、座っている人を端から順に診断していったりするのですが・・・(心の中でね)
電車の座席に座っている人を見ていて、7人掛けの一列の中にイエローベースの人は一人いるかどうかという感じです。

余談ですが・・・街中の一般の人ではブルーベースが断然多いのですが、芸能人にはイエローベースの人が多いことも気になるところです(それでもブルーベースの方が多い)。

だから「私はイエベなので・・・」って言っている人が多すぎるように感じて、本当かな?って心配してしまいます。皮膚が黄色いからイエローベースというわけではないんです。実際、パーソナルカラー診断に来てくださったお客様でも、「自分はイエローベースかと思ってた」という方が診断してみたらブルーベースだったということも多かったです。

最近の若い女の子って、カラコン・濃い色リップのメイクの子が多くて、確かにカラコンとメイクでベースを変えて見せる(似合わない色を似合うようにもっていく)力技ができないこともないのですが・・・
それでも、似合う色を使ってメイク・ファッションをコーディネートした方がキレイになるし、ラクなんです(似合う色なら、たとえスッピンであっても肌をきれいに見せる効果がある)。

ベースは一生変わることはないから、ちゃんと知ってほしいなと思います。

そして、男性にも言いたい。
男性はメイクをしない分、服の色の効果が直接的に出て顔色や印象を左右してしまうので、パーソナルカラーを知って、その効果を利用してほしいなと思います。

パーソナルカラーを知ることは、自分を魅力的に見せる色を知ること。
外見術などと言われますが、ビジネスでも大いに役立ち、自分を客観的に見るいい機会にもなると思います。
実際にパーソナルカラー診断を受けてくださったお客様には、「似合う色を知ったら自分に自信が持てるようになった」と言ってくださる方がとても多いんです。

ここまで読んでいただき、「自分はイエローベース、ブルーベース、どっちなんだろう?」と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

次回は、イエローベース・ブルーベースのセルフ診断や、それぞれに似合う色の見分け方をお話してみたいと思います。

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