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【理科総合】自動車の自動運転は、どこまで進んでいるのか

子どもの頃に夢見た自動運転が実現されてきているのはしってますか?ぼくは、中学生のとき映画『アイロボット』で自動運転が当たり前の世界を見ましたが、こんなにも早く、自動運転に触れられるとは思ってもいませんでした。その感動を胸に、今回は自動運転現状を見ていきます。

スタートはミリ波レーダーの自動ブレーキ

2003年にトヨタのハリヤ―がフロントカメラ搭載により、車に近づいたら自動でブレーキをかけて、スピードを緩めるシステムを導入した。

実は、この頃にはすでに自動で停車するシステムはあったが、人間がそれに甘えて事故が増えるのではないかという懸念から、自動車会社が難色を示したのだった。

自動停車に踏み切ったのは、スバルのアイサイト

スバルのアイサイトの始まりは、1999年に発売したADAという車であった。ADA第1世代を発売した当初は警報装置のみだった。第2世代は警報の機能強化。そして、2003年に第3世代が上記のようにミリ波レーダーを搭載した。

続いて2008年に、ADAのバージョンアップとともに名前を変え、アイサイトが誕生した。アイサイトバージョン1は、カメラにて自動車を監視し、自動ブレーキを3段階に分けて行い、スピードを緩めるシステムだった。旧型の自動ブレーキをさらに強化し、より安全面が保障された車となったのだ。

ようやく2010年、アイサイトバージョン2でスバルは、どこの会社も踏み切れなかった自動停止システムを取り入れたのだった。これを受けて、他の会社も自動停止システムを取り入れる流れとなった。

国の動き

ちなみに、2017年トヨタが独自で全車に停車システムの導入を発表し、今年の4月には、国から2021年11月以降に新規に発売される車には全自動会社に停車システムを義務化するよう指示がでている。

驚くことに、法整備も進んでおり、以下で話す自動運転のレベル2,レベル3ともに責任の所在は明らかにされている。他国では、技術はあるが法整備が進まず足踏みしている国もあるそうだ。

自動運転システムのレベル2とレベル3

2021年現在、従来の運転支援から発展し、自動運転に切り替わろうとしている。自動停止システムとともに、搭載しているカメラから車線を読み取ってずれを戻したり、前の車に追従したりするシステムが組み込むことができるようになった。それはつまり、手を放しても問題がないということである。現状では、レベル2とレベル3で人間が運転に関与する幅が違うので、確認してみよう。

自動運転レベル2

レベル2では、人間はハンドルを手放してもよいし、アクセルも踏まなくてよい。しかし、いざというときに人間がコントロールできるようにしておく必要があるため、前を向き、ハンドルも軽く握っておかなけらばならない。また、もし運転中に目線を反らせば警告音が出る。

自動運転レベル3

レベル3は、レベル2と基本的には同じだが、レベル3はトラブルが発生して警告音がなってからハンドル操作に戻ればよい。つまりアクセルを踏まなくてよいだけでなく、ハンドルから完全に手を放し、目を反らしてもよいのである。レベル3はトラブルが発生しても一呼吸あるため、このようなことが可能なのである。

先を走るホンダとトヨタ

この4月にホンダがレベル3の車、レジェンドを世界で初めて出した。そして、トヨタもLEXUSMIRAI実質レベル3のシステムを搭載した。しかし、トヨタは法的にはレベル2の認可までしか通っていない。ただし、トヨタが技術面で遅れているのかといえばそうではない。正確に言い換えるならば、トヨタはレベル2までの認可しか出していないのである。おそらくトヨタは安全面を配慮したということと、システム主体ではなく人間主体の運転をベースに考え、運転を楽しんで欲しいという思いがあるのではないかとぼくは考えている。

余談

かなり前だが、ボルボが自動停車システムを導入した際、テスト実験を社長自ら行ったが、システムがうまく作動せずそのまま社長は引かれたらしい。(もちろん、スピードは出ていないので社長は無事であった。)

最後に

本当に時代が進んでいますよね。ぼーっとしてたら、あっという間においていかれてしまいます。ぼくは、運転中に本を読めたらいいなと思っていたので、とても嬉しい科学の進歩です。また、ポケモンGOが爆発的にはやったときのような事故も無くなっていくのでしょうね。本当にわくわくします!



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