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みこちゃんコンテスト第1回講評集~10/17分

みこちゃんの寄稿です。第1回の楽しい思い出を振り返りたいと思います。
すでに第2回の応募数は2週間で前回を越えましたが、第1回のチャレンジが皆様のおかげで大成功に終わったので、それがこうして第2回に受け継がれているのだと思います。

noteの私設賞では、エントリ作品数も最大級の私設賞となりました。

第1回を支えてくれた応募者の皆様に感謝しながら、あのイベントを涙拭きつつ(/_;)
振り返ってみたいと思います。

こちらから第1回みこちゃんコンテストのすべての作品をすべてお読みいただくことができます。

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160を超える作品をお寄せいただき、ほんとうにありがとうございます。

ヒロさん講評分(4作品)

エメラルドグリーンの実:オリーブの下を通り抜けるスペインの秋。

気温が下がり欲する家庭料理スープはスプーン料理と表される。

ポカポカというリズミカルで進む温かで上質なエッセイ。

夏秋冬という時間の流れは、子供の幼かった頃へのタイムスリップを仕掛ける。

アルファベット型のパスタで名前の文字を探したかけがえのない記憶や会話は一生の宝物です。

家庭の味、おふくろの味、ママの味。

初めて食したものなのに懐かしさを感じることがあるのは きっと、ぎゅっと凝縮したものが伝わったときなのでしょう。


グリーンピースあん 、て? もしかして.......
と推理もしながらも楽しみ読み進められるリズミカルなエッセイ。

子供のおやつ問題はいつの時代も悩ましいものです。

美味しいものを食させたい、怪しいものは食べさせたくない、手作りする時間が取れない、市販品の一長一短の答え探し。

野菜を愛することに目覚め、自分の食スタイルが定まったことで自称ずぼらママさんが実践したグリーンピース使い。

春摘みした素材を冷凍保存して 過ぎた季節を味覚と視覚で振り返って楽しめます。

野菜や植物は複数の呼び名を持つものが多くありますね。

そこには人が総称ではなく、一つ一つその野菜個々たちを愛でる気持ち、敬意や感謝から始まっているのだなぁ と温かな気づきがありました。


捌きたての牛肉 というキャッチーなワードが興味をそそる

明るくポップ、リズミカルな東南アジアの一食ものがたり

インドネシア半島に位置し、島国ではなく内陸国にあたるラオス

日本人は外国人にあたり 拭えない民族の違いを薄いカーテンと表現される

文化の違いは当たり前だが、国は異なれど似た風習に安堵や喜びが心の距離を縮める

ユーモア交え、微笑ましい描写が続き 薄いカーテンのその後はいかに


チーズケーキ には2種類ある

レアなのかレアではない方なのか こういう基準で悦び中枢と舌に準備の指令を出す

7割、いや8割、チーズケーキはベイクドを指すだろうが自分は5分5分だ

表面を覆う 視覚には透き通った艶が 存在感ある絶妙な抑えめの甘みを

そのときさりげなくレモンが薫るとなお喜ばしい

季節のフルーツをどれだけ贅沢に主張しても引き立てあう不思議な個性がレアチーズケーキにはある

底へ配された砕いたクッキー部分までススーとスムーズにフォークも歯もなめらかに落ちる

なにを隠そう 渋谷東急文化会館バウムクーヘンの銘店ユーハイムの厨房を務めた自分にとって、30年前のしっとりなめらかな思い出もよみがえるのだ

さっと作れるレシピ わこママworld からの一品


一奥講評分(別記事)


みこちゃん講評分(2作品)

ボーイズ・ラブ
ボーイズ・ラブというと「え」と思う人も多いかもしれない。

でもこの作品は、とても仄かな愛に溢れているなと、ゆったりと楽しめました。

「親孝行する日」

これがこない。
はたしてそうでしょうか。

生まれてきてくれたこと、それがすでに親孝行なのではないでしょうか。
わたし自身はボーイズ・ラブは嫌悪感はありませんが、よく分からないということもあります。

でもこの作品は、作品としてとても美しかった。
あり得る世界なんだなと思いました。

ありがとうございます。


「カミーノちゃんの仕事の話、聞いてみたいな。詳しく教えてよ」

この瞬間って、その人から信頼されたっていう感じかなと思いました。
仕事って、だれしもが自分の好きな仕事をしているわけではないと思います。

きっとその方は、カミーノさんが誇りを持ってお仕事をされていることを見抜いて、それでお話を振ったのだろうなと思いました。

素敵な瞬間ですね。

「いままでnoteに書いてきた記事があるじゃない。翻訳についての記事があるじゃない。」

『Cさん、ありがとうございます。ぜひ、やらせてください』

畳み掛けるようなCさんの言葉にだんだんと喜びの気持ちがついてくる。
カミーノさんの気持ちがCさんの善意、好意に導かれていく。

まるでその場にいるような気持ちになりました。

「いままで書いてきた記事が、時を経て別の場所で『生きた』こと、あたらしい『生命力』が吹き込まれたこと。自分で書いたものがほかの『なにか』に繋がったこと。」

noteは自己主張のブログではなく、誰かに命を吹き込んでもらう場所。
そんな場所だよなあと、暖かい気持ちにさせていただきました。

みこちゃんコンテストにご参加いただき、ありがとうございます。

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第2回THE NEW COOL NOTER賞への、みなさまのエントリーをこころからお待ちしております。

■募集期間  ―― 令和2年12月1日~令和3年1月15日まで
■応募方法

#第2回THE_NEW_COOL_NOTER賞 」のハッシュタグをつけてください。
特定の部門へのエントリを希望する場合は、さらに「 #第2回THE_NEW_COOL_NOTER賞 ○○部門」を付けてくだされば、各審査委員が拝見します(必須ではありません)。
※希望する場合は複数の部門への応募が可能です。

また、お一人様何作品応募いただいても構いませんが、授賞対象は1作品までとさせていただきます。
なお、過去作品でも応募可能です。その場合も、同様にハッシュタグをつけていただけるだけでエントリとなります。

よろしくお願いいたします。

参加者同士の交流の場所を設けてございます。
お気軽にご参加ください。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。

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