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みこちゃんコンテスト第1回講評集~10/4分

みこちゃんの寄稿です。第1回の楽しい思い出を振り返りたいと思います。
すでに第2回の応募数は2週間で前回を越えましたが、第1回のチャレンジが皆様のおかげで大成功に終わったので、それがこうして第2回に受け継がれているのだと思います。

noteの私設賞では、エントリ作品数も最大級の私設賞となりました。

第1回を支えてくれた応募者の皆様に感謝しながら、あのイベントを涙拭きつつ(/_;)
振り返ってみたいと思います。

こちらから第1回みこちゃんコンテストのすべての作品をすべてお読みいただくことができます。

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本日は6作品、講評させていただきます。
うち2作品は、ヒロさん、事務局長の一奥さんによる下読みとなります。


ヒロさん講評分

右か左か、白か黒か二択の繰り返し以外に、
その場の適応やバランス感覚が大事である
ことを再認識しました。
一生ずっとそばに在ると思い込んでいたも
のが遠ざかる無念。
思い当たる人は多いのではないだろうか。
サッカー、そして高校時分の教師の言葉が、
彼の自我で乗り越えるヒントになったのだ
な と思いました。

一般に地味に映るディフェンスの描写が秀逸。
ニヤリと笑みを誘い心地好く心に残ります。


一奥さん講評分(別記事)


ここからの講評はすべてみこちゃん講評分の4作品

わかり易い言葉で、分かりやすいことを伝えて人と共感したい。
誰しもそう思うものだと思います。
でも千葉さんの詩はあっさりそういう世界から飛び出してしまう。

理解されないことを恐れずに真実を語ること。

きっとこれが詩の本質なのだと思います。
一単語一単語に、立ち上る千葉さんの美意識がある。
有無を言わせない、一見理解不能な圧倒的な言葉。

それこそが「美」というものなのだろうなと思いました。
理解で到達できないもの。
これを美で到達させる。
そんな覚悟を持った詩だと感じました。

まるで歌が出たり入ったりするような、そんな感じがしました。
クレッシェンド、ディミュニエンドの使い方が驚異的だなと思いました。

ご説明いたします。
疲れている体を大丈夫?大丈夫だよって…。
肩を両手で正面から抱いていただいて、ゆっくりと自分から離したり近づけたりして

まるで気絶しかかっている人の意識を醒ますように
ゆっくりと、体を揺さぶるような光景が浮かびました。

目を覚ましたその人を最後にゆっくりと抱きかかえるような最後のfine(フィーネ)。
最後に抱きかかえるような余韻が残る歌声でした。

夫の誠意と妻の現実感の対立…
理想を追いながらそれが果たせなかった気持ちと、なお、その理想を捨てきれない。それは単純な未練では決してなくて、「なんでこうなってしまったのだろう」という後悔の矛先が時分に向かって滲む。

相手を責めないことの潔さと美しさ。
これは人生ではたいてい、誰の目にもとまることなく、ただひっそりと…。音がやがて消え去るように無くなってしまうと思います。

怒りを覚えても、怒ることはしない。
別れようと思っても別れはしない。
優柔不断と人はいうだろうね。

でもそんなことないよ。
それは優しいということだ。

子はかすがいだね。
裏垢さん(笑)。

まるで最高の宝物の絵本を、昼下がりの大きの木の下のひだまりの中でパラパラとめくるような文章だね。
愛加ちゃんの文章は、美しい選ばれた単語が、パラパラまんがのようにストーリーを指先で作っている。

ページを右手の親指と人差指でさっとすばやくめくっていくと
動いていないものがきれいにストーリーを持って動いていく。

まるで魔法のようだよ。
メリーポピンズも、愛加ちゃんが好きなバレエのことも、ピーターパンもウェンディーも、ティンカーベルも
ぜんぶ、この講評ではあえて書かない。
充分すぎるほど分かったから。

ただ、「絵の中の世界を旅する」という愛加ちゃんの跳ねるようなパラパラ絵。
授業中にこっそりノートに書いたあの思い出のように、大切なことを、思い出を忘れない。

そんな文章に自然と涙するように感動しました。
自由に躍動する文章。
単語に生命を吹き込むような文。

思春期の頃、大好きな同じクラスの愛加ちゃんと、お昼休みにお弁当を食べならが、パラパラまんがしながら、最高の休み時間を過ごせた気がしました。

ありがとう

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第2回THE NEW COOL NOTER賞への、みなさまのエントリーをこころからお待ちしております。

■募集期間  ―― 令和2年12月1日~令和3年1月15日まで
■応募方法

#第2回THE_NEW_COOL_NOTER賞」のハッシュタグをつけてください。
特定の部門へのエントリを希望する場合は、さらに「#第2回THE_NEW_COOL_NOTER賞○○部門」を付けてくだされば、各審査委員が拝見します(必須ではありません)。
※希望する場合は複数の部門への応募が可能です。

また、お一人様何作品応募いただいても構いませんが、授賞対象は1作品までとさせていただきます。
なお、過去作品でも応募可能です。その場合も、同様にハッシュタグをつけていただけるだけでエントリとなります。

よろしくお願いいたします。

参加者同士の交流の場所を設けてございます。
お気軽にご参加ください。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。

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