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クックパッドに必要なのは新しいマーケットを見る「Disruptorの眼」──Japan CEO 福崎康平の展望

クックパッド公式note

2022年、クックパッドは「Cookpad Disrupt Target」を定めました。これは私たちが長期的に取り組み、慣習や事業構造に大きな変化を起こす、つまり“Disrupt(=破壊的イノベーション)”することを検討している「食にまつわる6つの市場領域」です。

また、それを実現するための人材を求める取り組みとして、クックパッドでは「Disruptor採用」もスタート。採用されたDisruptorたちは事業拡大をより迅速に実現させるため、Japan CEOである福崎康平と密に連携しながら、高難度の事業ミッションに挑んでいきます。

Disruptor採用 特設サイト
https://disruptor.cookpad.jp/

今回は福崎から“Disruptor採用”の応募を検討される方々へ、その意図や展望を改めてお伝えします。

クックパッドには、会社としてのチャンスが巡ってきている

クックパッドが新たに始めたDisruptor採用。会社や既存の市場を“Disrupt”する人材を求めている。

“Disruptor採用”をこのタイミングで発表したことには、2つの背景があります。

まず一つは、クックパッドとして「次のトレンド」を作っていきたいということです。クックパッドはこれまで25年にわたってサービスを提供してきました。特に2016年頃からは「毎日の料理を楽しみにする」ために国内レシピ事業だけではなくグローバルへの展開を本格化し、また事業の幅を広げるために生鮮食品ECである「クックパッドマート」も始めました。

他にも仕込んでいる事業があり、様々な「種撒き」をしてきたと思います。ただ、それらの種が新芽として咲くだけでは単なる新規事業の創出で終わってしまいますから、さらに「次なるトレンド」にまで成長させなければならないという想いがあります。

もう一つは、クックパッドのような長期的に社会に変化を起こそうとしている会社にチャンスが巡ってきているからです。資本市場全体の動きで言うと株価が2015年頃から上昇し、新型コロナウイルス感染症がまん延する直前までは好景気でした。その後、金融緩和による一種のバブルも続き、堅実な成長が望める事業への投資が増えました。

しかし今になって、バブルは落ち着いてお金の使われ方も見直されました。それらの事業は明暗が分かれ始め、計画を変更せざるを得ない企業も増えてきています。

現在の状況は、リーマンショックと東日本大震災を経た頃の時期と似ているんです。自分が学生時代に起業したとき、経済はガタガタに崩れ、社会にも薄暗い雰囲気が広がっていました。こういう時期に挑戦的な人たちは「自分たちが面白いと思えること」に取り組むので、2011年から2013年あたりは多くのスタートアップやベンチャーが新規性のある事業を始めました。そして、それらが創業10年ほどを迎え、現在では各領域のビジネスで重要なポジションを担っていることも少なくありません。

たとえば、フードデリバリー、モビリティ系サービス、フリマアプリなどもその頃から広がった文化で、現在になって当たり前に使われるものになりました。つまり、サービスは作り始めてから大きくなるまでに5年から10年ほどかかるものなんです。

まさに今、コロナ禍の影響や物価高騰で経済は苦しい状況ですし、国際情勢における問題も起きました。しかし、こういった負の状態に湧き上がるエネルギーはすさまじく、面白いものが生まれやすい。まさに社会を大きく変えるような事業を始めるには最高のタイミングです。

クックパッドも、そのエネルギーを注入していくタイミングであり、世の中を変えていくために、組織にも変化を起こしていきたい、というメッセージの発信が重要だと考えました。そして、その実現には共に挑戦するメンバーも増やしていく必要があります。マクロな観点からではありますが、これが“Disruptor採用”を掲げた経緯です。

新しいマーケットに通じるDisruptorの「眼」が必要

スタートアップにおいて“Disruptor”という言葉は「破壊者」、つまり大きな変革を起こすイノベーターを表し、“Disrupt”は「破壊的なイノベーション」といった意味で使われます。自分はこれらは両者ともに前向きな言葉だと捉えています。

クレイトン・クリステンセンが『イノベーションのジレンマ』にも書いていますが、持続的イノベーションばかりだと限られたマーケットで戦ってしまうため、いずれ成長が鈍化します。そこでマーケットを超えていける会社こそが伸びていく。

クックパッドがあることで、レシピを通じて料理の価値観や体験をシェアできるようになったのは素晴らしいことですし、もちろんこれからも改善を続けたいサービスです。ただ、そればかりを追い続ける会社になってしまってはいけません。

Disruptor採用のページで『「レシピの次」は、もう始まっています。』とまず書き、クックパッドが「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げているのも、幅広く料理という領域へ事業を展開することにより、レシピ情報以外にも携われるマーケットがもっとたくさんあることを表現したかったんです。

Disruptor採用のサイトでは、クックパッドが将来開拓を見込んでいる市場の実例を挙げている。

今は、いくつかのサービスを通じて新しい市場へ事業をフィットさせに行くフェーズ。その中で、これまで社内にはいなかったような専門性を持つ人たちも次々に加わってきてくれています。それをさらに推し進めるためには、新しいマーケットに通じているDisruptorたちの「眼」が必要です。

たとえば、共働き核家族の世帯が増えるなかで、働く女性の層が大きくなるから新しいニーズが生まれるかもしれない。生産現場にもDXやD2Cの波が当たり前にやってきて、生産効率が改善されたり、生産者の新しい販路が生み出されたりすることで市場も変わってきた。カーボンニュートラルなどの新しい指標も一般的になりつつある……。

そういった各々が持つ市場の観点から、クックパッドという会社が新しい領域で「プロダクト・マーケット・フィット」を実現し、どれほどの価値を残せるのかを共に挑戦していく仲間が欲しいんです。

CEOが全ての面接に出る理由

採用したDisruptorは、事業拡大をより迅速に実現させるために、Japan CEOである自分の直下チームの配置となり、高難度のミッションを担っていただきます。

直下にした理由としては、既存チームの特定ポジションからのスタートにしてしまうと、現場との合意形成に時間を取られてしまうケースが多いためです。まずは自分がオンボーディングを担当するなかでクックパッドの文化などを伝えていきつつも、前例を気にせず、大胆に物事を考え、動いていってほしいんです。

そのために、Disruptor採用ではすべての応募者の方の書類審査と、一次面接も自分が務めます。「全部に出るなんて大変じゃないの?」と言われることもあるんですが、「当たり前でしょう」と思うんです(笑)。これはお店を営んでいて、良いお得意さんになりそうな人が来たら、進んで自ら接客しようとするようなものです。

自分の直下チームであることで、提供できるのはなにより「スピード」です。Disruptorを担えるような人たちは悠長に待ってはくれないでしょうから、面接にも出て、なるべく早く決めることが大事だと考えています。そもそもクックパッドは全体として意思決定が早く、動きやすい機会を得られる会社であることを、採用の段階からお見せしたいという意図もあります。

料理を愛する社員は、他社にない素晴らしきアセット

クックパッドの特徴でいうと、現在いる社員たちは、まさに素晴らしいアセットの一つだと言えます。自分もクックパッドマートをつくる際には、社員にプロトタイプを使ってもらってユーザーインタビューを行いました。料理を愛している社員が何百人もおり、食や料理にまつわるサービスを社内で自ら使いながら検証を繰り返せる会社は決して多くはないでしょう。

また、既存のサービスを通じて、売り手や生産者、レシピ作者といった食の「つくり手」の方たちとの橋渡しを担える社員も数多くいます。そういった方たちはとてもポジティブで、新しくて、面白いことに協力していただけることも多いです。新規サービスやアイデアを試しやすい環境にあるといえます。

それからクックパッドは多くの社員が新しいサービスを作ったり、その改善に携わったりしているという特徴もあります。伝統的にプロダクト開発に強いチームで、アイデアを具現化していくためのメソッドも貯まっています。

手前味噌ではありますが、新しいことに取り組む上ではとても恵まれた場所ではないかと思います。

トップクラスの人材がクリエイティビティを発揮できるように

今回は募集要件に「トップクラスの経験やスキル、あるいはポテンシャルをお持ちであること」を挙げています。

自分が考えるトップクラスの人材とは、「これまで会社がやりたかったけれど、やってこなかったこと、やれなかったこと」を自らの力だけでなく、周囲の環境を生かし、市場の変化からもリソースを調達してきてやりきれる人。あるいは「この領域においては誰にも負けない」という自信を持ち、ポジションを取れる人です。

これはたとえ話なんですが、ミシュランで星を取れるようなシェフが、それまでのお店を辞めて、人里離れた場所でレストランを開店するような動きが日本の各地で見られるようになっています。

自分も最近、八ヶ岳でまさにそういった雰囲気のいいレストランと出会いました。料理はとても美味しく、口コミサイトにも載せず、予約もSNSのメッセージだけでしか受け付けていないんですが、連日賑わっています。内装も凝っていて、店主の美学やセンスを詰め込んだような魅力に満ちています。過密な都市部を離れることで、彼らは自分のクリエイティビティを発揮しやすい環境を得ています。

同じことをDisruptor採用で求めているトップクラスの人材にもやって欲しいんです。これまでの経験を生かして、自らのクリエイティビティを存分に活かせる場所を求めている人に、クックパッドという環境を活用してもらいたいんです。

「Disruptor of ***」も大歓迎!

このnoteが掲載される頃にも、すでにDisruptor候補との面接が進んでいます。現在のところはIT企業など、クックパッドと業種が比較的近い人からの応募が多い印象です。

それは互いに仕事がイメージしやすいなど良い面もありますが、一方で全く畑が違う人とも出会えたら嬉しいですし、お話をしてみたいです。たとえば医師や物流など、従来からすればクックパッドと交わってこなかった人たちと事業を作ることにもトライしてみたいと思っています。

もちろん、食にまつわる業界で働かれている人も歓迎です。それこそ生産者さんとも会いたいですし、シェフだったらどんな事業を一緒に考えられるかも興味があります。募集ポジションこそ今は「Disruptor of Marketing」や「Disruptor of Design」などを挙げていますが、「Disruptor of 生産者」や「Disruptor of シェフ」がいてもいい。そういったオープンポジションでの募集枠も設けました。

クックパッドはこれまで医療や健康分野には取り組めていませんが、「Disruptor of 医師」が来てくれるなら個人としては「腸」にまつわるマーケットに興味があります。どれほど味覚的に美味しくても、お腹の調子がずっと悪い状態が続くと、ユーザーはいずれクックパッドのサービスを使わなくなってしまうと思うんです。腸の健康も「毎日の料理を楽しみにする」ことにつながるはずです。

様々な専門性を持った人たちが、各々の知見を活かして、食や料理の課題を解決し社会を変えていく。自分はクックパッドをそういった組織にしていきたいと思っています。意欲がある方は、ぜひ名乗りを挙げてもらえたら嬉しいです。

(文・長谷川賢人)

クックパッドでは、新しい市場を開拓するJapan CEO直下プロジェクトリーダーを募集しています。

私たちが持つプラットフォームサービス、ユーザーコミュニティ、その他のアセットを活用し、新たな市場領域の開拓を先導する、Japan CEO直下のプロジェクトリーダー『Disruptor』を募集します。

ご興味をお持ちの方は、以下のDisruptor採用特設サイトよりカジュアル面談あるいはエントリーをお申し込みください。

Disruptor採用 特設サイト
https://disruptor.cookpad.jp/


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