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異なる感性に触れる

雨が降った林間の土の上を水が流れています。背の高いヒノキの林は、やや斜面で、そのデコボコに、いく筋もの水脈ができて、ミニ小川のように雨水が流れているのです。誰かが言いました。「すご~い!小川みたいになってるよ!」

自然が比較的多い場所で育った僕にとって、それは「あたりまえ」の景色でした。雨が降って、その水が低いほうへ流れていくときに溝を作り、次に降った時には、その溝を伝って雨水が流れます。溝は曲がりくねったり、合流してYの字を作ったりします。合流地点では水量が倍増します。

しかし、人によってそれは、面白い、ワクワクする光景だったのです。普段そこを歩くときには見られない光景が、この雨天によってもたらされた、”貴重な”風景なのです。少なくとも彼女の気持ちがその光景に揺り動かされたのです。

自然の中で、ワクワクするもの、不思議なもの、面白いものを見つけたら、身近な人にそれを伝えましょう。分かち合うことで楽しさが倍増する瞬間です。自分では気がつかないこと、見えているけど見つけていない発見を身近な仲間がしてくれます。気のおけない仲間と森に出かけましょう。

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