『カプセルホテルの女』 あとがき

初小説。これは半分実話です。
私には、毎朝4時に起きて会社に通っていた時期がありました。
薄暗くて年季の入ったカプセルホテルに泊まったときに、二階が空いているのに、なぜ一階の部屋を案内されたんだろうと疑問に思い、そこからインスピレーションを得て小説にしてみました。
そして、毎週泊まっているなら友達ができたりしても面白いんじゃないかと思ったのです。

ラストは決めていたのに、途中でお仕事小説になりそうで焦りました。
そうそう、これはカプセルホテルに住み着く幽霊の呪いの話だって! と無理やり軌道修正したので、不自然な感じになってしまったかもしれません。

無事、憧れのライターに本採用される話もいいと思ったのですが、私にはライターとして成功した経験がありません。なので書けなかったんですよね。



反省点など
私は吉本ばななさんのような、エッセイのような、精神描写に長けた、ゆるーく流れていく『書く人の世界観が溢れている小説』が好きなのですが、
自分で書いたら説明する文になってしまいました。
・・・それで→しかし→だから→なのだ。・・・みたいな角々した感じです。

自分が目指すところはストーリーだけじゃなくて、もちろんストーリーあり気だけど質感とか色々なものを含んでゆっくりとしっとりと進んでいく、そんな小説。

ゴチャゴチャとうるさく捲し立てるものでもなく、考えを力強くズバズバ述べるものでもない、エネルギーがあり過ぎてもいけない、かといってひたすらダークであればいいというわけでもない。
静かにそこにあってホッとするもの。
そんな描写ができたらいいな。


①から④まで読んでくれた方、コメントを残してくれた方、本当にありがとうございます。
内容を充実させられるように今後も頑張ります。


まとめて下記に掲載させていただきます。




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