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「人を扱う秘訣は、相手の立場に同情し、それをよく理解すること」

2020/10/13 読書記録no.9『人を動かす』D・カーネギー

この本は友人に借りて、いつの間にかすでに2ヶ月経っていました。
やっと、やっと、読み終わりました。笑

今日は、この本についてまとめていきたいと思います。


読み終えて、思ったこと。

この本はハードブックなので、結構読むのに力は入りますね。
少しずつ読み進めていくのがちょうどいいです。

もともと洋書のものを翻訳しているので、
ところどころ「?」と思うことはありましたが、
著者が体験した出来事や、
実際の歴史をストーリーにして書かれているので、
イメージしやすかったですね。

「人を動かす」というタイトルなので、
歴代の大統領や歴史に名を刻んだ方々がどのように行動して、
多くの人の心を動かしたのか、より詳しく丁寧に描かれています。

それらのことが詳細に書かれているので、
自分自身にも当てはめて考えやすかった印象はあります。

常にこういうことを心がけていればいいのか、
どういう風に相手に声をかければいいのか、
この本を通して、多くのヒントを学んだ気がします。

貸してくれた友人に、感謝です。


刺さった言葉。

p74 友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、
相手に純粋な関心を寄せること
p83 友を作りたいのなら、まず人のために尽くすことだ。
人のために自分の時間と労力をささげ、
思慮のある没我的な努力を行うことだ。
p93 笑顔を見せる人は、見せない人よりも、経営、販売、教育などの面で
効果を上げるように思う。
笑顔の中には、渋面よりも豊富な情報が詰まっている。
仕事が面白くてたまらないくらいでなければ、滅多に成功者にはなれない。
p98 幸福を見つける方法は、自分の気の持ち方を工夫すること。
幸福は、外的な条件によって得られるものではなく、
自分の気の持ち方でひとつで、どうにでもなる。
p114 良い習慣は、わずかな犠牲を積み重ねることによって作られる
p128 話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。
興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たねばならない。
相手が喜んで答えるような質問をすることだ、
相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕向けるのだ。
p144 人は誰でも他人より何らかの点で優れていると思っている。
だから、相手の心を確実に手に入れる方法は、
相手が相手なりの世界で重要な人物であることを素直に認め、
そのことをうまく相手に悟らせることだ。
p186 自分が悪いと思ったら、相手にやっつけられる前に
自分で自分をやっつけておいた方がはるかに愉快。
他人の非難よりも、自己批判の方がよっぽど気が楽。
p206 話し上手な人は、まず相手に何度も何度もイエスと言わせておく。
すると、相手の心理は肯定的な方向へ動き始める。
p218 「敵を作りたければ、友に勝つがいい。
味方を作りたければ、友に勝たせるがいい。」
→人間は誰でも、友より優れている場合には重要感を持ち、
その逆の場合は、劣等感を持って羨望や嫉妬を起こすから
p230 人を扱う秘訣は、相手の立場に同情し、それをよく理解することだ。
他人にものを頼もうとする時には、まず目を閉じて、
相手の立場から物ごとをよく考えてみよう。
「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」と考えてみる。
p262 人間である限り、誰にも、恐怖心はある。
だが、勇者は、恐怖心を抑えて前進し、
ときに死に至ることもあるが、必ず最後の勝利を勝ち取る。
p286 命令はせず、自主的にやらせる。そして失敗によって学ばせた。
この方法を使うと、相手は自分の過ちが直しやすくなる。
また相手の自尊心を傷つけず、重要感を与えてやることにもなり、
反感の代わりに強力の気持ちを起こさせる
p288 命令を質問の形に変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、
相手に創造性を発揮させることもある
p294 相手の自己評価を傷つけ、
自己嫌悪に陥らせるようなことを言ったり、したりする権利は私にはない。
大切なことは、相手を私がどう評価するかではなく、
相手が自分自身をどう評価するかである。
相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪だ。
p295 褒め言葉は、人間に降り注ぐ日光のようなものだ。
それなしには、花開くことも成長することもできない。
p300 その言葉が具体性を持っていて初めて、誠意のこもった言葉になる、つまり、ただ相手を喜ばせるための口先だけのものではない言葉が
相手の気持ちを直に揺さぶるのである。
批判によって人間の能力は萎み、励ましによって花開く


項目のみ、簡単にまとめました。

【人を動かす原則】
①批判も非難もしない。苦情も言わない
②率直で、誠実な評価を与える
③強い欲求を起される

【人に好かれる原則】
①誠実な関心を寄せる
②笑顔で接する
③名前は、当人にとって、もっとも快い、
もっとも大切な響きを持つ言葉であることを忘れない
④聞き手にまわる
⑤相手の関心を見抜いて話題にする
⑥重要感を与える 誠意を込めて

【人を説得する原則】
①議論に勝つ唯一の方法として、議論を避ける
②相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
③自分の誤りを直ちに快く認める
④穏やかに話す
⑤相手が即座に“イエス”と答える問題を選ぶ
⑥相手に喋らせる
⑦相手に思いつかせる
⑧人の身になる
⑨相手の考えや希望に対して同情を持つ
⑩人の美しい心情に呼びかける
11 演出を考え
12 対抗意識を刺激する

【人を変える原則】
①まず、ほめる
②遠回しに注意を与える
③まず自分の誤りを話したあと相手に注意する
④命令をせず、意見を求める
⑤顔を立てる
⑥わずかなことでも、惜しみなく心から褒める
⑦期待をかける
⑧激励して、能力に自信を持たせる
⑨喜んで協力させる

【幸せな家庭を作る原則】
①口やかましく言わない
②長所を認める
③粗探しをしない
④ほめる
⑤細やかな心尽くしを怠らない
⑥礼儀を守る
⑦正しい性の知識を持つ


この本で学んだこと、
そうそうすぐに実践できることばかりではありませんが、
心の隅っこに置いて、日常を過ごしていきたいと思います。

簡単なことから少しずつ。
できることから少しずつ。


おりょう☺︎


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