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自分を豊かにする「孤独」な時間。

2020/8/25 読書記録no.4『つかず離れずいい関係』精神科医・和田秀樹

私自身、あまり人間関係で悩んだことはないけど、
唯一学生時代に、一緒に働いている上司の方と相性が悪くて、
アルバイトを半年くらいで辞めたことがあります。

仕事の前日は気持ちが落ち込んで、
内容を覚えようにもなかなか覚えられなくて、
その方とシフトが一緒になった時は少しだけ息が苦しくて、
一日の勤務時間がすごく長く感じていました。
一日2人体制だったので、
逃げ場がないのもいけなかったんだろうな。

別の人とシフトが一緒になった時、
耐えられなくなって、泣いてしまったこともありました。

好きな仕事だったけど、一緒に働く人との相性って本当大切です。

人間関係は生きている限り、
いつまでも自分につきまとう問題だと思うので、
今回この本を手に取りました。


読み終わってみて。

この本に書いてあることはあくまで理想像でしかないけど、
これらを実行することができたら、
どれだけ楽になるだろう、そう感じました。

親子でも、恋人でも、友人でも、同僚でも、
「ほどよい距離」が必要だと改めて思いました。
頭では分かっていることだけど、ついつい干渉してしまったり、
良いと思って一言余計なことを言ってしまったり、
そういうところって自分にもあるかな、と。

自分自身は独占欲はないし、
どちらかというとサッパリしてる性格だと思います。

しかし本にも書いてあったように、
誰かと一緒じゃないと心が落ち着かない人がいたり、
ずっと誰かとくっついている人がいたり、
そういう人たちって、結構周りにたくさんいるんですよね。

孤独が苦じゃない方なので、
だからこそ、「過度にくっつく人」の行動やその心理が
どうしても理解できませんでした。
仕事終わりに飲みに誘われたり、その断り方に頭を悩ませたり、
実際、何度か経験があったので、
そんな人たちの気持ちや、
そんな人たちへの対応の仕方を知ることができました。

多分、くっつきたがりにとって、
私って結構「格好の獲物」だったんだな、と。

人付き合いの工夫、距離の保ち方、
これから関わっていく人たち全員へ活用できる、
小さな心がけがまとめられている、そんな素敵な本です。

人のいいところをいっぱい見つけて、
いろんな人を好きになろうと思います。


ほどよい距離をつくる7か条

○身近な人とはクールな距離を
1、近くにいても心が離れることがあると知ること
2、気を遣いすぎないこと
3、「少し離れたい」と感じたらその気持ちに従おう
4、「わかってほしい」を押し付けないこと
5、他人の会話に無遠慮に割り込まないこと
6、長電話は慎むこと
7、プライベートな話題はあまり持ち出さないこと
○職場の人との距離
1、嫌いな人とは張り合わないこと
2、仕事のやりとりは「必要な時間」に留めること
3、感情で縛られた人間関係を作らないこと
4、断るときは余計な気遣いをしないこと
5、人ではなく、事実に従うこと
6、いろいろな部署や世界と繋がりを持つこと
7、「仕事がちゃんとできればいい」と割り切る
○恋愛・友情の距離
1、独占欲を持つと恋は壊れる
2、不安でくっつくとしがみついてしまう
3、1人もいい、誰かと一緒もいいという気楽さを持とう
4、好きな人を離れて「見守る時間」を持つことが肝心
5、自然に疎遠になる関係ならば、すんなり受け入れる
6、離れていく人は引き止めないこと
7、1人より、いろんな人を好きになろう
○人と少し離れるメリット
1、少し離れれば、その人のいいところが見えてくる
2、尽くしてもいいが、犠牲になってはいけない
3、自分の付き合い方を第三者の目線で眺めること
4、人間の脳には「自分を客観視できる回線」がある
5、起きてしまったことの「断片」に振り回されない
6、くっつくと気にはくっつき、離れる時には離れる
7、対人関係は少しずつ修正すること
○心を自由にするためのヒント
1、組織の中で親分・子分の関係に組み込まれない
2、指示待ち人間にならないこと
3、贔屓されたら、距離を置くように
4、多数派に入らないこと
5、「誰かと近づくと誰かが離れていく」を知ろう
6、自由な人には声をかけてくれる人がいる
7、公平な人は他人との距離もひとしい
○離れても温かさを保つためのヒント
1、自分の「大事なこと」を優先させよう
2、相手の「大事なこと」を受け入れよう
3、自分の正直な気持ちを殺さないこと
4、ときに突き放すことに、後ろめたさを感じないこと
5、答えたくないことには沈黙すると良い
6、頼まれないことには手を貸さないこと
7、好きだから「ほどよい関係」を保つのだと決めよう


おりょう☺︎





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