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主催の100枚メモ6 今はコロナが大変な状況だけど、人が動く理由は、実はコロナだけじゃないっていうこと。

早速、友達の作家さんにメッセンジャーで声をかけていきました。

今までデパートや展示会などで本格的に自分のブランドを構築しようと頑張っている友人たちが、コロナウイルスのせいできっと困った状況にいるのではないかと思ったのです。


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でもこれが結構難しかったのです。

使う予定だったRemoというオンライン会議システムは、パソコンでしか使えなくて、スマホやiPadは使えなかったのが第一の理由。

家にパソコンはあれど、大抵は一家に一台。

折しも「緊急事態宣言」が出て、全国民に「ステイホーム!」の指令が出ていたので、家庭内では子供の学校がオンライン授業になったり、ご主人が自宅勤務になったりで、パソコンがどうしてもそちら優先になってしまう。

そして第二の理由が、「オンラインで画面越しにどうやって売るのかイメージが湧かない」ということ。

 それももっともな話で、当時(2020年4月)、オンラインで接客して販売している人はほとんどいなかったのです。ただ、私の頭の中には、インスタのライブ配信で作品や素材を売っているハンドメイド作家さんたちの姿が浮かんでいて、「あれを、つまり、オンライン上で対面で相手の顔やリアクションが見える中でやる感じだ…!」というビジョンが掴めていたのです。

 また、リアルの展示会には、一般の方向けの楽しむマルシェから、バイヤー向けの本格的展示会に至るまで、色々な販売イベントがあります。それぞれのイベントによって、どんなところを目指しているブランドが出るのか、すみわけがあるのです。だから、頑張っているブランドほど、「どこのイベントに出たらどのくらいの効果が見込めそうか」をシビアに見分けます。でもまだ最初の一歩をこれから踏み出そうとしていたオンラインマルシェでは、そこまでは作り込めない。今はまず「ハンドメイド」という大きな柱でやってみるしかない、というのもまた、ひとつの要因でした。

 色々できない理由が考えられるのは、わかる。

 あれもだめこれもだめ、システムもまだβ版で何が起こるかわからない。そもそもだれもやったことがない。それってできるの?

 でも私のあたまの中には、「オンラインマルシェはできる!」という確信がありました。確かに「今までのリアルイベントと全く同じもの」にはならないけれど……全く同じじゃなきゃいけない理由もないじゃない?

 「あともうひとりだけ、聞いてみよう」

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 そうしたら、いたんですよ!!!

 私と同じ、物好きちゃんが!!!


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 その時に気が付いたのです。

 今はコロナが大変な状況だけど、人が動く理由は、実はコロナだけじゃないっていうこと。

 二の足を踏んだ人と、やる!って言った人、何が違うかと言えば、コロナ以前から、リアルの活動を様々な理由で制限されてきている人だったということでした。

 そうなのです。考えてみたら私自身がそうだったのです。都内の百貨店から催事に誘われても、店頭に立つことができないから断るしかありませんでした。友人たちがたまに「ランチ会をやろうよ!(都内で)」と誘ってくれても、子供の迎えがあるから午後1時になったらダッシュで電車に乗って帰らなければなりません。大きなイベントに出る時は、何か月も前から子供たちの学校行事と夫の仕事の予定をすり合わせ、何があっても大丈夫なように根回ししなければならなかったのです。その労力が大きすぎて、年に何回もイベントに出ることは難しかったのです。

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 コロナ以前、リアル活動で十分自由に動けていた人は、ひとまずコロナが終息していくのを待ちたい人が、当時の段階ではまだ多かった。そして、オンライン化を検討するとしても「リアルで出来ていたことをオンラインでできるなら移行したい」と考える人が多い。実はそれは結構難易度が高いのです。

 一方、そもそもコロナ以前から困っていたけれど半ば諦めていた人は、この急激なオンライン化で、道が開ける可能性があるのです。そして、そもそもリアルではできないことばかりだった人ほど、「オンライン化でできるようになること」に注力する人が多い。そしてそれは自由で楽しいのです。

「つまり…イベントそのものも、リアルイベントでできていたことを、そのままオンラインに持ってこようとするのは、もしかしたらちがうのかもしれない」

そのことに気が付いたのです。

8月追記 物好きちゃんが、この記事を読んでこんな記事を書いてくれました▼

Contigo編集部・・人が動く理由
を読んでみて・・
あ、これ私か!!😳って(笑)
イラストの髪型とメガネ、ばっちり特徴を捉えてくれてるわ〜🤣
私が物好きちゃんになった理由、考えてみました。
(長いので読んでくれる人いるかな?😅)
ういちゃんが書いてる第一の壁。
パソコン、ネット環境。
うちはPCがダンナと私用に2台あるんだけど、そのうちネットに繋いでるのは1台のみ。
実はダンナは機械系得意ではないので、ネットに繋いでるのは私のPC(笑)
なので、PC本体については問題なし。
ただ、Remoの使い方とかは何にも考えてなくて、まぁなんとかなるかなぁ💨程度でした😆
第一の壁を越えて、私が
じゃあ、やってみようかな
って返信して『物好きちゃん』 になった理由・・
多分、他の作家さんみたいな理由ではないんですよね😅
リアルイベントにたくさん出てる作家さんにとって、コロナによる外出自粛となった時っていうのはかなりのショックだったんだと思う。
飲食店や娯楽施設同様、死活問題!
でも私自身、リアルイベントには滅多に出てなかったんです。
リアルイベントに出るときに1番困るのが、やっぱり子供のこと。
まずはダンナに頼めるかどうか。
もし頼んでも開始時間が早いので、出かける準備は子供のこともあって大変💦
そういう理由で、地元で開催されてるイベントにはほとんど出られず。
ただ、友達と2人でカフェでのイベント開催を1年くらいはやってたかな。
開催時間は10時で、出発時間は9時くらい😆
普通のイベントならそんな時間に出たんじゃ全然間に合わない💦
終了時間も子供が帰ってくる時間に合わせて、15時に。
自分達が主催なので好きなように設定出来た結果、月1開催で一年続けられました。
そのイベントをやめて既に2年。
販売はほぼネット上。
なので、リアルイベントをメインに活動してる作家さんみたいに、
コロナでイベントに出られないから、何か他にないかな⁈💦
みたいな気持ちは特になく。
ういちゃんがやるなら、出てみようかな〜くらいで。
実は極端に言うと、売り上げ自体期待していなかったんです(笑)
多分私がリアルイベントにガンガン出てたり、逆にオンラインでもサイト販売メイン、とか、活動の流れが明確に決まっててそれで売り上げもある程度安定してたとしたら・・。
新しい販売方法に対してもっと色々考えて
・新しいやり方をするために時間を割いて、その分ちゃんと売り上げはあげられそうか?
・パソコン等使いこなせるのか?
・オンラインでテレビ電話状態の販売って、どうしたらいいの?
・何を販売する?
とか、考え過ぎた結果お断りしてたのかも(笑)
これ友達にも言われたんだけど、  
ういちゃんのお誘いだからじゃない?
って。
あ、そうかも〜😳と☝🏻
多分このイベントをたまたま何かの記事で読んだとしたら・・出てないと思います。
誘われた時、
可能性いっぱいありそうでしょう?
って言われたんだけど、可能性ある分その時に決まってた事はほぼ無くて(笑)
なのに
なんとなく出てもいいかな〜
な感覚で返事したのは、ういちゃんへの信頼感からだったんじゃないかな、と。
このイベントに出よう!って決めた人の中で、私と同じような人他にもたくさんいると思う😆☝🏻
そして参加したことで勉強出来たこともたくさん!
人との新しい繋がりや新しいイベント主催・・得られた物は大きかったな〜✨✨
ういちゃん、声かけてくれてありがと〜😊💕
次回開催はクリスマス前。
また出展したいと思ってるので、よろしくお願いします😊✨


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 「主催の100枚メモ」は、2020年4月~6月にRemoというオンライン会議ツールを使ってハンドメイドのオンラインマルシェを開催したら、あれよあれよと日本最大級の大きさになってしまった時の主催のお話です。昔から、悩んだときは手書きでメモを取る癖があります。そのメモが数えたら100枚以上になっていました。

 メモから当時のことを掘り起こしつつ、「ゼロから日本最大級のオンラインマルシェを主催するってどういうこと?」について描いています。

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