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いつかキャラクター作家がマルシェを楽しめる企画展をやるんだ! そんな想いはちょっと前までは持たなかったな

 「オンラインイベントに興味はあるし、コロナウィルスのためにオンライン化を進めなくてはならないのもわかっている。わかっているけれども、そもそもパソコンとかITとか苦手で、何からはじめたらいいのかもわならない。なかなか一歩を踏み出せないーー」そんな方はいませんか?

 この「オンラインイベント、出展してみてどうだった?」マガジンは、オンラインイベントと聞いて「なんだかおもしろそう!」とチャレンジしてみた出展者さんに、リアルなお声をお伺いする記事です。

 第二弾は、編みぐるみクリエイターのkonaさん。オリジナルのキャラクター「ぼんちゃん」は、トルコのお守りナザールボンジュウから着想を得たお魚型のお守り。持つ人を応援する「あなたのためのお見守り隊」です。

 ぼんちゃんのポップでカラフルで、見ているだけで元気が湧いてくるような姿は、それを作っているkonaさんご自身のキャラクターともそっくり!

 konaさんが、「もっと広くたくさんの人にぼんちゃんを届けたい」と考えて飛び込んだオンラインイベントの始まりの波。今や元気なぼんちゃんさながら、あちこちのオンラインイベントを泳ぎまくっているkonaさんに聞いてみました。オンラインイベント、出てみてどうだったーーーーー?

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初めの頃に感じていた”?マーク”は吹っ飛んじゃった。イベント探しが楽しい毎日です

ぼんちゃん6

 私がオンライン活動を始めたきっかけは、
2020年5月に開催されたハンドメイドオンラインマルシェに参加したことです。
 私にとって、オンラインを経験する前とその後でどのような変化があったのか。そのことをみなさまにお伝えする機会をいただいたので、作家として振り返りながら書いてみたいと思います。

 結論から言うと

 初めの頃に感じていた”?マーク”は吹っ飛んじゃった。イベント探しが楽しい毎日です

………..

◆ぼんちゃんがオンラインに飛び込んだ理由

 私は2011年よりあみぐるみクリエーターとして活動しています。

 トルコのナザールボンジュウというお守りからインスピレーションを受けたオリジナルデザインのあみぐるみキャラクター
《ぼんちゃん》をお守りとして制作・販売していています。

 またそれを通じて多くの方々とSNSを通じてコミュニケーションをはかっています。

ぼんちゃん4

 《ぼんちゃん》は、FacebookやInsitagramでハンドメイド活動をしている人なら多くの人が「見たことある!」「知ってる!」と言われるキャラクターあみぐるみです。

 しかしそのキャラクターは
「かわいさ」「奇抜さ」「ユニークな世界観」が視覚的に先行してしまうため、《お守り》としてお届けしているこちら側の意図は伝わらないことが多いのです。

 そのため、《ぼんちゃん》の魅力やストーリーをどのように届けていくかを考えながら試行錯誤を続けてきました。

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(アフリカンやプリンセスにはじまり、花魁や女海賊やモヒカンまで…!!色々なキャラクターがいるぼんちゃんワールド。)

ぼんちゃん10


 自分の活動拠点を居住地以外においている私は、
常に「必要経費がカバーできるイベント出展方法」「日本全国の普段はあえない人とふれあえる方法」「無理なく継続可能な活動方法」について考えてきました。

 そろそろリアルイベントへの出展も再考する時期かもしれない…
オンラインにそれを求めていくこともひとつの方法かもしれない
と考えていた矢先のコロナ騒動。

 様々なイベントが中止され、
今までと同じような出展はできなくなっていくかもしれない、と感じた時に、オンラインマルシェ開催の話をいただきました。

 オンラインマルシェには全国の方と出会える機会がある、
また今までリアルイベントに来られなかった方とも繋がることができる

というメリットを知った時に、
「楽しそうだからやってみたい」と迷いもなく参加を決めましたが、
具体的なイメージはできていないままのスタートでした。

◆まずやってみよう!と決めたこと

 オンライン活動をしようと決めてもイメージがないので、
勉強会に参加すると同時に
「2週間で50名の新たなご縁をつくる」
そう決めてネットワークを広げていくことにしました。

 敢えて自分とは異なる分野の方に目を向けてみると、そういう方から聞く話は視点もスピード感も異なり、とても刺激的でした。

 今でも色々なイベントに遊びに行き、つながりを頂いています。
そうすることで、自宅にいても、自分の動けるフィールドは確実に広がっていると思っています。

◆オンラインの波に飛び込んでみてどうだった?

 オンライン事前勉強会やRemo体験会は
出展する上での参加条件になっていました。

 プレゼン用のグーグルスライドを制作し、
当日のデモンストレーションを開催日間際まで行っていました。

 その中で、自分が使いたいツールが使えない状況が続いたことは、
”準備魔”の私にとってはかなりのフラストレーションでした。

 私は、この準備にあてた「10日間スパルタ教育」(自分はそう呼んでいます)が忘れられません。

 なぜなら、何かをスタートさせようとする時に生まれる期待感と不安感を久しぶりに感じ、それが緊張感や焦燥感にもなったからです。

 そして自分を追い込んで、どこまでできるのかを確認することも多く、毎日気が休まらなかったことを覚えています。

 しかし、仲間の出し惜しみしない情報共有や、チーム感が強い中でマルシェに臨んだことで、今では参加イベントでどのようなパフォーマンスをするかを考えられる余裕が持てています。
 自分のステージをひとつあげられた気がします。

ぼんちゃん1

◆オンラインマルシェに参加した後にやってみた!

 オンラインマルシェを3回体験した後にやってみたこと。

 それは友人作家5人とユニットを組んだInstagramの日替わりライブ配信マルシェ。

 そこで初めてライブ配信ということにチャレンジしました。

 やってみたら、これがまた楽しいのです。
たくさんの方が見に来て、声をかけてくださることが嬉しくなり、翌日単独で昼間のライブ配信マルシェを実施。

 そうしたら30名くらいの方がライブ配信に参加してくれて、可愛い系ぼんちゃんが1時間で完売しました。

ぼんちゃん8

(完売になった可愛い系ぼんちゃん。やっぱり可愛いは正義ですね!)

 前夜のライブ配信が楽しかったからまたやってみよう、という気持ちが生まれたのも、
ひとつひとつできることが増えてきた成長の証だと思うし、
こういう交流の仕方がわたしには合っているのだと思いました。

◆オンライン化は活動する選択肢のひとつ

 オンライン活動をしよう!と決めた4月からの3か月半。
 その間に戸惑いながらも活動を続けてきている人たちは『新たな場所』を得て、積極的に自分のスタイルにあうオンラインイベントへ参加を決めています。

 わたしもそのひとり。
 参加できるイベントも、同じ思いで活動する仲間も、3か月半前と比較すると増えました。

 今後、この社会状況がどのように移り変わるのかは予測できません。

 その中でオンラインイベントの数が今以上に増えれば、自宅にいながら出展者とお客様が双方向で、楽しみながら時間を共有することが
普通にできるようになると思います。

◆いつかキャラクター作家がマルシェを楽しめる企画展をやるんだ!そんな想いはちょっと前までは持たなかったな


 作家として活動する上で、自分や作品を沢山の方に見ていただける場は多く欲しいので
これからも自分らしさを表現できるイベントへ参加していきたいと思っています。

ぼんちゃん2

 

 また、この3か月のオンライン活動を通じて、私はある想いを持つようになりました。

 それは、「いつか全国のキャラクター作家が集まって、オンラインでマルシェを楽しめるような企画展をやりたい!」という想いです。

 全国のキャラクター作家の作品が大集合する企画展が実現したら


子どもの頃「お人形ひとつ選ぶだけでワクワクして楽しい時間だった」あの頃をプレイバックできそうじゃありませんか?


そしていろいろな世界や物語を一度に体験できるワクワクランドにトリップできるような気分になりませんか?

ぼんちゃん7

 実は、友人の作家さんからも、
「企画展、私も参加したいので、これから頑張ってオンライン勉強しますね」というお声もいただいています。

 そのため、私と同じカテゴリーで活動している作家さんたち(オリジナルキャラクターを展開している作家やブランドの方々)との合同企画展などの運営にも今後取り組んでいきたいと思っています。


【今後のイベント情報】

8月16日(日)      小田急ファミリースマイルデーオンラインマルシェ
9月7日(月)~11日(金)Instagramライブ配信マルシェ お茶の間マルシェ
10月10日(土)     TIM.これが私展
11月1日(日)     何かを「始めた」女たちEXPO3
11月末         ハンドメイドオンラインマルシェVOL.2
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【小倉なお美 プロフィール】

ぼんちゃん5

ぼんちゃんかんぱにぃ~あなただけのお見守り隊ぼんちゃん~
代表兼デザイナー

SHOP : https://omimamoribon.thebase.in.
Instagram; : 
https://www.instagram/com/bonchan2011company/
 
 社会人留学の渡米先でナイトクラブのお客様を相手に服や小物のデザイン制作販売をしたことがきっかけで作品つくりの楽しさを知る。2011年の震災をきっかけにお守りになるあみぐるみ制作を始め、全国各地に「お見守り隊ぼんちゃん」というキャラクターを届け続けている。どこでも順応型。好きなコトバ、考え方は「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」そして「Serendipity(セレンディピティ)」
どちらも毎日を良い日だ!と感じることができる幸せをあらわしている。


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