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#2000字のドラマ

あなたの物語をマンガに。「若者の日常」をテーマにした投稿コンテストを開催します!

定番の記事一覧

祖父が残した言霊

本題に入る前に初投稿のnoteが思った以上に反応を頂けて本当にありがとうございます。私はあまり日本語の使い方が上手じゃないから、そこは暖かい目で見守って頂けたら幸いです。では本題に入ります こんなツイートをした この物語をもう少しだけみんなに届けます これは私と祖父の本当にちょっとした たわいの無い つまらない話 小学生の頃はあまり家に帰りたくなかった 理由は色々あって詳しくは言わないけど とにかく帰りたくなかった だから祖父の家によく寄り道していた じい

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あなたの物語をマンガに。ソニーミュージック・note・TikTokで若者の日常をテーマにした投稿コンテスト「#2000字のドラマ」を開催します!

【10月19日更新】 審査結果を発表しました!以下の記事リンクからぜひご覧ください。 ソニー・ミュージックエンタテインメント、note、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」による「カクカタチ」プロジェクトで、若者の日常をテーマにした投稿コンテスト「#2000字のドラマ」を開催します。 本コンテストは、次世代のクリエイターとの出会い、発掘、さらなる展開を目的とした、「書く」を「カタチ」にする3社共同運営プロジェクト「カクカタチ」の第一弾企画です

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泣き虫だから、手を握る。

おばあちゃんに会ってきた。 ぼくは動揺した。 こんな状態として見るのはやっぱりびっくりする。 姿を見てると気持ちが溢れた。 涙が止まらなくなった。 一生懸命生きてるおばあちゃんが誇らしい。 死ぬのが怖い、怖くてたまらない。 まだ生きてたい。 今日も沢山聴いた。 ピースしてっていったらダブルピース✌️ ちゃんと意思の疎通もできる。 まだまだ生きれるね。 大丈夫。 最近になって、一歩踏み出した背中が押して欲しくなって、直接会話をすることはもしかしたらもしかするから、聞きた

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鬼気迫る金魚すくいが聞こえるかい

金魚すくいをやったことがある。 お客さんとしてではなく、屋台のおっちゃん側だ。 ある時、小学生の3人組がやってきた。 話を聞くと、小学1年生、3年生、4年生の3兄弟だという。 この3兄弟は金魚すくいをやるでもなく、15分間、ずっと金魚の目の前に居座り、何やらお互いの耳元でこそこそ話をしていた。 たまにずるをして金魚を盗もうとする子どもがいたので、今回もそういう輩かもしれないと警戒していると、 何やら神妙な面持ちで、3人がお互い目配せをし、しばらくして「よし」と頷い

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「高校入ったら告っていい?」今言えよ

大人なら絶対にありえないような不可思議でヘンテコな、それでいて大真面目なことが、子どもになら容易に起こりうる。 子どもの醍醐味は、人生経験の乏しさから生じる、目の前のことに対する一所懸命さにあると思う。 _____ 大学生の頃、小学生向けの模試の試験監督をやっていた。 教室で小学生に試験用紙を配って、「それでは始めてください」「時間です。ペンを置いてください」と書き終えた試験用紙を集める仕事だ。 12月のある日、小学4年生の模試の試験監督をした。 外には大雪が降っ

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長すぎる恋が、やっと終わりを迎えた日

恋人になる人と出会ったのも、決まっていた出来事だったのかなぁと今は思う。 おしゃべりしている中で、「決まっている人生にしたがっているだけで、自分の意志でどうにかできることなんてないと思っている」という人生観を聞かせてもらった。 執着心だらけのわたしの頭に浮かんだのは、もう何年も前に別れた恋人の顔だった。 そういえば今日はバレンタインデー。少しだけ、わたしの恋の話を聞いてほしい。 その子と出会ったのは、「友達が来られなくなっちゃって」と開始2時間前に誘われて行った、飲み

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ソニーミュージック・note・TikTokで開催した、「#2000字のドラマ」投稿コンテストの審査結果を発表します!

2021年7月21日から約2ヶ月の間、「若者の日常」をテーマとしたストーリーやアイデアを募集した「#2000字のドラマ」投稿コンテスト。期間中(7/21-9/26)には、4,379件もの作品をご応募いただきました!すばらしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。 noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。 選考の結果、下記のように入賞作品が決定いたしました。 ・・・ 入賞作品 からやぎ【短編小説】 高校を卒業してなんとなく地元に残り、26歳になった主人公

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時よ止まれ、お前は美しい【#2000字ドラマ】

 ツキがない時……なぜか色んな“ついてない”は、だるま落としみたいに重なる。体育でボールが顔面に当たった。自販機で好きな飲み物が品切れだった。お気に入りのキーホルダーが壊れた。  そして今、学校の帰り道。ダイヤが乱れて駅は激混みで、人混みに押されながら電車に乗り込み、吊革にしがみついた。そして右の隣の隣に苦手なクラスメイトの男子、加藤(かとう)の姿を発見した。いつも無表情で、あまり人とつるまずに、一人で音楽を聴いてる加藤。今まで話したことはない。  加藤は私に気づいたよう

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早稲田大学が大っ嫌いだった、話。

郵便ポストを開けると『早稲田学報』が届いていた。 大学の最新情報・新しい設備・OB情報・寄付金・エトセトラ……を定期的に教えてくれるこの冊子も、最近は届くや否やゴミ箱に突っ込んでいる。 実は卒業年度の学費に、この雑誌の購読料金が上乗せされている、ということを最近知った。 ひさしぶりに最新号を開いてみると、女優活動をしている卒業生のインタビューが載っていた。同じ授業を受けており、先生方から一目置かれてていた彼女を私は一方的に知っている。 ページを捲ると、成績優秀な学生しかもら

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【掌編小説】ファビュラス・ファースト・ナイト

ウワノ ソラ、14歳の夏 地元のアイシャドウズという グラムロックバンドに恋をしている 学校の授業中も上の空で 耳に入れたイヤホンから流れる ボーカルのユウ君の 艶やかさと危うさの混じった歌声に うっとりとして、ため息をつく これは私の為の曲だとすら思う そして今夜、市街のライブハウスで アイシャドウズが演奏する ウワノにとって人生で初めてのLiveだ 両親に行きたいと言えば 反対されるに決まっているから 「友達の家に泊まる」と伝えてきた 口裏合わせをしてくれる葉子に 放課後

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情報漏洩はTeamsのせいだから禁止!?TwitterのおかげでTeamsが守られた話

タイトルの通りの出来事がありまして noteに書きとめて、この御恩を永久保存します。 Twitterで助けてくださった皆さま、本当にありがとうございました! 情報漏洩はTeamsのせいだから禁止!? 非ITの弊社。色々な事件が起きる。 毎日の管理部門の朝会。 そこで上長から衝撃の議題が! 上長「皆さんに伝えたいことがあります。 昨日、給与担当のXXさんがTeamsで給与データをUPし、 関係のない部署より指摘がありました。 これは情報漏洩です。 私たちは再発防止策を考え

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「#2000字のドラマ」コンテスト詳細

「カクカタチ」スタッフのソニーミュージック佐藤です。 プロジェクト「カクカタチ」では、第一弾企画として投稿コンテスト「#2000字のドラマ」を開催します。 とその前に、そもそも「カクカタチ」設立のきっかけって? というお話です。突然ですが私、ものづくりに憧れがあります。アーティスト、クリエイター・・・職業にしてなくても、何かを生み出せる人=カタチ化できる人がとにかく尊い!と思っています。 日々、仕事をしている中で原石が発掘されるとどうやって多くの人に知ってもらえるかな

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自己紹介 〜なんでnoteに入ったの? 〜

みなさんこんにちは。noteの荒木です。 きょうは、noteに転職することになったきっかけを書きますね。 「なんでnoteに入ったの?」。これ、本当によく聞かれるんですが、一度も詳細をお答えしたことがありませんでした。ちょっと気恥ずかしい、個人的な話だからです。         *** およそ25年。映像制作会社に勤務して、TV・CM・アーティストの映像作品を演出してきました。近年はNHKやEテレの作品に関わることが多く、主にドキュメンタリー・アート・教育コンテンツの

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投稿コンテスト「#2000字のドラマ」入賞作品がマンガ化されました!

2021年7月21日から約2ヶ月の間、「若者の日常」をテーマとしたストーリーやアイデアを募集した「#2000字のドラマ」投稿コンテスト。 次世代のクリエイターとの出会い、発掘、さらなる展開を目的とした、ソニーミュージック・note・TikTokの共同運営プロジェクト「書く」を「カタチ」にする「カクカタチ」の第一弾企画です。 それぞれの受賞作品がもつ世界観が、クリエイターの手によりすばらしい「カタチ」になりました。 カタチ化するクリエイター 完成したマンガ作品を紹介しま

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エンドロール

「最高だ~~~~~~~~」 映画館で最高の映画を観た上映の終わり、エンドロールを眺めながら頭の中でそう叫んでいる。人がいなければ叫んでいるかもしれない。 ポーズで言えば、眉間を押さえて天を仰ぐポーズをしていると思う。 「エンドロール見ない派」の人たちがポツポツと席を外す中、わたしは大体目だけで流れゆく文字を追い、頭の中では「最高だ~~~~~~」と思っている。 「こんなにもたくさんの人がこの素晴らしい映画のピースとなって制作したんだ、誰一人欠けてもできなかったんだ、ありがと

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【短編小説】涙くんと涙ちゃん

「見ててな」 藤野は上目で俺を見ながら、人差し指で自分の目頭を差した。そこから、ツー、と涙が溢れ出す。鼻筋を通って、口元まで垂れてきたところで、涙を手で拭う。 俺は、急に泣き出した友人をまじまじと見る。 「まあ、びっくりするよね。これが俺の特技というか、特殊能力」 藤野はテーブルの紙ナプキンで涙を拭き取っている。 「自在に涙を流せる・・ってこと?」 藤野は頷く。 テレビで見るような、役者さんが役に入り込んで泣くのとはワケが違う。2秒ほどで、蛇口を捻るように藤野は

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凱旋【短編小説】【2000字のドラマ】

 小学三年生の六月半ばの話である。私は年度から級友となった高城と書いてたかぎと読む男の家に遊びに来ていた。高城の家は、私の家から数分歩いたところにあって、帰り道を一緒にした後、また遊ぶという毎日を繰り返していた。  高城の家には、一人弟がいて、年は私と四つ離れているもんだから、今年で五つになる。弟は兄貴っ子で、兄貴の方も弟馬鹿であり、この兄弟仲が大変に良好なために、私はよく弟とも遊ぶようになっていた。  高城とはキャッチボールをして遊ぶことが多かった。私は二年生の八月の誕生日

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青春はいつまでも

「大人になるのが怖い。」 僕が彼らに想いを打ち明けてから三年の月日が経った。 「彼ら」とは僕の大切な友人二人である。僕のSNSのフォロワーの大半は友人と呼ばれる人たちだけど、二人は特別な友人で、一言でいえば親友だ。 そんな二人との出会いは高校生のときだった。といっても入学した瞬間から仲が良かったわけではなくて、意気投合したのは三年生の夏のこと。 僕らの高校の文化祭は夏休み明けの九月すぐで、文化祭の準備は例年夏休みから少しずつ行う。僕とケイとマリはたまたま文化祭実行委員に

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揺らしたい

はじめてのデートは泊まりだった。 友達に、「絶対やめた方がいい。おかしいよ」と言われた。 でも、私は行くことにした。 それまで友達関係だった彼には、一度告白して振られていた。 それでも、諦めきれずにいた。 振られた後も、どうしても彼の言動を目で追ってしまう私の姿を、友達は「痛々しくて見てられない」と言っていた。 そんな日々を送っているなか突然、彼の方から「付き合ってくれませんか?」と言われた。 『この人は誰でもいいのか?』と少し思ったけど、すぐに、そんなことどうで

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続:発達障害の息子朝陽がお友達と遊ぶ約束をした話

皆さんこんばんは虹色の朝陽です🌈 今日は朝から子ども達がとある物を食べたいと冷蔵庫から出してきました。それがこちらです…

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