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#スポーツがくれたもの

人との関わりかたやチームワーク、生活や仕事で活用できていることなど、スポーツによって得たものやことにまつわる投稿を募集します。

定番の記事一覧

中嶋常幸さんに"ゴルフ記者生命"を救われた日のこと。

松山英樹プロが、マスターズで優勝をした。 多くの皆さんと同じように、テレビで見届けた。 快挙を伝える映像と相まって、胸にグッと来たのは、TBS小笠原亘アナの涙声の実況だった。 もらい泣きをしながら、ふと思った。 解説の中嶋常幸プロが、なかなかコメントをされない。 きっと、涙で言葉にならないのだろう。 そう思うと、余計に泣けてきた。 中嶋さんについては、一生忘れられないエピソードがある。 それはまさにマスターズゴルフの舞台、オーガスタナショナルゴルフクラブでのことだっ

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エッセイ漫画『運動習慣についての話』

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故郷にJリーグのクラブチームがあって、本当によかった

二十四歳の春、わたしは突然帰省した。 新卒で三年働いた職場の、いろいろなハラスメントのストレスから、かちかちに強張り、思うように動かなくなってしまった身体と、心をかかえて、逃げ延びるように、東京から佐賀へと帰ってきた。 飛行機を降りて、空港の建物を出た瞬間に、暗がりにへたりこんで、わんわん泣いた。 無職になってしまったし、結婚を考えていた同い年の恋人も、ひとり暮らしのアパートの部屋も、そのまま置いてきてしまった。 これからわたしは、どうなるんだろう。 目の前に広がる夜の佐賀平

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サッカード素人がSC相模原のJ2初勝利を見て泣いた話。

3月21日18時前、暴風雨が吹き荒れる相模原ギオンスタジアム。 僕は、少し前までほとんど知らなかった地元クラブ、SC相模原の勝利を見て、泣いていた。 話は1ヶ月前に遡る。 あのDeNAが今季J2に昇格したSC相模原のトップスポンサーになるというニュースが、地元を駆け巡った。 もしかしたら、地元・相模原にこれから凄いことが起きるかもしれない。記事を読んだとき、瞬間的にそう思った。 SC相模原、正直あまり知らなかった。 もちろん、地元にあるクラブでどうやらJ2になったらし

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「女なんかに負けるな」に声をあげてくれた、”彼ら”へのリスペクトを込めて

母は、私の発信をよく追いかけているようだ。 母の姉妹ラインでは定期的に情報がシェアされているようだし、実家に帰省すればインタビューが掲載された雑誌や新聞がそれとなく本棚にしまってある。 この歳になると、親に発信を追いかけられるのはやっぱり恥ずかしいと思う自分がいたりするものである。 ・・・ 先日、久々に実家に帰った。夕飯を食べ、みんなで食後のコーヒーを飲みながら団欒しているとき、ふと母が切り出した。 「そういえばさ、志帆がTwitterでシェアしてた記事を見たのよ。

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Panasonic×noteで、投稿コンテスト「#スポーツがくれたもの」を開催します!

【6月22日更新】 審査結果を発表しました!以下の記事リンクからぜひご覧ください。 Panasonicとnoteで、「#スポーツがくれたもの」というテーマの投稿コンテストを開催します。 アスリートの活躍を会場やテレビで観戦する。身近な誰かのがんばる姿を応援する。実際に自分がスポーツに挑戦する。体育の授業やちょっとしたコミュニケーションの手段としても、スポーツとの接点は私たちの身近にたくさん存在します。その経験から、何かを感じ教えられたことがある人は多いのではないでしょうか

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バトン

私の息子の話をする。この春小学5年生になる。 息子は2歳頃から程度は軽いものの吃音がある。 息子の兄は発達障害がある。発達障害は遺伝的要素があるため、弟の彼は吃音という形で出たのだと言い聞かせている。 でももし誰かに私の育て方が悪かったと言われたらそうかもねとしか答えられない。 さて、そんな息子は年中から体操教室に通っている。 そこでは始めと終わりの挨拶の号令を生徒たちが先生とじゃんけんして勝った子が言うことになっている。 みんなが挨拶の係を競い合う中、吃音がある息子が

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高まるために捨てる

矢をつがえ、弓を起こし、ゆっくりと引き、狙いを定め、放つ。 弓道はひたすらにこの動作を繰り返すスポーツだ。 よく勘違いされるが、弓道はアーチェリーのように中(あた)った的の場所によって得点が変動したりしない。手持ちの4本の矢の内、何本が中り、外れたかで結果が決まる。 超個人的な競技なので、他のスポーツに比べ、戦略性や読み合いなどのゲーム性は乏しい。また、応援も中ったときのみ仲間が一瞬発声するだけなので、試合会場は基本的に静寂に包まれている。 この弓道というスポーツに、私

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その一歩が、僕の人生を変えた。

「こんな足に生まれてこなきゃ良かった。」 小学校の時の、家での口癖だった。 僕は生まれつき、シャルコーマリートゥース病という難病を抱えていて、足が思うように動かない障がいを背負っている。 普通に立っているだけでもバランスが取れず、 走ることも難しい。 みんなが普通にできていることが、僕にとっては、全く普通ではない。 だから、スポーツというものは、僕にとってはもともと縁がない存在だった。 小学校の頃は、運動会の退場の時の、走って退場するところですら、すごく嫌だった。1

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予測不能な世界を生きること

2019年11月24日、試合終了のホイッスルが鳴り、30秒ほどの間を置いてスタジアムが大きな歓声に包まれた。 この瞬間、2019シーズンの栃木SCのJ2リーグ残留が確定した。 残留確定の喜びに包まれるフクダ電子アリーナのビジター席 2019シーズンは、今思い返しても苦しい1年だった。 苦しさの理由は、チームの戦績だ。このシーズンは、全42節のうちの26節目から降格圏に沈み、以後最終節まで一度も脱出することができなかった。残り4試合の段階で、そこまで5試合しか勝っていな

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「サッカーをやめることはチャンスなんだ」と教えてくれた父

「そこに座りなさい」と、父が言った。冷たい水をかけられたように、顔がキュッと引き締まる。 母に「サッカーをやめたい」と打ち明けたのが昨日。その日は初めて練習に行かなかった。父にもきちんと話そうと決心したはずが、いざ膝を突き合わせると簡単に決意が揺らいでしまう。 小学4年生のぼくは、半年ほど前から「スポーツ少年団」に入っていた。 ぼくの育った街は、いわゆる過疎地域と呼ばれるど田舎。全校生徒数はたったの38人。同級生は6人だけ。 6人といえども、クラスの中でヒエラルキーの

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骨の眠る道を走って

イラク北部の街、エルビル。イラクの内部にあるクルド人自治区です。戦時下のイラクなのだけど、ここはオイルマネー効果もあってか比較的治安が安定しています。外務省のガイドラインでもレベル2、南米やアフリカの地域でもよく目にするレベルです。100km離れた距離では3年前までISISと有志連合の激戦があった街のモルスがあるにも関わらず。 そんなイラクのエルビルでマラソンが開催されていること、知っていましたか。おそらくイラクで開催されている唯一のフルマラソンです。 もしもコロナウイル

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走れ 息子よ

私には、息子がいる。 ある時から、走ることが、なによりも 好きになった息子。 息子が 這い這いから、立って歩いた 時、 私は 息子の 前で 息子が 競技場で走った 時、 私は グランドの 脇で 息子が 成人し、見知らぬ街を走った 時、  私は 自転車にのり 後ろで 見守ってきた。。。 しかし、 もう、自転車にのっても、追いつけないスピードで 息子は 今、を 走っている。 子供は あっという間に、成長する。 息子よ。。。 そう語る 母の思い 父の思い それは 言葉

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東大生がトップレベルの実業団チームに飛び込んだ話

「はじめまして。GMOアスリーツ監督の花田勝彦です。」 こう始まるメールが、大学3年の箱根予選会が終わった後、自分のもとに届いた。箱根予選会が2017年10月14日、メールが届いたのが10月16日だった。 花田監督の選手時代や上武大学監督時代の実績は知っていたし、自分の中では「テレビに出ているような有名人」だったので、そんな人からメールが届いたのは不思議な感覚だった。多くの場合、まずは実業団の監督と大学の監督との間でコンタクトが取られるので、直接連絡を頂くというのは普通な

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鍵っ子だった私がスポーツで得たこと

小学校2年生の頃、私は鍵っ子(カギっ子)だった。 鍵っ子というのは、帰宅しても家に大人がいないため、自分で家の鍵持ち歩き、帰宅後、留守番をする子どものことだ。 当時、両親は共働きだったため、小学1年の後半頃から、鍵っ子として過ごしてきた。(小1の前半は祖父が家に居てくれた) 小学2年の鍵っ子ともなれば、もう色々慣れたものだった。 鍵を開け、暗く静まり返った部屋の電気をつける。 朝食の食器を洗っておくと母が喜ぶので、洗う。 おやつを食べながら、漢字の宿題をする。九九を声に出

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ゆうきをもってやってみよう

子どもの自主性を大切にしたい! と思ってはいるのですが…白状します。私には息子の意に反してやらせている習い事が1つあります。 それがスイミングです。 理由は、 1.最近の小学校では泳ぎ方は授業で習わないと聞いたから(間違っていたら教えてください) 2.万が一の時、泳げた方がいいと思ったから。(←これが大きいです) ということで命にかかわることと判断した私は、マイ子育てルールを破り、息子にスイミングを習わせています。 子育てという観点で見た時、無理に習い事をやらせる

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英語話せないのにプロスポーツチームの通訳に応募して今に至る話

アスリートの通訳をしている佐々木真理絵です。 私が初めて“通訳兼マネージャー”としてプロのバスケチームに入団した時の事を少しだけ書きます。 私は大学生の時に1年間アメリカに留学しました。「帰国後は英語とスポーツに関わる仕事がしたい!」と意気込んでいましたが、希望の仕事には就けませんでした。 新卒で英会話スクールに就職しましたが、営業職として新しい顧客を獲得するために毎日飛び込み訪問スタイルの営業をしていました。 インターホンをひたすら押し続ける日々。 英語は一切使わ

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「現在地を取り戻す」ということ。

買った本とか読み直したい本がたくさんあるのに、読まずにいた。仕事の原稿は読んでいるけど、「落ち着いて読書する」モードが訪れない。 大きな不可抗力に身を置かれると、焦りと不安で浮ついて、浅い思考が上滑りする。だから意識的に「何もしない」をして、流されない時間をこじ開ける。どうせすっからかんで何も考えられないのだから、神妙なフリして余計に疲れるより、寝起きのおぼっちゃまくんみたいな呆けた顔で過ごせばいい。自分の時間の流れがゆっくり立ち上がり始めたころ、ようやく思考する余裕が生ま

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今日という日を勝つしかないんだ

2021年11月21日。 悔しくてたまらない夜。 「もっと試合前に場外に出て盛り上げれば良かったんじゃないか」などと一スタッフの僕が自分の振舞いを見返しているくらいだから、ファン・サポーターの皆さま、そして監督や選手たちの悔しさはどれほどのものだったのだろう。 チームが日々どれだけの鍛錬を積み重ねてきたのか、苦しい厳しい状況の中でもファン・サポーターがどれだけの想いをかけてきてくれているか。 当日の愛媛新聞の朝刊には熱く深い想いをもって支えてくださっている愛媛FCボランティア

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自慢してもいい?私のイケてる友人と、その鮮やかな青春を。

小学生のころ、走るのが遅かった私は、マラソン大会に出たくなさすぎた。 手首でも骨折しようかな、と壁に手をゴンゴン打ち付けてみたこともある。けっこう痛かったのですぐやめたけど。 そんな私も、中学、高校と運動部に没頭し、すっかりスポーツのとりこになってですね。 スポーツから得られたことといえば数知れず。 あきらめない力、仲間、筋力、自信、コミュニケーション力…さまざまあるけれど… 私のスポーツ人生の中で一番存在感があるのは「志乃ちゃんのレシーブ」だ。 爆イケな志乃ちゃん

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