PASMOを落としたら恐ろしい事になった話
自販機の下にPASMOを落とし、地面に這うようにして片手を入れ探っていると、近くに繋がれていた犬が私に砂をかけ始めた。
幸いにも地面は土ではなくコンクリートであった為 埋められず事なきを得た。
犬の爪のチャッチャッという小気味好い音を聴きながら探すなか、背後で自転車の止まる音がした。飲み物を買いたい者が現れたのかと思い、私は顔をそちらに向けた。
巡回中の警察官と目が合った。
警官の目には地面に這う不審な者と、それを必死に埋めようとしている あやしい犬が映っている。
こいつら