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#あの夏に乾杯

キリンビールとnoteがコラボして、「#あの夏に乾杯」投稿コンテストを開催します!

定番の記事一覧

アサヒスーパードルゥゥァイいかがですか?と言いたかったコーヒー売りの人生

夏も真っ盛り、皆さんお元気ですか。 さっぱり航海できていないナミです。 人生の羅針盤をください。 先日、甲子園へ高校野球を見に行きました。 何気に毎年恒例の行事です。 あだち充の漫画に焦がれすぎたゆえの行動力。 高校野球、青春の代名詞じゃないですか。 かく言う私もね、してました。 甲子園球場の売り子のバイト。 大学生時代に。 ほら、あれですよ。 ピンク色のスカート履いて、ビールの樽背負って。 「アサヒスーパードルァァイいかがですかー?」って。 客席の花形ですよね。

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あなたにとって乾杯とは?キリン×noteで「#また乾杯しよう」投稿コンテストを開催します!

【10月7日更新】 審査結果を発表しました!以下の記事リンクからぜひご覧ください。 ・・・ キリンとnoteがコラボして、「 #また乾杯しよう 」というハッシュタグで、「乾杯」をテーマにした投稿を募集するコンテストを開催します! ここ半年で、世の中はガラッと変わりました。これまでのように、どこかに集まって気軽に乾杯をすることが難しくなった今だからこそ、改めて人とのつながりを見直す機会がつくれないかと思いました。 そこで、これまでの乾杯の中でとくに印象に残ったエピソード

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8分間のサマー・トレイン #あの夏に乾杯

いつもと同じ夏が、過ぎ去ろうとしていた。 量販店で買ったマキシ丈ワンピースが暑さで足にまとわりつく。 結婚して10年、娘を産んで6年。ここ数年は、8月の終わりに実家に滞在するのが恒例となっている。私と娘が3日ばかり早く帰省するスタイルで、夫は後から合流。もちろん和平協定のもと、義実家に行くときは役割を交代する。 神奈川県の真ん中に位置する実家の周辺は、正直なんにもない。暇を持てあまして、3駅先のショッピングモールに娘を連れてきた。 映画に公園、プールにかき氷。子どもと

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ドドンパをしても一人(28歳・シングルライダー・女性)

28歳になりました。 28年生きても。 情緒が竹馬に乗っているタイプの女です。 人生で最も多く、絶叫マシーンに乗った一年でした。 情緒の高低差もセンターオブジアース級ですが。 そうではなく。 遊園地の話です。 小学校の修学旅行は、パルケエスパーニャでした。 命運をわけるのが、班分け。 当時の担任が「自分達で決めていいよ」と。 小学生に一番渡してはいけない裁量というソリューションを 明け渡したのを覚えています。 で、当然、大混乱を極めるわけで。 大混乱スマッシュブラザー

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男の部屋

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はじめて同性とキスした時のこと

 たどり着いたフランスの片田舎の駅のホームは夏の日差しを反射して鏡のように白く、私は炒り豆になった気分で列車が吐き出す無数のバカンス客に紛れ迎えを待っていた。ホームステイ先のホストが迎えにきてくれる、と留学エージェントからの手紙には書いてあった。  夏期休暇に一ヶ月半の語学留学を決めたのは、友達のいない夏の過ごし方を知らなかったからだ。大学はつまらない。滑り止めで受かったこの学校なんかに私の話し相手になる人間はいない。一方でパリを選ばなかったのは、私なぞがあの華々しい街でや

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きみも【卒業】してしまうのか

通り沿いの雑多な居酒屋で、夜風に吹かれながら飲むハイボールは最高だ。 「きみがいつまでも若くて安心した」 ジョッキに入った氷を鳴らしながら、友人は言う。同い年の彼とは23歳の時に森美術館で出逢った。意気投合して小松(およそ六本木にあるとは思えない大衆的な居酒屋)で飲んだのを覚えている。 当時、彼はM1、私は社会人1年生だった。理系と文系、業界も立場も違う。それでも、お互いに好きなものは手に取るようにわかる稀有な存在だった。同じものを見ていても、違うように捉える。こ

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消えない泡 #あの夏に乾杯

北の夏は短い。 盆だというのに吹き込む夜風は涼しく、虫の声も秋を感じさせる。リビングの窓の網戸には、大きな黒い虫が張り付いて離れない。蛍光灯の光に引き寄せられてか、夕飯のカスがこびりついた皿の山に用があってか。 「おい」 テレビの前の父親に目を向ける。むっくりとした猫背のラインに、グレーのTシャツがぴったり張り付いている。野球観戦後そのままのチャンネルで垂れ流されるCMでは、最近人気の俳優が爽やかな笑顔をこぼし、ビールを飲み干している。 「一杯、どうだ」 夕飯の時か

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「アイスクリームが届きますよ」とお知らせしていた、桃の香りの夏のこと

23歳の夏、わたしは妊婦だった。 冬に妊娠がわかってから4ヶ月間つわりがひどくて毎日吐き続け、水ですら吐いてしまうので点滴を打つためにしばらく入院していたほどだった。 目が覚めた瞬間から眠りにつくまで常に気持ちが悪く、文字を読むことも画面を見ることも困難で、薬も飲めないのでただただ耐え続ける地獄のような日々だったが、ある日突然、ほんとうに突然「あ、もう気持ち悪くない」と身体ごと生まれ変わったような日がきた。 朝起きて気持ちが悪くないというだけでうれしい気持ちと万能感にあ

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言葉 について

眩しそうに曇る二月の 短さを埋めてはやれないが よくあるむずかしい歌詞ではなく、遠いどこかを書いてるわけではなく、日常を切り取った言葉だ オサキアユにしか書けない歌詞だ この季節に聴きたくなる 冬がおわり、まだ心の準備ができていないのに春になる 冬に違和感を残しながら新しい季節を迎える、その繰り返しを経て人は生きていくんじゃないかと思ったりもしてる 村上龍と坂本龍一が対談で「小説家や音楽家は悲しみの代弁者」であると話していた。生きているだけでは、人は「悲しみ」とい

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わたしが滅亡しかけた夏夜

「パピコ、パピコの、ソーダ!」 幼稚園からかえってきたばかりの息子達は、したたる甘い汁をおしりふきでおさえてる。 Eテレでは知らない子たちが、ダンボールでかき氷屋さんになろうとしてる。インサートされたお店の映像では、透明なひかりの跳ねる天然氷のかたまりに、刃があてられ、ざり、ざり、と削られてる。 ざりざりざりざりざりざりざりざり 夏に特別な思い出がない。 それなのに、忘れられない夏がある。 あれは、地味すぎる大学三年の夏。 なのに10年以上たってもまだ記憶の

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#0どうやって「氷艶〜月光かりの如く〜」という異種格闘技を演出したのか? 〜はじめに〜

宮本亜門さんが高橋大輔さんを知ったのは、「ミヤネ屋」の番組に生放送で出演したとき。それは、2013年の全日本選手権男子フィギュアスケートで、手に血を流していたパフォーマンスの映像だった。 「表現力が見事すぎる、ただ者じゃない」

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『忘れられない一杯』は覚えていない【小説】

「今度のフェスで乾杯しましょう!」 音楽好きの間では、良く使われるセリフだと思う。SNSが普及してからこっち、「顔は見たことがないけれど、趣味は同じ。いつ繋がったのかわからないけれど、ネット上では普通にしゃべる」、そんな不思議な関係の人が沢山できた。 そして、同じジャンルの音楽が好きでつながった人とは、参加するライブやフェスがかぶることが多々ある。そういう時に「会いましょう!」と言うのではなく、なぜか「乾杯しましょう!」という、ちょっと湾曲した言葉が良く使われる。直接的な表

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【祝】ロックンロールは鳴り止まないっ【編集部のおすすめ選出】

 衝撃。そんな陳腐な語彙では到底表現し切れない、まさにビッグバンにも似た脳内大爆発に、僕はわなわながたがたと四肢を震わせた。  冬で、二十代半ばで、半ニートだった。 「最近の曲なんかもうっ! クソみたいな曲だらけさああああっ!」  都内某ライブハウス。汗とヨダレと得たいの知れない汁がほとばしる、光に満ち満ちたステージ。そのド真ん中で、数千人の観客の前で、スクワイア・ジャグマスターをギャギャギャギャギャーンと掻き鳴らし、鬼気迫る表情と共に「ロックンロールは鳴り止まないっ」

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帰ってきた真夜中の飲み友だち

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従姉妹の結婚式スナップ

久しぶりに結婚式のスナップ撮影をしてきました。 SNSにも載せてOKとのことで、楽しく撮れたので僕の記憶が薄れる前にここに記録残しておきます。 結婚式ではメインカメラマンの邪魔にならないか心配でしたが、従兄妹の働きかけで「自由に動いてOK」と許可を貰えました。 カメラマンがしっかりと記録してくれて、自由に動いて良いのなら、こっちも肩の力を抜いて撮影しやすいです。 そこまでしてカメラマンとして呼んでくれるなら…と撮影をしてきました。 結婚式の撮影は非常に気を使いますし超大

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本が売れた先にあるもの

事象に触れ、心象が生じたときに書きたい衝動が生まれるのなら、それは今だ。書きたくなるのはいつも祭りのあとであり、一人きりになった時だ。噴き出る心象の重量でその場を離れられなくなる時だ。 昨夜、ジュンク堂書店大阪本店にて、『読みたいことを、書けばいい。』発刊記念トークイベントとして、著者の田中泰延さんとわたしのトークショーを開催していただいた。 イベントタイトルは、 「ベンチがアホやから野球ができへん。 編集者がおらんかったら本ができへん。  編集者 今野良介 全仕事」

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キリンとnoteがコラボした「#あの夏に乾杯」投稿コンテストの審査結果を発表します!

7月8日から約1ヶ月半、みなさんの “あの夏” にまつわるエピソードを、文章やイラスト、マンガなどで募集した「 #あの夏に乾杯」投稿コンテスト。期間中(7/8-8/31)には、なんと4,137もの作品をご応募いただきました!たくさんの素晴らしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。 noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。 審査員3名とキリンビールnote編集部による選考の結果、下記のように受賞作品が決定いたしました。 ・・・ 審査員賞(スイスイさん)は

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キリンビールとnoteがコラボして、「#あの夏に乾杯」投稿コンテストを開催します!

【9月27日 更新】 ・コンテスト結果発表記事を公開しました! ・スイスイさんのお手本作品を公開しました ・りょかちさんのお手本作品を公開しました ・あそうかもさんのお手本作品を公開しました キリンビールとnoteがコラボして、「 #あの夏に乾杯 」というテーマで投稿コンテストを開催いたします。 学生時代の夏に地元で聞いた懐かしの “あの音楽” 、夏フェスでみんなで飲んだ “あのビール” 、旅行先で偶然見つけた “あの景色” ……など、みなさんの “あの夏” にまつわる

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わたしたちの、"大人のおやすみセット"

数年前、当時の恋人と”新幹線旅行のお愉しみ”にしていることがあった。 品川駅でビールを買って、新幹線に乗り込むと、わたしたちは、買い込んだビールをちびちびと飲みながら、ちらちらと通路側を覗き込む。 待っているのは、車内販売のカートだ。 「きたきた」 車内販売のカートが来ると、私たちは目をきらきらさせて、お互いの顔をにこにこして見る。 いろんなひとが注文するものだから、なかなかこっちまで来なくて、じれったい。車内販売のカートのお姉さんが、色んな人の注文を受けて、サンド

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