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BtoB企業がスポーツクラブをスポンサーをする3つの理由

スポーツクラブにとって大事な収益源であるスポンサー費用。

企業や団体が商品・サービスなどの認知度を向上させることを目的としてスポーツクラブにスポンサー支援をします。


そしてかつてはBtoC企業がスポンサーになる例が多かったです。

自動車メーカー、家電メーカー、食品メーカーなど。


これは当然のことで、その商品やサービスを知っているか知らないかというのは買う時の判断材料として大きく影響を受けるからです。

またファンはクラブに好意を持っており、そのクラブをスポンサーしている企業に対しても好意を持つ可能性は高くなります。

それにより、スポンサーをしている企業の商品やサービスを選ぶというのは自然な流れです。

その為、一般的にスポーツクラブをスポンサーする企業はBtoB企業が多かったのです。


しかし今、ユニフォームの胸部分・背中部分やスタジアムの看板などであまり馴染みのない企業を目にすることが多いかと思います。

それらの企業の多くはBtoB企業かもしれません。

実際に多くのBtoB企業がスポーツクラブをスポンサーしています。


BtoB企業というのはBusiness to Businessの略で企業同士でビジネスを行う業態のことで、BtoC企業に比べ認知度が低い傾向があります。

何故ならBtoB企業は認知度を上げる必要が無いからです。

購入決定権が個人ではなく企業である為、購入や利用の判断材料として認知度はあまり重要ではなく、過去の実績や商品・サービスを観て判断するケースが多いです。


では、何でBtoB企業がスポーツクラブをスポンサーするのでしょうか?

それには3つ理由があるのです。


①人材獲得の為

②顧客認知度向上の為

③スポンサーアクティベーション



まず①人材獲得について説明致します。

商品やサービスを良く知ってもらう必要はありませんが、あまりにも企業として認知度が低い場合、優秀な人材を獲得することが難しくなります。

その為、就職活動中の学生や転職活動中の人に対して企業の認知度を高めることで人材獲得をしやすくすることができます。

スタジアムやテレビで目にすることで、就職・転職活動中にその企業に応募してみようと考える人が増えるというわけです。



続いて②顧客認知度向上についてです。

市場の中で十分認知度が高い企業や、固定客がいる企業にとっては不要ですが、これから市場でシェアを伸ばしていこうとしている企業や新規顧客を増やそうとしている企業にとって認知度は重要です。

一般消費者に知ってもらう必要はありませんが、企業としての認知度を高めたい場合、スポンサーというのはある程度効果があるのです。



そして最後が③スポンサーアクティベーションです。

これは従来の広告としてのスポンサーとは異なります。

企業だけでなくスポーツクラブと相互に利益をもたらすことを目的として企業がスポーツクラブをスポンサーする傾向にあります。

つまり企業はクラブを利用することで企業価値を高め、クラブは企業と提携することでクラブとしての価値を高めることができるのです。

(この点については別の投稿で詳しく取り上げたいと思います。)



このようにBtoB企業にもスポーツクラブをスポンサーするのには狙いがあったのです。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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