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トワイライト・トロンボーンカルテット 10周年記念公演 ~原点回帰~(2019/5/9)

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『トワイライト・トロンボーンカルテット 10周年記念公演 ~原点回帰~』に伺いました。(2019/5/9@豊洲シビックセンターホール)

Twilight Trombone Quartet トワイライトトロンボーンカルテットは、東京藝術大学で共に研鑽を積んだ卒業生及び学部生で結成され、今年10周年を迎えました。メンバーは藝大フィルハーモニア管や東京佼成ウインドオーケストラで活躍する今村 岳志 (Takeshi Imamura) 、東川 暁洋 (Akihiro Higashikawa) 、廣田 純一 (Jyunichi Hirota)、佐藤 敬一朗 (Keiichiro Sato) の4名です。

今回のコンサートは、メンバーが選ぶ思い出深い作品と、お客様に特に人気の高かった曲を中心に構成されたそうです。トロンボーンカルテットのために作曲されたシュベールの「ソナタ」のほか、メンバーがアレンジした「ニューシネマパラダイス」「グリーンスリーブス」「トゥーランドット」「美女と野獣」「山田耕筰メドレー」などのよく知られた楽曲が並びました。

また、メンバーの廣田さんが作曲したオリジナル作品「Departure」と「星空」、そしてメンバーと同時期に藝大で作曲を学び自身もトロンボーンを演奏していたという阿部俊祐さんの見事な作品「Dots Dance」も演奏されました。

全員の技量が非常に高く、柔らかな音色から張りのある輝かしいサウンドまで充分に堪能することができました。演奏が終わるたびに、ほぼ満席の聴衆からとても大きく暖かな拍手が送られていたことも印象的でした。

そして、長年一緒に活動してきた4人の仲の良さが伺えたトークがまた楽しいものでした。休憩時間中にメンバーへの質問をアンケート用紙に書いて出してもらい、コンサート後半で曲と曲の間に答えていくコーナーが設けられました。まるでラジオ番組の公開収録のような雰囲気で会場が一体となり、素晴らしい演奏と相まって、この公演のリピーターが多いことに納得しました。

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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