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楔状欠損:WSD

楔状欠損:くさびじょうけっそん 歯についての話です。名の通り、楔状に欠損(削れている)している状態で、歯と歯ぐきの境目に生じやすい欠損です。原因として「噛み合わせ・歯ぎしり」も文献に出てきますが、小生の感触ではおそらく九割以上は「ゴシゴシ磨き」です。寒くなると(水道水の温度が下がると)「歯磨きの時に痛い・しみる」との主訴で来院される方が増えます。鏡で見てもらい、ゴシゴシ磨きの弊害を説明し、治療はムシ歯と同じように表面を少し削って(勿論ムシ歯があればそれも除去して)樹脂を詰めます・・勿体無い話です!
1)ムシ歯ではないのにムシ歯と同じ治療を受ける必要が生じるのが、勿体無い!
2)ご本人はムシ歯予防(ゴシゴシ磨き)のつもりが結果的にムシ歯(様欠損)を作ってしまったことが、勿体無い!
3)ゴシゴシ磨きのために費やした歯ブラシと歯磨き粉と時間が、勿体無い!
歯に関する「勿体無い」のお話でした。
オリジナルはこちら「BBTime 397 勿体無い!

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