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オンライン化のコミュニティを作った理由と目指すもの

新型コロナが長く深刻なものになるかもしれないと感じた3月1日、オンラインシフトのための知見を共有する、ゆるやかなコミュニティを立ち上げました。

1ヶ月強で1,000人となり、そこそこやり取りも出てきたので、何を思いこの場を作り、これからどうするのか、改めて言葉にしてみようと思います。

Why:なぜ作ったか

私は講座づくりを生業としています。

去年は年間200件実施しましたが、リアルイベントは全て中止、今後の見通しも立たないと、文字通り死活問題です。

私同様、企業の研修担当、研修講師・研修会社、教員・教育機関、イベント会社等々、これまでリアル前提だった人々も、突然の否応ないオンライン化に苦闘しているので、何か役立てればと思いました。

そこで、自分も含めたそんな人々が必要とする情報が集約され、互いに協力して課題が解決される場を作ろうと思い、Facebookグループを立ち上げました。

What:何の場か

リアル中心だったオーガナイザー達が、次々オンラインの試行を始めていたので、まずは知見やお役立ち情報と、興味深いイベントの共有を中心に、目についたものをどんどんシェアしました。

また、困りごと解決のマッチングにも注力しました。

急遽、無観客にせざるを得なったイベントを配信したい、ツールやデバイスのオススメを教えてほしい、などの問題を解決するマッチングも、いくつか成立しました。

因みに、こんな企画が形になりました。

参加した人が、ここで得た情報を元に試行した知見をコミュニティに還元し、化学反応から新たなプロジェクトが立ち上がるような、Giveが連鎖する実践志向の場にしていきたいというのが、当初からの思いです。

ポリシーについて

4/8時点では以下のように記しています。

【質問・ゆる募、紹介もWelcome!】

オンラインイベント&リモートワーク関連の、知見共有とディスカッション用に作ってみました。
・実際にやってみた知見・感想
・お役立ちリンク
・興味深いイベント(自身のでもOK)
・質問やお願いも、お気軽に!


当面はオトナの扱い&性善説で運営します〜
そぐわないものは、管理者がそっと消して優しく諭すのでw、ノリで気軽に投稿ください。
興味ある人が増えるのはWelcomeなので、気軽にご紹介ください!

基本は参加者が自発的かつ活発に場を使って欲しいので、良識に委ねています。

参加者にベネフィットがあり、最低限の配慮があるなら、営利イベントや自分のグループの宣伝をしてもらっても全然構いません。

これまでに強権を発動したのは1回だけです。

中身の価値の割に高額な印象のセミナーを、削除しているのに何回も全く同じコピペで投稿してくるので、登録者ごと削除しました。

他の色々なグループにも全く同じコピペを投稿しまくっていて、コミュニティの価値に貢献する姿勢を感じなかったためです。

案内文も情報商材的な扇情的文章で、場の品位を下げると思ったというのもあります。

逆に、そこまででなければ、基本対応はゆるいです。

まあ、何を価値とみなし、どのレベルがが心地いいと捉えるかは、参加者によって異なるので、判断は難しいところで、常に悩みながら運営はしています。

Who:どんな人がいるのか

テーマや目的に幅をもたせ、参加ハードルも下げているので、多様な人がいます。

業界も教育・研修に限らず幅広く、職種も教員、人事もいればエンジニアもいるなど、多種多様です。

まだ半分は私の知り合いですが、その割合も下がりつつあります。

How:どのように輪を広げ、活性化を試みたか

立ち上げ初期は、無から価値を作り出す必要があります。

地道な話で、お役立ち情報を目についた瞬間シェアし、関係ありそうな人を、ちょくちょく誘いました。

困っている人がいたら、グループを通じて支援します。

正直その程度のことしかしていません。

ただ、それを1ヶ月毎日時間を見つけては続けることが大変な気がします。

善意と情熱の両立が大変

「完全ボランティア」なので、その場をつくることに意義を感じ、心から良い場にしようと思えないと、続けられないでしょう。

利己目的で作られた場は、不思議と伝わり、人は増えないものです。

これまで数回、Facebookグループを立ち上げたものの、結局は根っこの動機が弱く、うまく回りませんでした。

今回は、関心やタイミングなどがうまく噛み合ったのもある気がします。

Challenge:課題とこれから目指すもの

多様な参加者が自発的に相互につながり、面白いプロジェクトを順次形にしていく、アウトプット志向の場にしていきたいと思っています。

また、今は情報シェアが大半ですが、独自に様々なテーマを定め、オンラインなどでイベントを実施し、独自の情報発信をするなど、メディア機能も作っていければと考えております。

個人の発想は限りがあるので、いろいろな人のアイデアも頂きながら、より価値ある場を共創していこうと思います。

そのためには、今の価値は維持しつつ、関係者の継続的協力を得られるような、持続可能な仕組みも作らなければならないでしょう。

ご興味あれば、お知恵やお手数をお借りできれば幸いです。

引き続き、宜しくお願いします。

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