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学びの企画-2021年実践方針

2019年は200講座の「量稽古」をこなし、2020年はその方法論と、新型コロナに伴うオンライン対応について書きました。

単発講座作りはやり切ったので、今後は以下にチャレンジしていこうと思います。

幅を広げる

1)継続・実践型プログラムをつくる

これまでは単発講座の量産や、単発講座を複数セットにした連続講座を中心としていました。

今後はより有意義な学びの機会を作るために、複数回のクラスを通じて1つのテーマを実践しながら習得するタイプのものに注力します。

コロナ前は、高単価の長期プログラムは負荷が高いので、単発講座を高効率で量産した方が、工数見合いで考えると割りが良かったのですが、オンライン化により低単価の単発講座の成立が難しくなったこともあります。

今後は、以下のような継続・実践型プログラムを立ち上げていこうと考えております。

・複数回のクラスがあり、相応の単価が取れる
・「アウトプットする」「できるようになる」実践型プログラム
・複数年にわたる継続実施を前提
・修了生コミュニティを構築

想定としては年間5本、そのための講師発掘・プロデュースも進めます。

コンテンツ開発とプロモーションについては標準化し、それも記事化して公開します。

2)「学校」として括る基盤を作る

これまでは単発でばらばらと出しており、年間200企画したといっても、WASEDA NEOのホームページ(企画者の名前は入っていない)、自身のPeatixやFacebook(全てを載せている訳でもない)や、受託の場合は主催者のページに分散し、どこか1ヶ所にまとめてはいませんでした。

今後は専用のページを作り、自身の企画を集約するとともに、ある括りのものは、1つのブランド下のプログラム群として「学校」のような形で提供できる基盤にしようと思います。

ページの基本コンテンツは、今のところ以下を想定しております。

・講座一覧(過去ポートフォリオ、現在募集)
・コミュニティ(学校全体、講師別)
・募集・依頼(講座開催、研修・コンサル、公募プロジェクト)
・紹介(学校、コース・講座、講師)
・コンテンツ(記事、動画、音声、スライド、等)

方法論を広め、実践者を増やす

講座企画については方法論をまとめたので、自分で作ることから、実践者を増やすことに軸足を移していきます。

以下のようなニーズを想定しております。

・自身で企画を形にできるようになりたい(プロデューサー)
・自分の知見をコンテンツ化したい(講師)
・場づくりの支援をしたい(支援者)

具体的には、既にある書籍や記事をベースに、育成プログラムを計画的に実施し、ワークシートや教授法も整備していきます。

受講者コミュニティを作り、私の企画を一部手伝ってもらう、あるいは、各人の企画成立を支援するなどして、実践の機会を継続的に提供します。

最終的には各人が自分のコンテンツや場を自ら作れるようになることを目指します。

既存の取り組み

1)受託

現状の支援は以下のように整理できます。

<用途>
・学校の主催講座用途に、企画等を提供
・企業の人材育成用途に、企画等を提供
・企業のマーケティング用途に、企画提供、構築支援を行う

<内容>
・企画し、アレンジする
・運営まで行う
・内製化を目的に、企画提供・仕組化を支援し、担当者を育成

<核となる知見>
・ビジネスパーソン向けの講座企画・成立交渉、仕組み構築

2)主催

オンラインでは、PR目的の著名人登壇が激増し、単体収支を目的とした3,000~5,000円程度のライトな単発講座の成立が難しくなりました。

それに伴い、主催講座は収益目的のものは抑制して試行目的のみにして、収益源は企業案件にシフトしました。

但し、高単価の継続講座については、オンラインの方が、色々な場所から参加でき、欠席による損失リスクが低いというメリットが、オンライン化による価値減衰を上回るため、今年はこの種類のプログラムに注力していこうと考えております。

将来への布石

1)学術的な知見の習得

これまで取り組みは実践から帰納的に方法論としてまとめたもので、学術的な裏付けが必ずしもある訳ではありません。

この分野の仕事を始めた際に、青山学院大学が提供する「ワークショップデザイナー育成プログラム」を修了しましたが、現在は、Instructional Design(教育設計)を体型的に学ぶため、熊本大学が提供する「産学連携 教育イノベーター 育成プログラム」の履修をはじめました。

これも実践と両輪で学びを深め、より効果的なプログラム作りに反映していきたいと思います。

2)通年講座や本格的な研修の企画・実施に携わる

現在は企業や法人に既にある講座を提供することを主としております。

効率だけ考えるとそれはそれで正しいのかもしれませんが、それだけ続けていると深みが出なくなる懸念があるので、上記で学んだアカデミックな知見をプログラムとして実装することに挑戦する機会を自ら見出そうと考えております。

例えば、大学や専門学校でいえば通年15回の講座であったり、企業向けであればプログラム全体の設計などです。

3)「売る」ためのオンラインセミナー体制構築支援

現在はB2Bビジネス向けにリード獲得を目的としたオンラインセミナーの体制構築や企画支援を行っています。

これも理想で言えば、事前のデジタルマーケティングや、事後のMAやコンテンツ化などと有機的に組み合わせることで長期的に効果が出るので、一気通貫のサービスをメニュー化していこうと考えております。

案件ベースではそのような形で実施はしておりますが、目指すところを同じくすし、相互利益構造が成立するパートナーと組んで、標準メニュー化するということです。

4)大規模イベント

これまではワンオペでできる規模のイベントが中心でしたが、大規模なオンライン・カンファレンスなどもやってみようと思います。

オンラインでは大規模イベント化しても、会場費やスタッフ人件費は大きく変わらないため、上手くやれば効率よくPRができるためです。

仕組化

これまでも「誰でもすぐに一人でできる」ような簡素化・仕組化はしてきました。

今後は、自分以外の人にやってもらう割合をあげ、また、企画などの段階から入ってもらうことを想定して、更なる仕組み化を進めます。

また、オンライン化と、「学校」として括ることにより、コンテンツ化、発信、アセット化なども進めるべきと考え、こちらも標準化を進めていこうと考えています。

その知見やツールは、共創領域として、可能な限り公開していく予定です。

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