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300講座のプロデューサー直伝「自分が教えられるテーマ」を発掘する方法

「あなたが教えられることを、2時間話して下さい」
突然そう頼まれたら、何を話しますか。

業界の有名人でもないし、極めた趣味があるわけでもないし、私に話せることなんてない… と思ってしまいませんか?

私は講座づくりを生業として、年に200個の企画を実現しています。

有名企業の社長が登壇することもありますが、そうではない実務家の講座を企画することも多々ありますし、企業研修で「自分が作りたい勉強会」を考えるワークショップを作ることもあります。

その経験から「誰でも何かしら、話すに値するものを持っている」と確信するようになりました。

ここでは、何を教えればいいかすぐには思い浮かばない人でも、「これなら話せるかも」と思えるものを見つけるヒントをお伝えしたいと思います。

気軽なテーマでも十分喜ばれる

ある大企業の社内勉強会で最も人気が高い講座は「エクセル術」や「スケジューラーでの時間管理」だそうです。

新しく、注目を集める講座の企画に苦心している私には、最初聞いた時、正直「いまさらそんなものが?」と思えました。
しかし、日々の仕事の効率を上げたい思いは、いつの世も変わらないのです。

逆に「そんなマニアックなものが?」というものが、意外に人気講座だったりすることもあります。

ある教育サービス企業の社長から聞いて印象深かったのは「包丁研ぎ」の講座です。
元サラリーマンの方が、包丁を研ぐ講座を始め、それが人気となり、本まで出し、講座も毎回人気とのこと。

「教える」というと、壇上から大層なお話をしなければならないと思いがちですが、「新しく面白いことを知るキッカケをつくる」くらいなら、気軽に考えられる気がしませんか。

まずはハードルを下げてみましょう。

あなたの知見が役立つ「別の土俵」を見つける

コピーライター養成講座のような、プロが同業のプロに教える講座なら、「並の」人が講師を努めるのは難しいでしょう。

しかし、他業界の新規事業のコンセプトづくりに困っている人にとっては、コピーライターが一番最初に習うことすら、目新しく役立つものであったりします。

そのように、「自分の知見を必要としている異分野の人を探す」という視点を持つと、可能性が見えてきます。

何年かの経験があれば、何かしら他の人は知らないこと、できないことを持っているはずです。
そしてそれは、必ず誰かの役に立ちます。

ポイントは「抽象化」してみることです。

例えば、小学生向けの教材をつくっていた人がいました。

その専門性を「子供でも分かるように、情報を整理して伝える」と一段抽象化してとらえ直せば、それを必要と感じている人は格段に増えるでしょう。

のめり込めれば、未経験からでも教えられるくらいになれる

私が講座づくりを仕事として始めたのは、わずか3年前のことです。

ひょんなご縁で社会人スクールから声がかかり、未経験だったものの、やってみたら性に合っていたのです。
のめり込めることなら、あっという間に上達するもの。

未経験だからといって尻込みすることはありません。
私はワークショップ・デザインのプログラムを修了していますが、受講し始めたのは、講座づくりの仕事をするようになった後でした。
ただお勉強するより、実践しながら受講したほうが、深く理解できます。

自分の「コンテンツ」を見出す5つの質問

仕事でやっていることではないし、長くやっている趣味もはない。
のめり込めることもすぐには思い浮かばない、という方もいるでしょう。

コンテンツの種を引き出す時、私は以下のような質問をして、その人の過去・現在・未来を掘り下げます。

1)人より深く・長くやっていることは?
2)たまたまやってみて、意外と自分に向いてるかも?と思ったことは?
3)偏愛していることは?
4)大学の専攻やこれまでの仕事など、「あえて」選んだものの理由は?
5)これからチャレンジしたいことや実現したいことは?

これらを自問自答して書き出し、それを見てさらに「なぜ?」と掘り下げていったり、違う質問同士の答えの中の共通点や関連性を見出してみたりすれば、自分がのめり込めそうなことの方向性が見えてくるかもしれません。

答えは、自分の中にあります。

試行と改善を積み重ねる

ある程度方向性が見えたら、実際にやってみることをオススメします。

やってみれば、ターゲットや自身のコンテンツの解像度も上がりますし、何より自分がやってて楽しいか、そうでないか、自分で感じるでしょう。

とはいえ、いざやるとなれば、人は来るのだろうか、場所はどうしよう、何曜の何時がいいだろうか、どこまで準備が必要かなど、心配は尽きないでしょう。

しかし、案ずるより産むが易しです。

集客は、冷やかしの100人より、真剣に聞いてくれる1人のほうが遙かに有用。
いたずらに人を集めようとせず、まずは1人を見つけましょう。

日時を決めて公開してしまえば、それが自分にとっての「締切」となって、やらざるを得ない状況に自らを追い込むことになります。

場所だって、自宅、自分や友人の事務所など、無料のところは探せばいくらでもあります。カフェでやる人もいます。最近はオンラインも当たり前になりました。

手間や経費を最小限にすれば、続けやすくなります。1回を必ず成功させようと気負うより、気軽な形で続け、いろんなことを試してみて、改善を重ねていく方が、成功への近道です。

満足した人がリピートしていけば、少しずつでもにぎわいが増していきます。
有償でも人が集まるようになれば、予算の心配もなくなります。

最初から完璧で人気講座になることなどは、普通はないと思いましょう。
もちろん最初は大変ですが、苦にならなければ、それが自分の心が求めていることかもしれません。

とりあえず、気軽に始めてみませんか。

まずは1ヶ月先のどこかの2時間、仮決めのタイトルでいいので、講座名を書き込んで、興味を持ちそうな人に声をかけてみましょう。

それが、はじめの一歩になるのです。

まとめ:「自分が教えられるテーマ」を発掘するには?

1. ハードルを下げる
2. 別の土俵を見つける
3. 自分の中にヒントを見つける
4. 試行と改善を積み重ねる

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