「人の話をよく聞きましょう」という話
「あーわかったわかった、要はこういう事でしょ?」
この様な上司や同僚にうんざりしている方々がいかに多い事か。
また
「あれ、そんな事いいましたっけ?忘れました」
この様な部下にうんざりしている方々がいかに多い事か。
本日は「人の話をよく聞きましょう」という話です。
何故人の話を聞かないとダメなのか?
仕事ではコミュニケーションを取る必要があります。
コミュニケーションとは相互に情報を交換する事です。
その為には
・相手がどのような状態にあるのか
・どのような気持ちなのか
・どのようにメッセージを受け取るのか
等を理解することから始まります。
人の話を聞かない方は、コミュニケーションが成立し辛く、仕事に悪影響が出やすいのです。
自分がしゃべる事ばかり考えている
人の話を聞かない人には「自分の事ばかり考えている」という特徴が
あります。
「私はこんなにつらい」「私は昨日とても楽しかった」「私はあの洋服素敵だと思う」私私私etc.
私の事を考えていると、相手の事がわからなくなってしまいます。
周りの人からすると、自己中心的な存在として認識されてしまいます。
人の話を奪ってしまう
周りの方が話している話題に入って行き、主題をまげて自分の話にしてしまう方がいます。
「あーそれ知ってる、最近流行ってるやつだよね。あれも流行ってるよね!」
とやはり自分が話したい話に持って行ってしまいます。
当然そんな方は話を奪われた人の気持ちを考える事はありません。
話の聴き方
話の効き方には3つのポイントがあります。
1:態度
一度試しに「話を聞いていない態度」で誰かの話を聞いてみてください。
・スマホを見ながら
・足を組んで
・のけ反って
あたりでしょうか。
態度は言葉以上に相手に語ると言われています(メラビアンの法則)。
相手を見て、うなづいて、メモをとって、全身で「あなたの話に興味がありますよ~」と
表現してあげてください。
2:相槌・合いの手
話を聞くときは、話している方が話しやすいように配慮する事が大切です。
銅像等に話しかけて頂ければわかりますが、反応が無いものに話をする
事はとても苦痛を伴います。
「へえ~」「なるほどね~」「そうなんだね」「確かにね」
等、合いの手や相槌を大切にしてください。
3:言葉を繰り返してあげる
「あなたの言ったことを理解していますよ」
と伝えてあげないと、相手は不安になってしまいます。
例えば
「昨日送った書類が届いていなくて~」
「書類が届いていなかったんですね」
といった感じです。
適度なタイミングを見計らって実施して頂ければと思います。
まとめ
採用で「求める人物像」の中でコミュニケーションを挙げない企業は
殆どありません。
多くの仕事でコミュニケーションが要求されています。
ビジネスコミュニケーション能力は話す力ではありません。
「人の話をよく聞くこと」がベースとなって、論理的思考力と表現力が加わって出来上がるものです。
是非、ベースである「よく聞くこと」を意識して行ってみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
カトキチ@組織・人材開発コンサルタント
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