第6章(10)全人類フリーランス!
今、世界の中で、どこにも属さないフリーとして存在を貫くのは非常に困難だろう。
真の自立は、反社会をかざすが如くだ。
しかし、だからこそ、その存在は孤高で気高い。
俺は現在までに出会った、自立した有機農家たちのほとんどにこの気高さを感じている。
そしてそんな存在にロックを感じてしまうのだ。
人々にとって、フリーランスは望む理想かもしれないが、実際に真の自立を獲得している人間は、ごく少数でしかない。
だが、誰にでも自立できる能力はあると思う。
それが使命と感じるかどうか、もしくはそれでしか生きられない存在になるかどうか。
たどり着いた人たちのほとんどは、その道を苦には思わないだろう。
なぜなら、望んだ生き方を得るコトができた喜びに満ちているハズだから。
もしかしたら、引きこもってうちひしがれている君は、そのフリーである存在に一番近いところにいるのかもしれない。
時代はイイ所に来ているのかもな。
世界の自立した者同士がつながり合い、互いを尊重しながら課題をこなしていく。
俺はそんな世界を夢見ている。
どこにも属さず、消費世界に依存せず、祈りを忘れず、宇宙とつながる。
大地と天の間に生きる天地人となり、逆らわず、言葉を超えた表現に生き、しなやかに人生を全うする。
そんな自立を。
全人類がフリーランスとなる未来を!
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