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特別編 【concanが考えるC.I.とは?】〜「企業 及び 事業」活動に必要なこと!〜

今日は、中小企業が抱える課題と、それを解決する為の企業の"根幹"となる〔 C.I.メソッド 〕について紹介します。


私は、社会人に成って30年間、広告・事業コンサル業界で働いてきました。それも全て「中小企業」でした。
その社会人生活の中で、 中小企業が抱える様々な課題を"肌"で感じてきました。
この30年間の経験から見えてきたもの、辿りいた答えが、C.I.開発=「C.I.メソッド」です。今日は この「C.I.開発」のconcanなりの考え方を説明します。

まず、事業を起こす時に「やらなければならないこと」を自分なりに整理した内容や項目を紹介します。

【企業 及び 事業を起こす時の必要事項】

これは、起業する時 「経営コンサルタント」や「銀行」・「投資家」から聞かれる項目です。

■1.「何をやるのか?」
■2.「何故 やるのか?」
■3.「何故 今なのか?」
■4.「何故 あなたなのか?」

■1.「何をやるのか?」
〇1.「ビジネスモデル+マーケティング」を固める。
*「どこの?(商圏) 誰に?(ターゲット) 何を?(商品)」+「どう売るのか?(マーケティング)」
〇2.「ブランディング」施策を考える。
*ブランドとは?
「その企業や商品が持つ価値である」
*これを もう少し簡単に表現すると…
「〇〇と言えば××である」
例えば「ハンバーガーと言えば、マクドナルドである」
しかし「一番美味しいハンバーガーは、マクドナルドではない」(ベンチャーのニッチ戦略)

■2.「何故 やるのか?」
*これは、事業をやる意義や想いです。
これが 企業活動の戦略である「C.I.開発」です。今日は、この「C.I.開発」のconcanなりの考え方を紹介します。

■3.「何故 今なのか?」
*これは、時代背景などから「世の中」が必要としているのかの判断材料です。

■4.「何故 あなたなのか?」
*事業の責任者の実績や考え方・人間性が問われる問いです。

※この■1~4と、■5.財務計画をまとめると「事業計画書」が出来ます。

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【企業活動の方程式】
「ビジネスモデル+マーケティング」→「ブランディング」
<「C.I.開発」

【企業活動の成功方程式】
「1.やりたいこと」→「2.やるべきこと」→「3.やれること」の順で考える。

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次に、「中小企業」が抱える幾つかの課題について整理して、その"根本原因"を紐解いてみます。


【中小企業が抱える課題】

●社長の想いが上手く社員に伝わらない。
●社員数が増え「意識統一」がなかなか図れない。
●社員の離職率が高く定着しない。
●社内評価制度が確立せず、社員に不満がある。
●企業ブランディングが上手くいっていない。
●毎年の採用に困り「必要人材」が獲得できない。

この主な原因は、企業としての「あるべき姿」と「進むべき道」が明確に"言語化"されていないからではないでしょうか。
所謂 その中小企業が、どこに向かうのか、社員や取引先、社会に対し示していないからだと感じてきました。

それは、企業の「根幹」とも言うべき「よりどころ」が無いからだと思います。この「よりどころ」を創ることが「C.I.開発」所謂 企業の指針です。
*concanのコーポレートメッセージ「"よりどころ"をデザインする。」


しかし…
日本に於けるC.I.(コーポレート アイデンティティ)の定義と言うものは存在しません。
その為、どの企業のものが正しく、一般的であるとは、一概には言えません。

そこで…
「concan」では、成長し続けている企業のC.I.を100社ほど「分析・検証」し、独自に定義付けしました。
concanが考えるC.I.とは…
「企業のあるべき姿」と「進むべき道」を言語化し、社内外での「共通認識」として「意識統一」を図る為の“言語化ツール"として捉えています。この「C.I.」は、「企業の想いが、分かり易く表現され、一般生活者から"共感"を得るもの」でなければなりません。この考え方を、concanでは、「C.I.メソッド」と表現しています。


【concanが考えるC.I.方程式「C.I.メソッド」】

■1.「企業名 /Corporate Name」
*名は体を表す/成長を遂げ規模が拡大すれば、企業名自体が文化となる(企業の顔)

■2.「企業名ストーリー /Naming Story」
*企業名に込めた想いを表したもの(創業の想い)

■3.「企業理念 /Corporate Philosophy」
*取り組む事業を通して、企業が目指す不変的な想い(あるべき姿/成し遂げるゴール)

■4.「コーポレートメッセージ /Slogan」
*企業が目指す不変的な想いを一言で表し、生活者に届きやすくしたもの(企業理念を一言で表現)

■5.「事業名 / Business Contents Name」
*事業内容を具体的に表したもの

■6.「事業内容 / Business Contents」
*事業の詳細を表したもの

■7.「事業ビジョン / Vision」
*事業を通して目指していく、企業のゴールイメージ(数値目標)※企業規模が拡大したタイミングで変更も可

■8.「経営理念 /Management Philosophy」
*事業ビジョンを実現する為の経営方針/社内向けの言葉(社員との約束)

■9.「行動指針 /Our Values」
*経営理念を実現する為の具体的な行動方針(社員がとるべき行動)

■10.「行動規範 /Our Actions」
*上記全ての項目を行動に移し企業文化を創る為のルール/社員一人一人が、体得するべきもの(社員の詳細行動)

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【一般的なC.I.とconcanの違い】
■一般的なC.I.(三角形のピラミッドをイメージ)
◆ミッション(使命)→◆経営理念→◆ビジョン→◆バリュー(大切にしている価値観)→◆戦略→◆戦術

■concanのC.I.(右周りの楕円形でステップをイメージ)
◆企業理念(不変の想い)→◆コーポレートメッセージ→◆事業ビジョン(数値目標)→◆経営理念(経営方針/社員との約束)→◆行動指針(社員のとるべき行動)

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◎と言うことで…
中小企業の「課題」を解決する為には、モノ事の枝葉ではなく、現状を創っている「根幹」にあります。
それを正確に言語化する事が「C.I.開発」=「C.I.メソッド」です。

この言語化した「C.I.」があると、いつでも立ち返り(原点回帰)、進むべき方向を確かめる事ができます。
また
このC.I.が無い中で、「社内研修」や「社内評価制度」「企業広告」や「採用戦略」を行ったとしても"場当たり的"で、チグハグになってしまい、会社は上手く回らないと思います。

逆に、C.I.がある事で、社内外の様々な施策が、かみ合い「好循環サイクル」が生まれます。
最終的には、時間は掛かったとしても、「社内の意識統一」が図れ、「企業ブランド」が強化される事で、売上も伸び、企業成長が図れると思います。

それぞれの企業で、優先順位は違うと思いますが…
皆さんの企業も、一度 足を止めて、自社のC.I.を俯瞰して見られる事をお勧めします。

◎コンカン公式note
【イケてる企業のC.I.を切る!】
https://note.com/concan

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