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思わず涙ボロボロ流すくらい歯医者さんがナイスコーチだった話

「お母さん、素直に受け取り過ぎなんだから〜!必要なことだけ聞けばいいんじゃなかったの?」

歯医者さんでガツンと落ち込んで涙を流しながら、「お母さん、上手くできなくてごめんね…」と謝る私に、7歳の娘が笑いながら言った。すげえな!!うちの娘、天才かよ!!何、この神対応!!どこで覚えたんだ??とか思っていたら、

「お母さんが言ってたじゃん!!」

と、ケラケラ笑いまくる娘。

「ほら、ゼラニウムは自分を応援するハーブなんだよー!」と、笑いながら最近ハマっている手作りサシェを手渡してくれたのであった。そうか、私は自分を応援する力が足りてなかったのか…!!ケラケラ笑う娘に、私の心もケロリと軽くなってしまった。(娘のハーブ知識はポプラ社さんの魔法の庭ものがたりシリーズから来ている。これ、大人でも面白い!!)

新しい歯が生えてきた娘が、「歯並びが気になるから歯医者さんに行きたい」と言い出したので、昨日は娘を歯医者さんに連れて行った。ところが、歯医者さんが近づいてくると、「あー、行きたいくないなぁ」と言い出す娘。案の定、診察に入っても口を開かない。最後には椅子から降りて私の裏へ隠れてしまう。困ってしまった歯医者さんに、

“もう7歳ですよね?本当は一人で診察に入ってもらわないと。こんなにお母さんに依存して口も開かないって、お家でコミュニケーションが取れていないんじゃないんですか?”

と、正論バシッと言われて、気付いたら私の目には涙がポロポロと。。。

いや!なんかタイミングが悪かっただけで、この先生は全然悪く無いんですよ。ただ、ちょっと正論が私の心にぐさりと刺さっただけで、患者想いのとても良い先生。昨日も正論ガンガン伝えた後に、「前はこんな感じじゃなかったよね?何かあった?そっか、学校に行ってないのか。コロナで不登校増えているみたいだからね。まずは信頼関係を築くところから始めましょう。いきなり口を開けるんじゃなくて、模型を使って歯の磨き方を教えるとか、そうやって我々ともコミュニケーションとって慣れていくのが大事ですね。」と、親身に優しく提案してくださった。

そんな先生に惹かれて通っている歯医者さん。正論ガンガン詰められた後だと、うっかり防御反応が出ちゃって話を聞きたくなくなるから、優しい態度が先だといいのになー、とか、思うこともあるけど笑、普段は、自分の中の防御反応を必死で取り除いて、先生の伝えたいメッセージを受け取っている。のだけど…、昨日はちょっとタイミングが悪かったみたい。

そう、タイミングが悪かった。先週、娘は一度も学校へ行ってなくて、学校へ行かないことは構わないけど、母子分離時間がなかなか取れないと一人時間が欲しい私は、ちょっとストレスを感じたりする。学校へ行く?行かない?の判断も、自分が意識している以上に私はエネルギーを使っていたんだろう。「行かない」と決めるのは簡単である。でも、学校の中にも娘が大切にしている要素はあって、特に先生やお友達が好きだと言う気持ちは大切にしたい。学校に行かず、うちでダラダラ過ごしているだけだと、生活リズムも崩れていくし、娘を廃人にしたいわけでは無い。そんなことを考えながら、娘の意思を尊重するけど、過保護になりたいわけでもなく、かと言って放置もしたく無い。そんな一つ一つの線引きに、最近の私は心を砕いていたようである…たぶん!!笑

あぁ!!学校や会社というシステムは本当に良くできているなー。ここに合わせていれば、とりあえず生活していくことができるようになっている気がする。それってすごいことである。小さな判断を自分で全部やっていく、と言うのはなかなか大変なこと。個人事業主とか専業主婦とか組織に属さず、日々の判断を自分で下しながら、生活を組み立てていくって、そんなに簡単じゃ無い。サボリ魔の私はしょっちゅう自分に負けて、スマフォお化けの餌食になっている苦笑 

そう!!結局さ、娘じゃなくて自分の問題なんだよね。私自身が、個人事業主として自分で日々の生活を上手に組み立てられていない…。と自分を責めているから、娘に対しての判断を一つ一つ悩んでしまう。でも、それは娘によって生まれている問題ではなくて、単なる私の課題。そこを自分と重ねちゃっていたから、ちょっと過保護になっていた。

あ、なんか過保護になってきているなって自覚はあったんだよ。私が娘に過保護になって、娘が私に依存している。これ、あんまりよくないな!!と。そう野生の勘が働いていた。自分の中で警告が鳴り始めたタイミングで、お母さんに依存しているコミュニケーションが取れていないって、まさに自覚しているか?していないか?みたいな、程よい部分をガツンと指摘されて、涙がボロボロ溢れたのであった。

ヤバイ!!書いてて気付いたけど、歯医者の先生ナイスコーチだな笑 いい感じで心を揺さぶって、ガツンと杭を打ってくださっている◎すげぇ落ち込んでしんどいんだけど、自分の本質に触れることができる瞬間。あれ?なんかタイミングが悪かったんじゃなくて、超ベストタイミングだったのかもなー。

そう!!そうなんだよ。過保護な自分、私らしく無い!!ちょっと、それ脱したかったんだよね。なんか依存関係になってるの気持ち悪くて、それがストレスだった。で、娘と離れたくて現実逃避にスマフォで漫画読んじゃって、私の生活リズムが崩れて寝不足気味になっていた。これまた、そんな自分に気付いて、「あれ?ゴール設定できてないんじゃね?」とか思い始めてしまうコーチ病を発症し笑、そこでゴール更新するのがナイスコーチなのだけど、できていない自分を責めてしまう、自分責め隊の奇襲をうっかり許してしまい、あれ?コーチとしてこんな自分ダメじゃね…?とか落ち込み始める自分、いい加減、ちょっとウザイw もとい…素直に受け止め過ぎや!!

この悪循環、断ち切るのには、どうやらショック療法が必要だったらしい。ありがとう歯医者さん笑。そうは言っても、心揺さぶられぜ!!泣きたいときは泣くんだぜ!!と、(一応、歯医者で号泣は遠慮したけどw大人ですから!!キリッ(`・ω・´))家で、溜まっていた涙を流し切ってスッキリ♪♪
大人になると、涙流すとすごい大変なことが起きている扱いされたり、めっちゃ心配されたりするんだけど、子どもとおんなじ感覚でもっと気楽に泣いたらいいと私は思う。涙もろい私は、遠慮なく泣くことを大事にしている。だから、泣いたとか言いながら、自分の中のインパクトはそんなに大きく無い。映画見て泣くのと同じ感覚で、自分の感情を受け止めて泣いただけ。

で、泣いていたら、娘に素敵な言葉ももらったのだった。

「お母さん、素直に受け取り過ぎなんだから〜!必要なことだけ聞けばいいんじゃなかったの?」

そう!素直に受け取るのは私の素晴らしいところだけど笑、自分を責めすぎないように、必要なとこだけ聞くのも大事だよね。思い出させてくれた娘よ、ありがとう◎結局さ、自分を責めてると、うっかり娘を責めちゃう(時もある)んだけど、裏を返すと、娘を通して自分の良さを再発見をすることもできるのだ。親子分離の時間は大事だし、私の課題に巻き込むことはしたく無いし、過保護にもなりたく無いけど!!依存せずにお互いを鏡として上手に照らし合わせていけたらいい。

親ってどうしても子どもに対して権力を持っているし、子どもには未発達な部分もたくさんあるし、補う必要があるものもある。それでも、上下関係ではなく、横で照らしあう鏡で在る。これが私の目指す子どもたちとの関係性で、それって、たぶん、すごい難易度高くて、心砕けまくるんだけど、それでも七転び八起きしながら、一生追い求めていくんだろうなぁ。そんなことを考えながら、昨日は早々にお風呂に入って、子供たちと一緒に寝たのだった。

考え過ぎて迷宮入りしていた私をガツンと救い出してくれた歯医者さんに感謝!!世の中には本当にナイスコーチがたくさんいて、私はいろんな人の言葉に自分を引き上げていただきながら生きている。コーチマインドで生きていると、他者のコーチマインドに気付くことができるのかも知れない。何だ、私、ちゃんとコーチやってるのかも♪笑 朝起きたら、そんな風に感じられるようになっていた、わーい◎

3-5年後に家族で世界に飛び出します、たぶん◎