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Twitterで見返りを求めて交流した結果。

何も考えず黙って書いてりゃよかったのに。

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Twitterやって、反応もらって、喜ぶ生活をやめたい。そう思い始めてかれこれ半年ほど経つ。が、残念なことに、私のTwitter依存は悪化している気がする。

断じて自慢ではない。病む原因の話である。一体、何だったのかよくわからないけれど、私は今のジャンルで創作を初めた初期のころ、よく感想をもらっていた。ひとたび投稿すれば、必ず10人くらいダダッと感想をくれた。当時は他人の作品についているいいねやコメントの数なんて全く気にしていなかったから、ほんとに恐れ多いことにそれが普通だと思っていたのだけど、ある日フォロワーに言われたのだ。

「たむちゃんは、感想がいっぱい付いてていいなぁ」
「私も感想がもらえる話を書けるようにならないと」

そんなん、そんなん言われたら、感想をもらわねばならない気がしてくる。それまで全く気にしていなかったコメント数を気にし始める私。
もっと感想をもらうために、反応をもらうために、交流をし始める私。


何も考えず黙って書いてりゃよかったのに。

もうほんと、自分を殴りたい。こんな記事書いてる自分も殴りたい。色々考え始めると闇である。これはもはや、「創作の闇」なんて高尚なもんではない。ただの病人である。

一年前は精神的にひどかったけど、今は別の意味でひどい。
去年は家で一人でへこんでるだけだったので、しんどかったけど誰にも迷惑をかけなかった。
しかし今年は、かまってちゃんツイート的なものをしまくっているから最悪だ。寝る前にツイートして、朝から「おぉぉ」と頭を抱えている。
そしてたいへん痛いことに、それに対して誰からも反応がないことが増えてきた(笑)
もはや笑うしかないのである(笑)(笑)(笑)
「かまってほしいオーラ」が出ているのだきっと。いろいろバレているのだきっと。

そんな私は今、創作者にも読者にもなれない何者かに成り下がっている感覚がある。創作の頻度が減って面白い小説も提供できず、かといって面白いツイートも提供できない。たいへんつまらないアカウント。

創作者と読専の狭間は虚無である。ごめんね読み専のフォロワーさん達。あなたがフォローしているそのアカウントは、からっぽのがらんどうです。


少し前に、「絵師は絵だけ投稿しろ。日常の呟きなんかするな」っていうツイートが炎上していた。まぁわからんでもないよ。その人の絵や小説が読みたくてフォローしたのに、興味のないイッヌやネッコや食い物の写真、もしくは私のような死ぬほどどうでもいい鬱ツイートが流れてきたら、「知らんがな」って言いたくもなるだろう。いや、もしかしたら、Twitterの呟き見てその人のことを嫌いになった、という意見もあるくらいだから、「大好きな『あんたの絵』だけ見ていたい。日常のツイート見たら幻滅するから」っていう気持ちだったんだろうか。

でも、こっちこそ「知らんがな」なのである。Twitterだし。

で、偉そうに言っているが、本人は一番そういうの気にしてる。あわよくば、作品だけでなく作家としての自分を好きになってもらいたい。人間としての自分を。とか思ってる。もう創作関係ないやん。ばかばかしい。でも実際そういう字書きさんがフォロワーにいる。それを見ていると死ぬほど羨ましい。ひとたびその人が呟けば、「○○さんのツイートが可愛すぎてウケるw」みたいなRTが回ってきていいねがダーっとついている。羨ましい。何度も言うけど羨ましい。羨ましいと同時にばかばかしいとも思う。本心はそっちだ。ばかばかしい。

そう思っていても、Twitter開いた瞬間に、たちまちかまってちゃんツイートをしたくなるから大変である。私は二重人格者なんだ、きっと。

ただ、読まれる立場から見て読み専フォロワーさんに感じることは、「皆さんよくもまぁそんな私のくだらない日常集から萌えツイートや小説ツイートばかりを拾っていいねしますね」という気持ちである。いや、反応していただくのはたいへんに有難い。感謝の気持ちを前提として、そう思う。
私が日常ツイートをどんなにしたって無反応なのに、小説を投稿すると、どこから嗅ぎつけたか知らないがパラパラっと人が来る。私は注目度が低いので即効性はないが、二日くらいかけてちょっとずついいねの数が増える。「人が来る」という言い方はたぶん間違っている。
何気なくタイムラインを追っていた人が何かをかぎつけていいねを押す、といったところだろうか。

みんなすごいね。いつもありがとう。もう小説だけ書いていたい。でもTwitter毎日やってないと、忘れられそう。次投稿した時に反応が無くて病みそう。じゃあやっぱりTwitterしなきゃ。わぁみんな楽しそういいな。コメントするから次は私のツイートにもリプしてね。あなたの小説RTするから私の小説にも反応してね。あなたの本買うから今後はいっそう私の作品にも反応ちょうだいね。

 …うわぁ…ひでぇな。ぜーんぶ自分のため。

その結果、他人の呟きに変なコメントをつけてしまったり、思わず不要なRTをしてしまったり、変な呟きを繰り返してしまったりする。もうしっちゃかめっちゃかである。見返りしか求めてない。そこに愛は無い。

そしてたぶんそういうの、全部相手にはバレる。バレると最悪なことが起こる。

まず、感想がほとんど来なくなる。
そしてRTされなくなる。
リプがつかなくなる。
向こうから反応が無いので、死ぬほど孤独に陥る。
誰も私に興味なんかない。

もうほんと、何も考えず黙って書いてりゃよかったのに。

でも残念なことに、もうあの頃には戻れないのである。

今から創作を始める人がもしこれを読んでいたら、作品の発表媒体はよく考えて欲しい。ネット上の交流に慣れていない人には、Twitterは危険だ。

どうか、私のようにはならないで。

どうか。


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