【社員として会社として気を付けること】

月に何度か受ける相談なのですが、

社員がいうことを聞かない、あるいは社長が言うことを聞かない、

こんな話がしばしばあります。

法律的に言えば雇用関係などがあれば、その雇用によって会社が利益を得ている関係もありますし、一方で企業の社員役員が会社以外の第三者に対して与えた損害は監督会社の責任範疇になるのです。
ですから、会社のためにも社員も役員も、雇用や委任関係にある法人及び事業体に損害を与えるようなことはしないようにするのが当然となります。役員は役員で相互監視義務がありますので。

先日も、私のクライアント先に出入りしている業者が、そのクライアント先の従業員の給料や売り上げを窃盗するという事件がありました。

警察も入り約二日にわたって通常営業ができなくなったのですが、その業者を雇用している音楽業界大手の上場会社は対応として

「社員がやったことだから責任は取らない」

という回答を出してきました。

これは対応としてはどうかと思います。
わいてる、わいてます。何かが

コンプライアンスが厳しいはずの上場会社でもこんなことはよくあります。
つまりコンプライアンスなんて茶番なんです。
わかってやってればいいんでしょうが、もしわかってやってたらひどい悪人か聖人君子か、そんなところでしょうね。

コンプライアンスや規定等でこれらの意識付けを徹底していても事件事故は起こります。
国からの指示で行われる場合は余計そうです。

ある意味、そのために保険加入をするというのが防衛策としては適切な手段の一つでしょう。

しかし、やはり危機意識を持っておかなければ対策は何もできません。

日本は、地震、津波などわかりやすいことに対しての危機管理はできているのですが、人的危機についての意識は低いように思います。

事業体であるならば、社会の中での共同体であることを意識して、協力し合いより豊かな社会にすることをこそできるようにしていきたいものですね。

今日も最高の一日を、goodluck!

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