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School for life Compath Winter short course〜センス・オブ・ワンダーを探す旅〜(2021.02.07-02.13)

今の家に住み始めてから、窓の外の色が変わったと気づくたび、
写真を撮るようにしていたのですが、気付いたらカメラロールが色彩豊かになっていました。

さて、北海道東川町は雪一面。
いまから3月までは、真っ白な雪でふかふかな季節。

来年の2月に予定しているCompath冬のショートコースのテーマは、
「センス・オブ・ワンダーを探す旅」と名前をつけました。

もちろん、レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」からの着想。大好きなんですよね、この本。

海洋学者でもある作者が、甥の息子のロジャーとの自然の中の暮らしで感じたことを語りかけるように綴っている本です。嵐の日も、穏やかな日も、森に探検に出かける。どこまでも続く植物のじゅうたん、雨に濡れて水晶のように光る苔、月がない日にまたたく星空と惑星。知ることよりも感じることの大事さを、レイチェルは繰り返します。

地球の美しさについて深く思いを巡らせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとして精神力を保ち続けることができるでしょう
もしもわたしが、善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、生涯消えることのないセンス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見はる感性)を授けて欲しいと頼むでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、私たちが自然という力の源泉から遠ざかることつまらない人工的なものに夢中になることに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。

神奈川の中でも自然豊かな方で育った方だと思っていましたが、北海道の自然のホンモノ感は感じるものが、やっぱり違います。

朝日を背負った旭岳連峰の厳かさにはぐっとくるものがありますし、雪景色の閑けさを全身で感じると気持ちがシンプルになります。銀世界、そのなかで感じる生命のみずみずしさ、氷点下の世界のお茶目な遊びかた、東川町に長く住む先輩方に、まだまだいろいろ教えてもらっている最中です。

さて、今回のショートコースも、東川町の方と、東川町外の方と、一緒に作っていきたいと思っています。
ということで、2月の冬のショートコースのゲスト講師をご紹介します!

▼ひとりめは、大塚 友記憲 さん

2020年07月17日08時13分48秒_NIKON Z 7

写真家でありつつ、旭岳の山岳ガイドでもある大塚さんは、大雪山愛が深く、東川の自然の美しさ・厳しさ・楽しさを会うたび色々と教えてくださる方。写真を本格的に始めるきっかけになった森の中のモモンガとの出会いの話は何度聞いても息をのみます。
「動物も景色も予約待ちできないからね」と語る大塚さんとは、
その瞬間だけの自然の美しさに、出逢う時間を。

▼ふたりめは、清水 愛里 さん

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北海道と自然の素晴らしさに惚れ込んで、インテリア販売という全く関係ない仕事から、もう決めたんです!と2年前に写真の世界と東川町へ飛び込んだ彼女。同世代の彼女の生き様のかっこよさと、写真の繊細な美しさに惚れ惚れします。

えりさんとは、私だけの日常のうつくしさを、切り取る時間を。

▼さんにんめは、市川 力 さん

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TCS初代校長、探究界隈で憧れのりきさんは初めて会った瞬間から「ジェネレーター」でした。逗子の山を散歩しながらお喋りしていると、自分の中の創造性がむくむくわくわく積み重なっていく。不思議なことに、気付いたら引き出されていて、日常にもわくわくの尾が引いています。
みつける、おもしろがる、なりきる、たのしむ天才の、
力さんとは、大人になってもこどもゴコロを、面白がる時間を。

こんな三人の方と、この季節だからこそ感じられる、余白と学びの7日間を一緒に作っていきたいと思っています。

東川町、写真の町なので、カメラを片手に、自然の中を探検したり。
ゆっくり余白と美しさを味わったり。
あったかい部屋の中に帰ってきて、おしゃべりしたり、本読んだり。

デンマークと似て、日中明るい時間が少ない北海道なので、
部屋の中であったかくhyggeな時間を過ごす工夫も考えながら過ごせたら。


12月23日にはショートコースの説明会も実施します。ちょっと気になるから詳細聞きたい!って方はこちらから申し込みお願いします。

<おまけ>
今回のコースのよりどころになっている本をいくつか。残念ながら来られない!という方もいらっしゃると思うので、本を読んで気分だけでも一緒に味わえたら。
・「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン
・「世界は分けてもわからない」福岡伸一
・「北国からの手紙: キタキツネが教えてくれたこと」井上浩輝
・「自分だけの答えが見つかる13歳からのアート思考」末永幸歩

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