占いはあたるもの? — 3. 占いを「使う」ために
占いの結果に一喜一憂するのではなく、それをどのように行動に移すかを考えることが重要です。占いは、望む未来への道を切り開くための「気づき」を提供するツールとして活用しましょう。まずは、占いの種類ごとの特徴を理解し、自分に合ったツールを選び、その使用方法を確認しましょう。
1. 占いの種類と特徴
占いにはさまざまな種類があり、それぞれが異なる目的に応じて利用されます。これらは相術、命術、卜(ぼく)術、霊術の4つに分類されます。以下に、各種類の代表的な手法とその特徴を紹介します。
■ロジック系
ロジック系は過去からの研究により判明した情報を元に占う占い方で、主にものの形を見る相術や、生まれた瞬間(生年月日など)を基に占う方法です。これらは、論理的な基盤に基づいて、個々の特性や運命を予測するのに優れています。
・ 相術
ものの形には、良い運気、悪い運気があることを前提として、人への影響をみる占いです。化粧や模様替えなどにより、より良い運気を得ることができます。相術は、日常生活における環境改善や個人の外見や性格の分析を得意としています。
以下のような占術があります。
顔相
手相
風水
姓名判断
・ 命術
生年月日や誕生時間を基に、その人が持つ性格や運命を占います。命術は、人生全般にわたる長期的な傾向や運命の流れを把握するのに優れています。
以下のような占術があります。
星占い
四柱推命
数秘術
九星気学
宿曜
■象徴系
象徴系は、偶然の結果や自然現象から意味を読み取る方法とされ、特定の象徴やサインを解釈することで占います。直感的でありながら、深い心理的洞察や象徴的な意味を引き出すことが得意です。
・ 卜術
占いの中でも、特に偶発的な出来事や自然のシンボルを利用して未来を占う方法です。卜術は、現状の把握や短期的な問題解決、決断をサポートするのに優れています。
以下のような占術があります。
タロット
ルーン
易
おみくじ
オラクル
スピリチュアルカード
■スピリチュアル系
スピリチュアル系は、占い師の神秘的な能力を用いて占います。特に、超自然的な存在やエネルギーと接触し、見えない力を利用して占うことが得意です。
・ 霊術
占い師が自らの霊的な能力や直感を駆使して占う方法です。水晶球占い・霊感占いなどがこれに含まれます。霊術は、目に見えない次元からの情報や、個人の過去や未来の可能性を探ることを得意としています。
以下のような占術があります。
水晶球占い
霊感占い
2. 占いの使い方
気づきを得た後、その情報を基に行動を変え、目標達成に向けて具体的なステップを取ることが大切です。占いは、自分の未来をより良くするためのガイドに過ぎませんが、最終的な決断や行動は自分自身が行うべきものです。しかしながら、すべての指針を自分で考えるのは難しい場合があります。そんな時は、占いを活用してその指針を得るのも一つの方法です。
■ロジック系の使い方
接客を行うような場合、人とのコミュニケーションに係わる運気を上げておくようにするや、人が持ち込む金運を上げる方法を取り入れることも良いでしょう。これらの運気を読み解くのに、風水や顔相のような相術の専門家に相談しその方法を得ると良いでしょう。
中長期で人生計画を立てるような場合、命術による運気を測定し、計画に反映させるのも効果的です。た、特定の人との相性を見るのにも適しています。運勢には勢いが必要なときや、静かに過ごすべきときがあります。これらの運勢のタイミングを取り入れるために、四柱推命や占星術は発展してきた歴史もあります。こちらも専門家に相談することで個人別の鑑定表や、計画の指針を作成してもらうと良いでしょう。
■象徴系の使い方
一年以内の短期計画を立てるような場合や、「部署の人たち」などのように特定の個人を設定できないような場合には、象徴系を利用すると良いでしょう。個人や団体の過去の状態から今の状態や未来の状態やその途中でおきる課題などを象徴として読み解くことができます。こちらはタロットカードを用いた象徴系の占いでは、未来の可能性や障害を明確にし、それに対する具体的な対策を練るのが効果的です。
■スピリチュアル系の使い方
スピリチュアル系に関しては、これを行う占い師の専門領域により、行える占いの範囲が大きく変ります。そのためお勧めの使い方も一概に述べることはできません。
3. 占い師をメンターとして使うのも効果的
占い師は一つの占術に特化して占いを行っている人や、占いの占術の特徴にあわせて使い分けや、複合させたオリジナルの手法にした人など様々です。
「あたると評判の占い師」も時により必要ですが、より占いたいと思う希望の事柄にあわせて占ってくれるような占い師を、メンターとして自分が成長させる一助として使うのも有効な使い道です。
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