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創作の欲求「考えるより先に、体が動いていた」

こんにちは!(株)こまむぐ 代表取締役・小松和人(こまつかずと)です。

いきなりですが今回のタイトル「考えるよりも先に、体が動いていた」大好きな言葉です。なんだかヒーローっぽくてかっこよくないですか?

23歳から木のおもちゃを作り続けて17年。小さいながらも会社の代表を務めさせていただき、本当にお陰様で、多くの方にご愛顧いただける、そんなプロダクトを生み出すことができています。しかし、いまだに自分がクリエイターとして、人より突出していると感じたことはありません。

アイデアがフッと降りてきた経験も無いし、試作も何度も何度も作り直します。イメージに技術が追い付かないことも、形になった時にがっかりすることもしょっちゅうです。

センスないんです私(笑)。

それでも「やらなきゃなぁ」と思って、創作にとりかかったことはありませんし。ましてや辛い、つまらないと感じたことなど、ただの一度もありません。

それどころか。私にとって創作はやりたくてやりたくて仕方がない。誰かに言われて取り組むものではなく、欲求と衝動にかられて必然的に取り組む。
まさに【考えるより先に、体が動いていた】と表現するに値するものなのです。

それはあなたが特殊だよ!と思った方もいらっしゃるかもしれません。しかし自分が生み出したものが、クリエイティブが仕事になるほうが難しい世の中で、その場に身を置けているだけでもありがたい。それができるのは自分の力ではなく、多くの先人が価値基準の創造と向上をしてくれたからこそ、こんな若輩者にも機会が巡ってきたのだと。そう思ってしまうのです。

時間が無い

道具がない

自分にはまだ早い

私はクリエイティブの場にそんな想いを持ち込みたくないのです。まだ何者にも成れていない私のような未熟者に、めぐってきたチャンスに全力で応えることが、先人に対する最低限の礼儀です。感謝し、思い切り楽しみ、全力で取り組みたいと心がけています。

これはまたの機会にお話をさせていただくかもしれませんが、私は数年前に仕事で利き手の人差し指を落とす大けがをしました。もう二度とおもちゃが作れないのではないかという嫌な考えが頭をよぎりもしました。

しかし無事に復帰が叶い、そこからは、かつてよりも遥かにクリエイティブに携われることに幸せを感じ、心の底から感謝しています。だからこそ私にとって創作とは、考えるまでもなく、動き出したくなる欲求なのです。

最後に、クリエイターを志す方にメッセージ

クリエイティブのチャンスは、いつでも必ずあるものではありません。当たり前ではありません。

年齢やライフサイクル、思わぬトラブルでトライできなくなってしまうかもしれない。時代、景気や経済の影響でなくなってしまうかもしれない。また全力で取り組んだとしても評価されず、二度と巡ってこないものかもしれないのです。

そんな【有ることが難しいもの】なのです。

チャンスが巡ってきたときには思い切りチャレンジして下さい!愛があるから歩んだ道のはずです。あなたの愛を思い切り表現したらいい!

本気で磨いた感性と
本気で生み出すその物は
求める場所に必ず届く!
あなたの生み出すそのものが
誰かの笑顔に今日もなる!

誇りと情熱をもって想像と創造をしよう!物づくりの価値は僕らが造る!

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