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町内会というコミュニティは必要なのか?


隣人が誰かも分からないほど個人が重視され、「意図的に出会わなければ、出会えない」世の中になってしまいました。駄菓子屋から大事なことを教えてもらった私からすると、何とも悲しい世の中になってしまったなぁとしみじみ感じます。

今日は、町内会の概要について書いた後、読んで面白かったnoteを紹介します。


ざっくりとした町内会のこれまで


そもそも「町内会」というのは、「住民がよりよい生活を送ることができるようになること」を目的として、住民の有志によって組織されたものです。(戦時中には”隣組”という町内会の前身の組織がありましたが、GHQによって解散させられてしまいました。その後、町内会と名前を変え復活しました。)


町内会も最初は小さな組織でしたが、地区内の掃除や、回覧板の管理など、地域の管理業務を多く担ったことによって、徐々に地域内で認知される組織となっていきました。地区内の地主さんや元政治家など権力を持った方が町内会の会長に就いたことも、町内会の拡大を後押ししたようです。

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町内会は、上記のような業務に加えて、お祭りや運動会、子ども会など住民間が活発に交流できるよう様々なイベントを企画しました。そのこともあり、一時はほとんどの地区住民が加入するほど、町内会は大きな組織となり、地域にとって”なくてはならない存在”となっていきました。


しかし、一時の盛り上がりを見せていた町内会も、冒頭に述べた個人化によって、加入率が低下してしまいます。少々古いデータですが、東京都内を調査した「東京の自治のあり方研究会」の報告によると、地域内居住者の自治会への加入率はH25年では54%ほどしかありません。

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加入率が低下している要因として、

(1)町内会費の不透明な使途
(2)一部の地域住民のためのイベントばかりでメリットがない
(3)高齢者ばかりでダサい

などが挙げられます。こうした加入率の低さもあり、これまで住民サービスを担ってきた町内会は、現在、解散の危機にさらされています。無論、不必要なのに無理に残す必要はありませんが、地域に応じて「ウチの町って、町内会いるの?」という議論は必要であると思います。


でも町内会のメリットって何だろう?


ここで、自治会イベントにあえて参加され、自治会・町内会のメリットを存分に感じてこられた方のnoteが興味深かったので紹介します。

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ミヤケユウヤさん「近所の人と仲良くなれていない若者へ」

ミヤケさんは、自治会企画の「住民交流日帰りバス旅行」にあえて参加され、その行程や様子を書かれています。カッコ良く言えば、自治会イベントレポートというところでしょうか。ご夫婦で参加したそうですが、高齢者の中に若者夫婦1組。うん。シュール。


今回の旅行先はビール工場とブドウ狩りのようですが、その道中が写真付きで書かれていて、非常にオモロイ。自治会のおじちゃんおばちゃんたちの超エネルギッシュな姿が描かれています。さぞかし楽しかっただろうな。


そして自治会の日帰りバス旅行を通して、ミヤケさんは下記の言葉で締めくくっています。


面倒なご近所づきあいも、「友達」になってしまえば、ストレスでもなんでもありません。


普段の生活の中で、地域住民と仲良くなることはなかなか出来ません。他世代ならなおさらです。ただ、旅行や祭りといった「非日常空間」においては、人々が開放的になり、心の箍(たが)が外れているため、話しかける”はじめの一言”がスッと出てきやすくなります。そういう意味でも、地域住民と仲良くなりたい方は、まず地区のイベントに顔を出すことから始めても良いかもしれません。


(他のnoteを見る限りミヤケさんは高齢者と関わりを持つお仕事をされているようですので、知らない輪に飛び込むことは慣れているのかも。)


今回は、ミヤケさんのnoteを例に町内会のメリットを紹介しましたが、加入率が下がっているということは、それだけ地域住民に必要とされていないのかもしれません。

今後、私たちが町内会を残す方向へ向かうのか、町内会を解散させる方向へ向かうのかは、地域によりますが、まずは町内会のメリット・デメリットをしっかり理解していくことが必要です。


ちなみに私が感じた地域のメリットはこちらから。


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スズタユウキ

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総合型地域スポーツクラブアドバイザー|「コミュニティ」や「たまり場」という空間的概念に関心を寄せています|気分で書いています|長崎県出身|大分県在住|20代後半|総合型クラブポータルサイト「ヒトノバ」https://hitonova.com/