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★英語力を伸ばすカギは・・・!

こんにちは。Shotaです。
今日もお読み頂いただき、ありがとうございます!

前回までに、日本人が英語が話せるようにならない原因は
私的に、大きく分けると
① 日本語と英語がだいぶ違う言語だから
② 英語を話す機会がないから
③ 英語を話す機会を活かせないから

の3つだとお話しました。

①については、日本人の多くはある程度学習済みであり、


②についても、実はそれなりに以後を話す機会はある
でも、英語が話せない、というお話でした。

今回からはメインの
③の「英語を話す機会を活かせない」のお話をしていきます!

突然ですが、皆さんは
英語が話せるようになりたいですか?
英語を使って、外国人のお友達とおしゃべりしたいですか?
これからの時代には英語力は必要だと思いますか?

そう聞かれたら
日本人なら、多くの人が「はい!」と答えると思います。
きっと、そんなこともあって、
自分の子どもには早いうちから英語教育しなきゃ!
ということで、英会話スクールや英語教室に
通っているお子さんもたくさんいると思います。

実際、早期英語教育には、
発音や語彙力の向上という意味では
効果的なものだと思います。

しかし、本当に英語教育を早くから始めれば
日本人の英語話せない問題が
解決するレベルなのか言うと、
私はそんな単純なものではないと思っているんです。

実は日本人には英語を学ぶ上で
「決定的に欠けている力」
があります。

それが、
「日本語で伝える力(コミュプレ力)」
なんです。

え?日本語?って感じですよね 笑
少し長くなりますが、
具体例を挙げながらお話しますと、

先日、ある日本人の英語の先生(JTE)と
英語ネイティブの先生(ALT)が夏休み明け、
久しぶりに会った時の会話が以下のようなものでした。

ALT:Hi ! How was your summer vacation ?
 (やぁ、夏休みどうだった?)
JET: Hi. Yeah ! It was good. Fun !
 (やぁ、良かったよ。楽しかった!)
ALT:Ah...OK.

何気ない会話で、英語自体には何の問題もありませんし、
日本語で考えてもよくある話し方です。

皆さんはこの会話の問題点がわかりますか?

実は、ALTの問いに対し、JETの先生の答えが、
「良かった、楽しかった」という印象のみで、
そこには、「楽しかった」理由もエピソードも、
その時の感情も含めて一切続きの話がなく、
「良かった、楽しかった」だけで
話を終わらせてしまっているのです。

正直、ALTが聞きたいのは、その先のエピソード話であり、
その話から話題が転換していくための質問だったはずですが、
ALTも思ったようなリアクションが答えが返ってこず、
「OK」で話しを終えてしまいました。

もちろん、この先生は、高校の英語の先生ですから
英語力には何の問題もありません。
でも話を続けませんでした。

皆さんは
どうして
このようなことが起こると思いますか?

それは、
そもそも
日本語でも、
「話そうと思うことがないから」
「話すことがまとめられてないから」
なんです!

話すことや、日本語自体が、
頭の中に浮かんでこないから
英語での話も続かないんです。

みなさんは、
「夏休みどうだった?」
と日本語で聞かれたら、
何と答えますか?

「楽しかったよ。家族と海にキャンプに行ったんだ。昼は海で泳いだんだけど、そこの海はとっても水が透き通ってて、魚も手で捕まえられそうなくらいたくさんいてとってもきれいだったな。それから夜はBBQして、お肉食べたりお酒飲んだり、最近忙しかった分、いい気分転換になったよ。やっぱりBBQは味も香りも雰囲気も最高だな。炭で焼く肉はめちゃくちゃおいしたかったよ。久しぶりに家族でワイワイ楽しんだり、綺麗な星空を眺めたりして、充実した一日だったな。あなたも今度そこのビーチに行ってみるといいよ!昼の海も夜の空も、とってもきれいで癒されるから!場所はね・・・」

のように、
質問に対して、
その時の光景が目に浮かぶほど
状況や感情を描写できる人は
どれくらいいるでしょうか?

「あ~、楽しかったよ。○○したよ。□□もしたかな。」
くらいで話が終わってしまう方の方が
多いのではないでしょうか?

実際、
「よほどのことがない限りは、
日本人は自分の話をしようとは思わない」
ですよね。

たとえ話したとしても、
「質問の答えを一言で片付けてしまう」
ことはよくあります。

でも実は、
先に挙げた、描写上手な話し方こそが、
グローバルタイプの人の話し方であり、
英語を話す時に必要な話す力なんです。

「どんな相手にも伝わるように話す」
「海の魅力やキャンプの楽しさがわからない人にもわかるように話す」

これが
グローバルタイプのコミュニケーションであり
英語です。

英語はこのような
わかりやすい描写や思い、感情を伝える中で
発展してきた言語
です。

その英語を使いこなすには、
描写したり、説明したり、感情をしっかりと表現することが
大切なんです。

もちろん英語のネイティブスピーカーが
毎回、上記のような細かい話し方をする訳ではありませんが、
彼らは、求められればこのような内容をスラスラと話してくれます。

一方の日本人はと言うと、
あまり、考えを細かに説明したり、
大げさな感情表現をしない
察する文化が日本人ですので、
日本語でも説明したり、
感情表現をしたりするのが苦手です。

実際、いざ話すように求められてもなかなか言葉が出てきません。

私なんかも以前はそうだったと思います。

でも苦手だからと言って、
日本語でも言いたいことが出てこないのであれば、
英語で出てくるはずもありませんし、
英語を話す練習にすらなりません。

それは、つまり
「話す機会があっても活かすことができない」
ということになっちゃうんです。

「伝えたい思い」
があって初めて
「英語という言葉は活きる」のです。

それではどうやったら、
このようなタイプの話し方ができるようになるのか。

もちろん何もしなくても、
このような表現力のレベルになれるわけがないんですね。

普通の日本人は、
普通に育つと、
後者の「話すことがないタイプ」や
「何言っていいかわからないけど症候群」
になってしまいます😵

グローバルタイプのコミュプレ力は、
これまでお話ししてきたように、
自然と身につくものではなく、
訓練することで身に付けることができるということでしたよね(^^)

そしてこの
グローバルタイプのコミュプレ力を身に付けることが
結果的に、その後の
「英語を話す機会を活かす」ことにつながるんです!

どうでしょう?

ここまでくると、
「幼少期の日本語コミュプレ力が、英語力に繋がっていく」
というのがわかってきますよね^ ^

大事なことなので何度でも言いますが、
英語で話が続かない理由は、
「話すことが日本語でもまとまっていないから」でもあるということです。

「英語を話せるようになりたければ
一言で答えてしまう癖から
脱却しなければなりません。」

英語の知識を十分に持っている英語の先生ですら
上記のようなことが起こるのですから、

子どもに英語が話せる日本人になってほしいと思うのなら、
まずは、日本語力から高めていくのが大切
だとわかりますよね。

英語力は、あくまで思いを伝えるためのスキルや道具ですので
言葉で思いを伝える力を育てるのが先であり、
順番としては、その次に来るもの
なんです。

そして日本語で話す力を高めるために、
親子での会話の質を上げたり、
親子deコミュプレ教育しよう!

ということなんです!(^^)

これから必須の英語力を身に付けさせるためにも
これからの子ども達には
日本語コミュプレ力をまずは高めていきことが
大事ですよね!

話したいことは、まだいっぱいありますが、もう十分長いので😁

今日はこの辺で。
今日もお読みいただきありがとうございました(^^)

A good relationship starts with good communication!
(良い人間関係は、良いコミュニケーションから!)
日本の子育ての変革に貢献していきます^^

Shota.T

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