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読書 とんでもなく役に立つ数学 西成活裕著

「とんでもなく役に立つ数学」 西成活裕著
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5年前に大阪出張中に読んだ本ですが、
前半40ページの出だしでなるほどと思ったことをまとめておきます。


数学は、答えが最後に一つになるとは限らないという話の中で。
1段階は必ず正しい。 「Aは、Bである。」コレは誰しも認める。

続く内容が、
「Bだから、Cである。」「CだからDである。」
とつづてもいいし、
「Bだから、Eである。」「EだからFである。」
となってもいい。それぞれ1段階は正しい。
でも、最終的に、 「Aは、Dである。」 というのと、
「Aは、Fである。」というのは、まったく違う可能性がある。

ということが書いてあった。
なるほど、と思ったと同時に、
これで、人を誘導することも出来るなと思った。


ここから先は、私の記述w

1.電磁波には、X線も含まれる。X線は、遺伝子に損傷を与える。遺伝子に損傷を与えるため発がん性を持つ。だから電磁波は危ない。

2.電磁波には、赤外線も含まれる。もちろん、遠赤外線も赤外線の一種である。遠赤外線を用いた健康器具もある。ということで電磁波は健康にいい。

3.電磁波には、波長の長い電波もある。電波は、放送など長距離の情報送信に使われる。それは、テレビやラジオの電波として使われる。また地球上に常に多くの電磁波がある。可視光線も、電磁波の一つである。だから、電磁波は、体に影響はない。

どれも、1段1段は間違っていない。でも、最終の答えが違っているw

つまり自分の商品を売りたいからとか、自分の考えを押し付けたいからと、実はこういうことがまかり通っている。

実際には、電磁波には波長があり、波長の長さによって周期によって
様々な特徴があり、その特性を利用して、色々な商品ができている。
ということです。

数学は論理的に人を操ることもできる。

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